白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

裏山散歩 万座温泉熊四郎山

2024年09月10日 22時16分46秒 | 日記
裏山散歩第3弾。
自宅から山道を登っていくと上信国境を越えて万座温泉に着く。
標高1800メートル。涼しい。
ここに熊四郎山がある。


ここには遊歩道がある。
足のリハビリにはちょうどいい。


熊四郎山。

りんどう。
りんどうと言えばぼくらの世代は島倉千代子のりんどう峠。

熊の生息地帯。

シラタマノキ?。



ブルーベリー。


空気が薄いとかみさんが言う。

遊歩道の最高地点にこの岩がある。
ここを通り抜けるのは一苦労。今回はやめておく。

万座温泉のホテル群。

そこはかとなく秋の気配。


今年の紅葉は美しく色づくだろうか。




この季節の空の色が好きだ。


湯畑。

りんどうがたくさん咲いていた。

温泉。




永六輔のいい湯だなの句碑。

近くには大きなホテルもいくつかあるが、昔ながらの湯治宿。
このひっそりとした感じがいい。
大きな温泉は貸し切り。
大きな温泉は1,000円。ここは500円。
安くて助かるというのもあるが、少しでもこうした宿の助けになればという気持ちもある。
大きな人がたくさん来るホテルにはもう足が向かない。


  *******
最近の山の遭難をニュースを見て、『おや?』と思う。
この夏、少し前は疲労で行動不能というのが多かった。
ここに来て、転倒による骨折が異常に増えている。
それもそれほどの老人というわけではない。
何が原因なのだろう。
それも、それほど難しいコースではない。






裏山散歩 横手山

2024年09月04日 21時11分52秒 | 日記
前回の笠岳に続いて裏山散歩は横手山。
標高は2,307メートルあるが、滋賀草津ルートで2,000メートル以上まで車で行ける。
足を痛めて約一ヶ月、だいぶ回復してきたが、まだランニングは10分くらいしかできない。
が、山には登れるという不思議。

夏山リフトもあるが、歩いても30分くらい。



心地よい草原。









かたはらに 秋草の花 語るらく 滅びしものは なつかしきかな 
                         牧水

滅びたものは若き日の儚い憧れだろうか。今はもう衰えてしまった体力だろうか。

山頂ヒュッテ。

日本一高いパン屋。(値段も)
500円のハイジというパンを買った。

中野市の農産物直売所で買ったおにぎり。




少し離れたところにある神社に行く。



ここは良い展望台。


下山。
県境でソフトクリーム。


日本最高所の国道。
自転車乗りの聖地でもある。
今度の日曜日、ここをゴールとしたヒルクライムのレースが行われる。

白根山方面の斜面からは噴煙。

帰路の道の駅で。

高原に霧が流れ、花々も夏から秋へと移ろうとしていた。

『高原に夏が行けば 恋も終わると あの人はいつも言ってた♬』
この季節、哀愁を帯びた舟木一夫の歌が自然に浮かんでくる。
夏の終わり、冷たい夜気の中でキャンプファイヤーの灯を囲み、肩を組んで歌ったことや、黙って座ったあのひとの眼にあかあかと残り火が映っていたことなど胸が締め付けられるような切なさで蘇ってくる。
思い出は、まだ『滅びしもの』ではないんだな。

また山に行こう。




#そば畑

2024年09月03日 07時36分41秒 | 日記
台風が直撃!
進路予想図には正にわが村を通過する点線が描かれている。
夜になると何と北に逸れて能登半島を通過するように変わっている。
翌朝は、まさかの関東地方を通過するように変わっているではないか。
翌日はまたわが村を標的にしている。
そんな風に一喜一憂の数日を送った。
それというのもぼくには伊勢湾台風の記憶があるからだ。
台風10号は観測以来最大級の台風で伊勢湾台風に似たコースを取るという。
自分は農家ではないが、周りにはリンゴ、ブドウがたくさん栽培されており、強い風が吹けばひとたまりもない。
わが家ではりんごは秋から冬の欠かせない果物だ。
散々騒がせた結果、和歌山沖であっけなく消滅してしまった。
大きな被害にあわれた地方の方々にはお見舞い申し上げる。
かくいうわが畑でも被害はあった。
特別に強い風が吹いたとも、大雨が降ったとも思われないが、何故かそばが部分的に倒伏していた。
40坪ほどの畑に撒いたそばは、白い花が咲き順調に育っていた。


それが部分的に倒れている。

今回は、種をばらまき豆トラでかき回して種蒔き完了とした。
畝を作り、後で土寄せが出来るようにするか大分迷った。
広いので楽な方を選択してしまったが、それは不正解だったらしい。
来年は畝を作り土寄せをしよう。
来年以降、10月中旬まで台風が一つも来ないという保証はどこにもない。
自分でそばを栽培し、石うすで挽き、そばを打つというささやかな夢を実現するために、せめて20人前くらいは確保したいものだ。
周りの休耕田は,ほとんど300坪くらいあり、補助金を貰ってそばを栽培し、300坪6,000円で機械刈りしてもらっている。
これをすべて手作業で、というのは物好きな...というのは分かってはいる。
思えば、凶作で米が出来なかった時代、飢えを凌ぐために農民はすべて手作業でやっていた。そうした先人の苦労をしのびながら汗を流すのも悪くない。