白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

待ちに待った休日

2012年07月22日 23時14分32秒 | 日記

再就職して初めての日曜日

朝から畑の手入れ。

 

無農薬の野菜たちがたくさん採れる。

草もたくさん生えているが、もう気にしない。

伸びたら刈る程度でいい。

草は敵ではない。野菜たちと共に生きる仲間だ。

今はそんな風に思う。

 

畑仕事の後は餃子作り。

菜園で採れたキャベツをメインにシソの葉、ネギ、インゲン、にんにく、しょうがを使って餃子作り。

好きな野菜を入れて餃子の皮で包めば簡単にできる。

夏バテ予防にとてもいい。もちろん味もバッチリ。

 

昼寝の後はそば打ち。

 

そして豆腐作り。

大豆と、青豆の二種類を作った。

青豆の豆腐は特にうまい。

 

 

畑で採れたナスやじゃがいも、いんげんの天ぷらを加えての夕食。

『お店が開けるね』

かみさんが言う。

小麦粉とそば粉以外はみんな自家製。

毎日時間をかけて自分で作る、ゆったりとした時間が森の中で流れる。そんな暮らしをしてみたいと思う。

再退職したら、今度こそそんな暮らしができるように準備しよう。

石窯も作ってピザやパンも焼きたいと思う。

まあ、当分は夢だ。

 

夜、この地はとても涼しくなる。

気温24度。湿度85%。

ランニングが気持ちよくできる。

先日事故で死者が出た場所は、これまで定番のランニングコースだったが、さすがにしばらくは通る気になれない。

違うコースを一時間ほど走った。

長野市、須坂市の夜景が眼下に見える。

多分『ゆるラン』という言葉が既にあるのかもしれないが、まさにゆるく、ゆったりと一時間も走れば体脂肪も燃える。

無理をしない、気持ちよく走る。この二つが長続きの極意。

 

休日はあっという間に過ぎ去ってしまった気がする。

再就職第二週が始まる。

一年は五十四週。残り五十三週。

とりあえず一年を目標にがんばろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


入社3日目

2012年07月19日 23時01分17秒 | 日記

 

再就職3日目。

今度の会社は太陽光発電の仕事をメインにしている。

ぼくの部署はその設計、施工管理。

同じ建物に30人近くいるが、会社組織が複雑で、関連子会社が複数あって、よくわからない。

一応みんなに紹介されたが、もちろん名前など覚えられない。

ぼくのいるところは事務所の一画に四つの机が並んでいて、そこにはパソコンが並んでいる。

タイムカードは無くて、出退勤はすべてパソコン入力。IT化が進んでいる。

今のところの仕事は設計図の作成。一日中パソコンとにらめっこだ。

今日は新入社員教育の日。

本当は一日かけて教育を受けるのだそうだが、『人事部長と相談して1時間ほどで済ませても大丈夫だろうということになった』と教育担当部長が言った。

まあ、新卒じゃないんだから大丈夫だろう、多分。うん。

 

仕事が終われば、自分の時間。

家庭菜園では野菜たちがすくすくと育っている。

 

無農薬の新鮮野菜とジョギングで、体調管理は万全。

体重56.6kg。体脂肪率12.7%。

血圧111/66。

ちなみに気温26度。湿度75%。

 


避暑

2012年07月16日 21時53分52秒 | 日記

暑い暑い日だった。

代々木公園を始め、全国各地で反原発の集会が行われた。

先日刈羽原発の見学に行った時のことだ。

原発の展示館で東京電力のおねえさんが親切に色々説明してくれたけれど、小指の先ほどの燃料で何千世帯分もの電力が賄える。

まさに化石燃料に替る夢の代替え燃料のように思わされてしまう。

だけど、そこで使われた燃料の処分の方法が無い。そのことは致命的。それが上手くぼかされてしまう。

そのようにして安全神話は作られていった。

 

