白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

『禁煙席』っておかしくないか

2014年10月27日 13時45分23秒 | 日記

たまにおいしいコーヒーとかパスタとかを食べたくなって、そういう店に行くことがある。

入口でにこやかな作り笑顔の店員に訊かれる。

『禁煙席になさいますか?喫煙席になさいますか?』

僕はその度に違和感を覚える。

それはなぜなのだろう?

漠然とではあるけれど、かなりはっきりとした嫌悪感だ。

どこででも使われている普通の言い方だが、僕の中で警報が鳴る。

『違うだろう。なんで禁じられなければいけないんだ。僕が何か悪いことでもする可能性があるので禁ずるという表現をしているように感じるではないか。』

禁じられたくなんかない。

もちろん、僕は喫煙者ではない。それどころか、他人の吸うたばこの煙が眼に沁みる、咽喉にもこたえる。

だから、喫煙者と同席したくない。同室にいたくない。

かつては少数者だったが、今では僕らは市民権を得た。

そういう存在に向かって『禁ずる』という言葉を発していいのか!

むしろ、喫煙する人は特殊な人々であって、そうした人々に向かって

『君たちは煙草を我慢できない人たちだから、まあ隔離されたところでなら吸うことを許可してあげようか』

というような上から目線で『許可する』というようなことであってシカルベキダ。

そんなことを思っているのである。

非喫煙者の僕らは普通なので、特に『禁煙席になさいますか?』と訊かれることはない。大手を振って店に入ればいい。

喫煙者は身をすくめながら、『あの、許煙席に案内していただけますか?』と申し訳なさそうに言えばいい。

 

僕はそういう店に入る度にそんなことを夢想するのである。

それとは知らず、作り笑顔のおねえさんは『ご注文決まりましたらそのベルを押して下さい』

などと言いながら去って行く。

 

そんな僕の思いをカミサンに披露すると、

『またか、そんな他には通用しない小理屈を捏ねて。困ったもんだ』

というような表情をあからさまに見せながら、完全に無視するのである。

 

 


真田三代発祥の里を巡る

2014年10月26日 20時41分11秒 | 日記

来年のNHK大河ドラマは『真田丸』だそうな。

その真田氏の発祥の地を巡るウォーキング大会に参加。

まさにウォーキング日和。

数百人の参加者は遠くは北九州、愛媛あたりから、東京、千葉、埼玉、神奈川等関東一円、東海、北陸などから。

かなり年配の人々が多い。

コースは田舎道あり、山道ありの歩きごたえのあるコース。

真田氏ゆかりの地を巡り、3時間15分、22kmを歩いた後、ゴールでは振舞い鍋の豚汁を御馳走になった。

 

 

近くにある温泉が割引になるというので入って来た。

運動の後の温泉は最高だ。

 

行動が満足のいくものであると、それをわざわざ文章にする気にならない。

こんなものにしておこう。


食慾の秋 読書の秋 スポーツの秋 収穫の秋

2014年10月25日 22時10分27秒 | 日記

 フォークリフトの卒業試験が22日に終わって、無事免許を取得することができた。

学科試験に実技試験、久しぶりの試験にドキドキした。良い体験だった。

 

そんな重圧から解放されて、図書館に本を借りに行った。

今回は次の3冊。

 

食欲の秋ということで、アンパンを作り、手打ちうどんを打った。

翌日は餃子を作り、豚汁を作り、十割蕎麦を打った。

 

つなぎを使わず、蕎麦粉だけで、湯ごねでなく水で打つ十割蕎麦は蕎麦打ちなら誰でも目指すひとつの到達点だ。

それほど難しいと言われている。

だが、今回はあまりにも楽に繋がり過ぎて拍子抜けしてい舞うほどだ。

諏訪の高山製粉から仕入れた北海道という銘柄の蕎麦粉。この粉はとても打ち易い粉だ。おまけに新蕎麦ということもあり四十センチ以上の長い蕎麦が苦もなく打てる。

この餃子は家庭菜園で採れたニンニク、白菜、にらを使い挽肉を入れて作った。

この数日で少し体重が増えた。

で、スポーツの秋、明日は上田市の真田幸村ロマンウォーク二十二kmに参加して体を動かしてくる。

 

我家の菜園ではサツマイモの収穫をした。自然薯も採れた。

有難い実りの秋だ。

 


