白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

そばの会便り

2023年04月30日 20時45分04秒 | 日記
地域でそばの会を始めてからこの五月で四年目になる。
月に一度蕎麦の会便りを発行してきた。
A4版で一枚の小さな新聞だが、それなりに努力して発行を続けてきた、



ブログをはじめ、世の中横書き全盛だが、私はどうしても縦書きにこだわりたい。

そばの会便りは五月一日で第三十号になった。
読者はほとんど高齢者の為、文字は大きい方がいいのだが、そうすると文字数が少なくなり書きたいことも書けなくなってしまう。
そんなジレンマを抱えながら、自分でもそんなに書く材料があるのか?と思うのだが、それでも書き続けている。
リレーエッセイというコーナーを設けてある。
これは我ながら秀逸な企画だと思う。
もちろんそば打ちの事でもいいが、そばとは関係ない趣味の事、日々の暮らしの事など自由に書いてもらう。基本的には書き手がリレーしていく。
書きたくない人もいるので同じ人が何回も書くことになるが、続けて書いてもらう事のないようにしている。
ここは団地なので人間関係が希薄。
互いのことを良く知らない。
リレーエッセイで『ふーん、こんな人だったんだ』と改めて知ったりする。
そば粉を繋ぐように人間同士を繋いでいく役割を果たしている(と思っている)。

編集作業は大変だが、楽しい。


バラバラ事件

2023年04月29日 21時40分19秒 | 日記
何と言ったらいいのだろう。
首を切り落とされ、脚も切り落とされ、胴体が残った。
その現場写真がこれだ。

犯人は、私だ。

生前の姿。

だが、これで死んだわけではない。
植物は偉大だ。

情報としてはだいぶ前から知ってはいた。
ハウスがあるので、バラバラ事件を決行することにした。
首を切り、脚を切って土に挿しておくと御覧の通り再生する。
それも二つの頭を持って。
脚も同様だ。
バラバラ事件によって、一つのものが二つになる。
すなわち、枝豆の収量が倍になる。

最初は死んでしまうかと思って、二体だけ生体実験をした。
その結果見事に復活した。
『八十八夜の忘れ霜』。太陽暦では五月二日頃。
このゴールデンウィークは菜園作業。

ワィンディングロード

2023年04月28日 22時16分17秒 | 日記
標高560メートルの我が家からわずかな時間で2000メートルまで駆け上がるワインディングロードがある。
万座温泉を経て志賀高原に抜ける道だ。
ちょっとしたミスからバッテリーが上がってしまい、充電の為にこのワインディングロードを駆け上がった。
雪の多い年はまだ冬季閉鎖中のこともあるが、今年はもう開通していた。
県境はもう1900メートル近い。
夏場はとても涼しくていいが、今はまだ残雪もあって寒い。
今回は県境まで。
あと一ヶ月もするとタケノコ(クマザサ)採りで賑わうのだろう。
善光寺平が一望出来て、後立山連峰が屏風のように立っている。
もう少し暖かくなったら万座温泉に入りに行こう。
このセローは三十年以上前のバイク。
電子制御ではなくキャブレターで燃料を供給している。
セロー自体がもう生産中止になってしまったがいつまでも乗りたい名車だ。
この道路は屈曲が多く急坂で、バイクで走るにはとても楽しい。
次第に自転車、自分の脚と化石燃料から遠ざかってきたが、この急坂はやっぱりバイクがいい。
「坂バカ」の自転車乗りの姿もたまには見るが、自分では登る気がしない。
バッテリーはしっかり充電されていた。



恋人に逢いに行くように

2023年04月27日 22時25分41秒 | 日記
「朝起きるといそいそと、恋人に逢いに行くように」
とカミさんは言う。


二月に作ったミニ温室。
この中で種を播き、苗を育てている。
毎日の成長が楽しみで、見に行かずにはいられない。


サラダ菜の高さが低くなっていて違和感を感じた。
根元が千切れていた。


根元を掘ってみると犯人がいた。
夜盗虫(ヨトウムシ)。
こいつは柔らかいサラダ菜が大好物。
かわいそうだが処分。

こんな風に好きなことだけで毎日が過ぎて行けばいいが、そうは問屋が卸さない。
区の役員になって住民センターや大きな公園の管理も私の仕事になっている。
区には二台の除雪機があり、昔は燃料が軽油だった。今はガソリンに変わっている。
前の軽油が十リットル缶で二缶残されたままになっている。
軽油は保存期間六ヶ月。もう何年前のものか分からないが、処分しなければならない。
燃やしてしまえという声もある。危険だ。環境にも良くない。
業者に引き取ってもらえば?  費用が掛かる。
ネットで調べてみると四十度以上にならないと気化しないとある。
それでも、匂いはするのだから蒸発はしているのだろうと、使わなくなってフライパンに入れておいた。

夕方見たら空になっていた。
蒸発するではないか。


環境的にはどんな影響があるのだろう?
気にはなったが、燃やすよりはずっといいだろう。

前の役員は何故もっと早く処分しなかったんだ。
内心で呟きながらもちろんそんなことは言いはしない。
地域では協力し合いながらモノゴトを進めていくしかないのだから。





花咲く庭で

2023年04月26日 20時41分13秒 | 日記
四月になって、庭で色々な花が咲いた。
イギリス庭園などとは程遠い山野草中心の庭園。


翁草が一株。

イカリソウは群落。

リンゴの花。

世帯数180ほどのこの団地の庭は、ほとんどアスファルトかコンクリートで固められて、草すら生えないところが多くなった。
狭い庭だが、何本かの樹木と山野草と、ビニールハウスと、趣味の小屋、小さな畑まである。こんな家はほとんどない。
せっかく田舎に住んでいるのだから、土を大事にすればいいと思うのだが、草取りなどが大変なのだろうか。
残念なことだ。