だから、原発反対の意思表示で、集会に参加すべきだったのだ。

そんな後ろめたさを感じながら、ぼくは暑さを逃れるために、標高2,000mの志賀高原に行ってしまった。

人間の世界の原発問題や、いじめ問題、消費税増税問題、オスプレイ配備問題を他所に高山植物は可憐に咲いていた。

明日から仕事だし、息抜きも必要だ。

夕方家に帰ってニュースを見ると、長野駅前は38度になっていた。

夜、知り合いがそこで行われた反原発の集会とパレードに参加してきたとその模様を語ってくれた。

やっぱり心が少し痛んだ。

この次はきっと行こう。そう思った。


ご褒美

2012年07月15日 23時25分16秒 | 日記

古くからの、ご婦人の友人がいる。

ボイラーと消防設備士の国家試験に受かったらご馳走してくれると、約束してくれた。

そんな風に応援してくれる気持ちがうれしい。

今日がその日。

危険物の試験に受かった時も御馳走になった。

8年前、脳梗塞で倒れて左半身に麻痺が残った。

それでも、リハビリ友の会や合唱団や民商の活動などに忙しく飛び回っている。

今日は彼女の退院記念日でもある。

飯山市で採れた野菜を使った健康に良さそうなメニュー。

手をかけて丁寧に作られた料理。

味も申し分ない。

店の名前は心幸食と書いてしんこきゅうと読ませる。

飯山城跡のすぐ前にある。

 

『今度、お宅の庭で焼き肉をやりたいね』

彼女が言った。

『短い夏が行ってしまわないうちに』

ぼくが答える。

『くにこさんと、蕎麦を食べに行こうね』と話してるんだ』

『どうぞ、どうぞ、いつでも。できれば新蕎麦の頃がいいな』

ぼくにできる恩返しはそれ位だ。

 


新しい挑戦

2012年07月13日 22時37分00秒 | 日記

昨年8月にリタイアして、今年1月から半年職業訓練校に通った。

その間危険物乙4類、2級ボイラー技師、消防設備士甲4類の国家試験を取った。

充実した日々だった。

そして、来週から就職することになった。

また新しい人間関係を築いていかなければならない。

仕事そのものは太陽光発電の設計、施工管理なのでそれほど心配していない。

1年契約の嘱託社員という身分だし、何よりも仕事第一にはしないつもり。

もうさんざんやってきたのだし、そろそろ人生を楽しむことも許されよう。

この間、自家栽培の大豆で豆腐を作った。

濃厚な味でとても旨い。

菜園の野菜たちもそろそろ収穫。

新鮮な野菜中心の健康生活。

運動だってほどほどにやっている。

 

自信があった。体に悪いことなんか何もやっていない。

ところが、初めて受けた人間ドッグ。

なんと、高血圧の診断。

146/106。その時は何度測り直しても下がらなかった。

家庭用の血圧計を買った。

朝、晩測ってみた。

朝の平均値。127/77。

夜の平均値。120/72.

正常の範囲。

してみると、あれは白衣高血圧だったのだろうか。

特別にきれいな看護師さんがいてドキドキしていたというわけではないのだが。

日常生活の中で、それでも努力してきたことがある。

塩分を摂り過ぎないようにすること。

できるだけ歩くこと。

そして食べ過ぎないようにすること。

体重は5月には59kgくらいだった。

現在57kgほど。

体脂肪率は16%台から14%台になった。

高血圧の他にもう一つ言われたことがある。

悪玉コレステロールの値が高い。

メタボではないし、運動だって十分すぎるほどしている。

肉類なんてほとんど食べない。

生活習慣の見直しと言われても直すべきところなんて何もない。

人間ドッグの、その時だけの瞬時的な値なんてそれほど信頼するに足るものではないのかも知れない。

そんな風に思いながらも、一方で何とか改善する法はないものかと考える。

ぼくはなによりも自然治癒力を信じているし、近代医学を全面的に否定はしないが、できるだけ薬には頼りたくないと思っている。

無農薬の新鮮な野菜には、薬をしのぐ大きな力が宿っていると信じる。

人間は薬など無い時代からそれを食べて暮らして来たのだから。

 

明日はアルバイト。

そして、17日からは新しい職場に行く。

ランボーは言う。

 

『なにはともあれ、新しい時というのは厳しいものだ。

燃える忍辱の衣着て街に入ろう』

新しいことに挑む時、ぼくは決まってこの一節を思い浮かべる。