へリコバクター ピロリ (ピロリ菌) の除菌結果 

2014年10月14日 22時11分28秒 | 日記

なる数年前、人間ドッグでピロリ菌がいると言われ、今年の検診で委縮性胃炎があると診断された。

7月に退職したのを機に、ピロリ菌の除菌をすることにした。

放っておくと胃がんになる可能性が高いのだそうだ。

8月に1週間程薬を飲んだ。

そして、今日が除菌が成功したかの検査の日だ。

検査薬を飲む前と飲んだ後の呼気に含まれる成分の違いによって判断するという。

ピロリ菌は強い胃酸の中で生きていくために、アンモニアを出してバリアを作る。

それがco2(二酸化炭素)になって呼気に含まれるのだそうな。

基準値は2.5%。

検査結果は-1.0%。陰性だった。

つまり、除菌は成功した。取り敢えず良かった。

除菌に成功すると食欲が出て体重が増えることが多いらしい。

うーん、この問題はちょっと悩ましい。

たださえ、食欲の秋。おまけにリンゴの季節。果物好きの身には辛い話だ。

今朝の体重 59.9kg     夜の体重 61.4kg

朝 体脂肪率 16.2%    夜 18.7%

このところ、59kg~61kgの間を行き来している。

本来は58kg  15%位が理想なのだが、、、、

これを機に明日から体重、体脂肪管理をしよう。

ランニングも熊の出没騒動で自粛していた。

歳をとるということは、思った以上に多くの税を取られる。

老化税とでもいうべきもの。同じ体力を維持しようとすれば、若い時の等比級数的な努力が必要になる。

サボらずにこれも明日から再開しよう。

今週末にはその数字に到達できるはず?

 

 

 

 


深まりゆく秋の季節の中で

2014年10月11日 21時38分23秒 | 日記

今夜も夜空には欠け始めた月が冴えわたった輝きを見せ、庭先ではコオロギの鳴き声が賑やかに聴こえる。

もう、あきらかに季節は移り変わったのだけれど、日中は太陽の光が暑いくらいに降り注いでいる。

我が菜園では、今秋の野菜達が元気に育っている。

無農薬で化学肥料を使わないで育てている野菜は、時々青虫が付いていたりするが、毒が付いているよりはよほどいい。

何でも有機栽培がいいというのには抵抗があり、そんな風に自分では言いたくないので敢えて有機栽培とは言わない。

そんな風に言ってしまうと、なにか危険で、ちょっと違うぞ、と自分では思う。

この畑は取った草はみんな畑に戻したし、家庭の生ごみも運んで肥料に変えた。

大豆も植えて、大気中の窒素成分を地中に固定した。

石灰も使わず、カキ殻で賛成を中和した。

そんな風にして、生きた土になって来た。

 

ねぎ、野沢菜、白菜、春菊、ホウレンソウ、大根、etc。色々な野菜が育っていて、そのうちの幾つかを収穫した。

白菜、野沢菜は塩漬け、カブは千枚漬け、ホウレンソウは茹でて胡麻和え。

昨年作った大豆で手作り豆腐。きゅうりと人参と玉ねぎを入れたポテトサラダ。飯縄大根の大根おろし。きゅうりのぬかみそ漬け。

今夜の食卓は、ほとんど自分の菜園で採れたもので一杯になった。

たいした料理ではないが、何より自分で作った野菜は安全だし、味も濃厚で、新鮮だ。

栽培し、料理を作るのは時間はかかるが、おかしなことに時間を使うよりはずっといい。

 

村の図書館も最近は利用している。

今回借りてきたのはこの3冊。

一冊は気軽に読めつもの。

次は小説。

もう一冊は、ドキュメントだったり、問題意識が明確な物。

 

 

ちなみに今回返したのはこの3冊。

小説ではないが、『なぜ「小三治」の落語は面白いのか?』は図書館にリクエストして入れてもらったものだ。

自分ではハードカバーはなかなか買えないのでありがたい。

今回は内田康夫の『遺譜』(上.下)をリクエストしておいた。

晴耕雨読が原則なのだが、なかなか雨が降らないので、秋の夜長を読書三昧でついつい夜更かしになる。

出来るだけ様々な分野の本を読むのは、人類は今、どこに到達しているのかを知る為だ。

文化の、政治の、科学の様々な分野で到達した最高点は何処の地点かを知る為だ。

明治維新の時に、それを知っていたのは坂本竜馬であり、勝海舟であり、佐久間象山でありその他の志士達だ。

世界に目を向けて人類が到達した最高地点を見ていた。そこから日本を見た時に徳川の体制を変えざるを得なかった。

しかるに今、安倍君は何処を見ているのだろう。

戦前の日本しか見えていないのではないか。

人類が到達した最高地点の一つが日本国憲法の第9条であることは間違いない。

武力によって紛争を解決するのは時代遅れだ。

同じように原子力によってエネルギーを賄うのも時代錯誤。

俺たちは今人類が到達した最高地点は何処かという意識を常に持っていないと時代遅れになる。

その時点では正答だったことも、時の流れの中で朽ち果てて行かざるを得ない。

頭の中は止まったままでは駄目なのだ。

そうした意味で、読書は欠かせない。