白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

秋野菜の準備

2024年08月20日 19時57分01秒 | 日記
朝6時5分前、村落から300メートルくらい外れた道路でクマと遭遇。
車に乗っていたので怖いこともない。
クマは道路の横にある河の草むらに消えた。
民家の近くだし、一応役場に連絡した。
『まず、お名前は?』
『電話番号は?』
『住所は?』
宿直の人に罪はないが、それこそ尋問を受けているようで気分が良くない。
(こちらは善意で一応知らせているだけなのに)
ぼくは結構難しいヒトなのだ。

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今日は農夫。

  
何とモロコシが荒らされている。
電柵を張ってあるが、夜間モードにしてあるので夜と朝のはざまに忍び込んだのかも。さっそく4時間モードに切り替え。
わずかな被害で済んだ。
千葉に住む孫達に二十数本チルド便で送った。

もちろん無農薬。
中には虫が入っているものもあるが消毒が入っていない方が良い。

まだまだモロコシが残っている。

畝を作り

大根の種を播いた。
おでん大根、総太り大根、沢庵大根。
本来はこのように3粒ずつ播くのだが、これまではもったいなくて1粒ずつ播いていた。
作り過ぎないよう釘を刺されているので、教科書通り3粒播く。

38坪ほどの畑に8月2日に播いたそばが見る間に育っていく。
秋野菜の準備で充実の日々。




夏の終わり

2024年08月18日 20時25分11秒 | 日記
お盆が過ぎると、そこはかとなく忍び寄る秋の気配。
お祭りが終わった後のような寂しさがある。
滅びゆく夏への哀惜の情がある。

否応なしに季節はぼくらを押し流し、紅葉の世界へ連れていく。
やがて雪が降り、真っ白な世界に塗り込められる。
そして草木が芽吹き桜が咲きほこる。

また夏が来てぼくはひとつ歳を取る。
あまり考えないようにしているがあと何回それは巡るのだろう。
若い頃に関わりのあった同じ年代の人たちが何人も旅立った。
ご先祖様だけでなく、そうした人たちを偲んだお盆が過ぎた。

   *****
8月のそば会は4人の参加。
色々な理由で不参加が多かった。

2回目の参加者。

水回しが一番の肝。

この二人はもう手慣れたもの。

前回は孫たちのところに持って行って喜ばれたという。

最初はきしめんだったというが今は立派なそば。

仕事が手早い。

うどんだなと言いつつ...

最後のお茶会。
手作りのそば羊羹と麦茶。

今回は参加者が少なかったのでぼくもそばを打った。


   ***** 
午後、落語会。
春風亭一花、柳亭こみちの女子二人会。
落語の世界で女性はまだまだ新参者。
一花さんは『煮豆』『馬屋家事』
こみちさんは『宮戸川』『おきんためし酒』
楽しいひと時だった。
講談の世界のようにもっともっと女性が活躍して欲しいものだ。
講談と囲碁の世界はなぜか女性の活躍が目立つ。
落語と将棋の世界はまだまだこれからという感じがする。

帰途竜ヶ池に寄った。
ここのおでんは黒おでんといって醤油で味付けしてありうまい。

ともあれ一つの仕事が終わった。
明日は畑作業だ。

ABMORI(えび森)

2024年08月17日 21時23分21秒 | 日記
森を増やそう。
温暖化防止と新鮮な酸素供給のために。

『神宮球場や秩父宮ラグビー場を建て替える明治神宮外苑地区の再開発に向けた計画案は9日、東京都都市計画審議会で賛成多数で承認された。都側は、再開発に伴う樹木の伐採は892本に上るとの見通しを説明。』
再開発でぼろもうけするのは誰だ。

  *****
そこはかつてキャンプ場だった。
志賀高原のシンボル、笠岳の北側。
華やかな雰囲気の漂うリゾート地の一角。
今、そこにはABMORIがある。


市川海老蔵の名を冠した森。
海老蔵自身の様々な問題は横に置いて、森作りにかかわっていることは大きく評価したい。


人々を集めて植林するための苗木。

樹は大きく伐採、剪定しない。
草は根こそぎ取り抜かず、裸地を作らない。
隣の畑は『草一本も許さない』。うちの畑は草と共存。

秋に作付けのために一部を耕した。
刈り取った草は積み上げてたい肥にする。
家庭菜園の大体の野菜は肥料過多のメタボだという。
自然循環型の、自然に負荷をかけないようにしたいものだ。


裏山散歩 笠岳

2024年08月15日 21時19分04秒 | 日記
79年目の終戦記念日。
戦争を起こしたのは誰だ。
戦争で設けたのは誰だ。
喜ぶのは軍需産業と名誉と権力欲にまみれた者たちだ。
泣くのはいつも庶民。

