地域でそばの会を始めてからこの五月で四年目になる。
月に一度蕎麦の会便りを発行してきた。
A4版で一枚の小さな新聞だが、それなりに努力して発行を続けてきた、
ブログをはじめ、世の中横書き全盛だが、私はどうしても縦書きにこだわりたい。
そばの会便りは五月一日で第三十号になった。
読者はほとんど高齢者の為、文字は大きい方がいいのだが、そうすると文字数が少なくなり書きたいことも書けなくなってしまう。
そんなジレンマを抱えながら、自分でもそんなに書く材料があるのか?と思うのだが、それでも書き続けている。
リレーエッセイというコーナーを設けてある。
これは我ながら秀逸な企画だと思う。
もちろんそば打ちの事でもいいが、そばとは関係ない趣味の事、日々の暮らしの事など自由に書いてもらう。基本的には書き手がリレーしていく。
書きたくない人もいるので同じ人が何回も書くことになるが、続けて書いてもらう事のないようにしている。
ここは団地なので人間関係が希薄。
互いのことを良く知らない。
リレーエッセイで『ふーん、こんな人だったんだ』と改めて知ったりする。
そば粉を繋ぐように人間同士を繋いでいく役割を果たしている(と思っている)。
編集作業は大変だが、楽しい。