僕が読者登録しているブロガーさんの何人かが、最近書く意欲が失せてしまったとか、書けなくなってしまったとか、一区切りつけたいとか、そんな風に書く。
確かに、毎日何かを書かなければならないとか、意味のあるものを書かなければならないとしたら、他に仕事や生活を持っている人には大変なことだ。
だから、単なるつぶやきが流行るのだろう。それはそれでいい。だけど、ちょっと軽すぎて、僕はつぶやかない。
書きたいときに書く。書きたいことを書く。誰にあててということもなく、ただ思いを綴る。時には情緒的だったり、政権批判だったり、趣味の話だったり。
昔からよく言われていることだけれど、力んではいけない。実力が発揮できない。これは、スポーツの世界だけではない。ブログの世界でもそうだ。
分かったようで分からない、この力を抜くということの難しさを、僕は今行っているランニングの中で日々感じている。
今日は10キロを平均時速11.2キロで走った。この中で、早く走ろうとすると、肩に力が入り、脚全体に力が入る。それに気づいて、いかんいかん、脱力脱力と呟きながらフォームを修正する。すると、ストライドが伸びる。腕も自由に振れる。腰の回転が良くなる。結果的にスピードが上がっている。
ゆらゆらと揺れながら立っている老人が、ほんのわずかな動きで相手の攻撃をかわし、何の力も入っていないかの如き佇まいで、その場を圧倒している武術の達人。そんなイメージをりそうとする。必要な時だけ、必要な力を入れる。これこそが一番の要。体も心も柔軟でしなやかであることが必要だ。
僕の趣味の一つ、漢字パズル。
これまで、何度も全問正解を繰り返してきた。
だが、当選してプレゼントをもらったことなんて一度もなかった。
なぜだか、自他ともに認めるとても籤運がよくない人なのだ。
それが、今回当選した。たとえ、高価なものでなくても、当選したことが、とてもうれしい。
うれしいといえば、北信濃の我家の山野草園(そんな大げさなものではないが)でいちげのはなが咲いた。
千曲市のあんずの開花宣言が出た。
桜よりちょっと前に咲くピンクのじゅうたんのようなあんずの花畑は、とても見事だ。
真田家ゆかりの松代へ、毎年あんずの花を見に行く。
背後に、奇妙山、尼厳山(あまかざりやま)があって、この時期に山の上から見下ろすのも一興。
東海道歩きから帰ってきたら登りに行こう。
春になって、ミツバチたちも盛んに花の蜜を集め始める。
そのはちみつを分けてもらおうと、ミツバチの巣箱を作った。
巣箱を置かせてもらう場所も決まった。
『貸し間アリ 入居者募集』の看板を出しておこう。
そういえば、昔読んだ詩編の中に、『こころには いつも 貸し間アリ の看板が出ている』というフレーズがあったな。どうでもいいことだけれど。
繰り返して言うが、年を取ると、力んではダメだ。意識して、繰り返し繰り返し、不要な力を抜かないと、何もできなくなる。
ヨガで前屈をするときもそうだ。力ずくで倒そうとすると曲がらない。力を抜くことですっと曲がる。
少しは僕も達人の域に近づいたかな?もう、残り少ない人生だから、そろそろまとめに入らないと初心者のまま終わってしまう。
今日の走行距離 10.0キロ。 3月の走行距離 254.0キロ。
3月の月間走行距離250キロ以上という自分との約束を果たせてホッとしている。
明日から東海道歩きの旅に出る。桜の下を歩くのだろうな、うきうきと。