お盆。
高校野球の熱戦が続いている。
もう一つ日本アルプス銃弾レースが行われている。
富山の日本海から北、中央、南アルプスを経由して静岡の駿河湾迄、415キロのレース。8日以内に完走がルール。11日午前零時からスタートして、今先頭は365キロ付近まで到達している。残り50キロ。
GPSで位置がリアルタイムで確認できる。
前回2022年の覇者が今回もトップ。
ほとんど寝ないで山を走り続ける。超人を通り越してもはや狂人、いや驚人としか言いようがない。
いずれテレビで放映されるだろうが、早く見たい。

朝6時を少し過ぎたころ、電話が鳴った。
誰だ、こんな朝早く、と思いながら電話にかみさんが出るとこの9月に80歳になる友人のK子さん。
明日、雨の予報なので、笠岳今日にして欲しいという。
7月、楽しみにしていた鳥海山が、梅雨末期の大雨で7号目くらいまでしか登れなかったということで山に飢えている。

で、今日登ることに。
笠岳は標高2,076メートル。立派な2,000メートル峰なのだ。
ところが車で1,900メートルまで行ける。
ちょっとした散歩感覚で行ける山なのだ。

ゆっくり歩いて登り40分。
ガシガシ登っていけば11分。
ぼくも足を痛めているし、今日はゆっくりペース。





この山は階段がきつい。
何段あるか数えたこともあるが今はもう忘れてしまった。



頂上直下には岩場もあって楽しい。
登山者の中には怖くなってここで引き返す人もいる。


山頂。

晴れていれば360度の展望。


慎重に下る。
最近の山の遭難は転倒による骨折と体力不足による行動不能が圧倒的に多い。

帰りは志賀高原の高天原に立ち寄りヤナギランを見る。
ラストランでジェラートとピザを食べる。
お盆だというのに人影は少ない。
嘗ての賑わいを知るものとしては寂しい限り。

湯田中駅前にある楓の湯で汗を流しまったり。
入浴料300円がうれしい。

人出が多いメインの山になぞ出かける気にならず、地元の裏山で楽しい一日を過ごした。


秋来ぬと

2024年08月08日 20時34分15秒 | 日記
秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる  藤原敏行

昨日立秋。
もう残暑お見舞い申し上げます、となる。(出さないけれど)
南の方で大きな地震。被害にあわれた方、お見舞い申し上げます。
お世話になった民宿開聞のご夫婦と宿は大丈夫だったかな。

さて我身は、一昨日の左足の故障で地面に足を着けない状態だったが、今日からかかとを浮かせて足が着けるようになった。
自転車になら乗れる。
早速畑に行ってみた。


数日前に播いたそばの芽が出ていた。
四十坪弱の面積だが、畝を作って播くには広すぎるということで、種をばらまいて豆トラでかき回す方法にした。
深さや密度がバラバラになり、均一には芽が出てくれないだろうと心配していたが、やはり過疎地と過密地がある。
深く埋まった種がこれから出てくるかも知れず、様子を見ることにする。

その後自転車で小布施に行った。
ほとんど下りで、『下り坂最高!』
十時頃で、観光客が来るのはこれからだ。
街中のジェラート屋で栗ソフトをゲット。


その後あけびの湯へ。
小布施の街並みと雲の中にある飯縄山。

肉をあまり食べないぼくは、サバの味噌煮定食。

サウナに入り水風呂で足を含めた体を冷やす。スッキリ。

その後、二ヶ月に一度のあけび寄席。
入場料七百円で風呂も入れて落語も聴ける。
lineのお友達登録で三百円割引が当選していたので四百円。
演者は三笑亭夢花さん。
古典の『抜け雀』と新作の『エンゼル』。一時間ほどの高座。
評価は書かない。
ただ、常設の寄席もないこの田舎ではとてもありがたいことは間違いない。

その後また温泉に入り四時過ぎに帰途についた。
標高差二百八十メートル位。
自転車をこぐのには何の問題もない。かかとが浮いているので痛くない。
しばらくは自転車がメインになるだろう。

高齢者はエアコンの効いた部屋で静かにしていろという同調圧力がある。
これはもっともなところもあるが、僕は熱中症予備軍を大量に作っているのではないかと、やや怒りをもって思っている。
日がな一日涼しいところで快適に過ごしている人が、買い物や通院でやむなく外出せざるを得ない時、酷暑の屋外に出ればそりゃ熱中症にもなるでしょう。
『暑熱適応』『暑熱順化』のことをなぜもっと言わないのだろう。
高校球児が暑さの中でもほとんど倒れないのはただ若いからだけではない。
暑熱適応しているからだ。
高山病の同じだ。高度順化していれば高山病は防げる。
二週間少しずつ暑さの中で体を動かせば体が暑さに耐えられるようになる。
『熱中症アラートが発令されました。適切にエアコンを使用して身を守りましょう』
バカみたいにそんな放送を村は流している。
寝たきりに人や歩けない人はそれも当てはまるでしょう。
すべての老人がそうではない。
足を今痛めているからと言ってエアコンの効いた部屋で高校野球やオリンピックだけを見て過ごしているつもりはない。

さて、明日はどこへ自転車旅をしようか。