白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

明るい兆し

2016年10月16日 21時45分15秒 | 日記

 先ほど、新潟県知事選で市民と野党の統一候補が勝利といううれしいニュースが飛び込んできた。

野党が統一しなければ勝てないほど肥大化したモンスター。

亡霊内閣と名付けたのはいつのことだったろう。それが、ゾンビになってしまった。

闇の世界の中で、かすかな希望の光を灯したのが、市民と野党の共同だった。

わが村でも、現村長が次期出馬しない宣言を出し、新顔として村議が名乗りを上げた。

村長選は、3期連続の無投票。

村会議員選挙も欠員1の無投票だった。

このままでいいのか。閉塞感が村に漂っていた。

村長選に名乗りを上げたのは自民党丸抱えの、72歳の候補者。

この人物は、戦争法の撤回決議に村会議員の中で唯一反対した人物。

無投票で、この人物を尊重にしてしまっていいのか。

何人かの村議や村の有力者たちが目を付けたのは、村議9期の共産党議員。

35年間誠実に村の為に仕事をしてきた。まだ65歳。

この人しかいない。それが多くの人たちの共通認識となった。

そして、村議を辞職して、村長選出馬を表明した。

全国的な大きな流れの一翼を、この村でも担っている。

11月1日告示。6日投票。

世捨て人のように、趣味の世界に埋没して傍観者でいるわけにはいかない。

登山も、落語会も、家庭菜園も、街道歩きも後回しだ。

 

とは言え、今日は前々から頼まれていた近所の樹木の伐採作業。

これは作業前の写真

 

 

 

 

作業途中の写真。

 

 

 

作業後の写真。

午前中に終了。

 

作業後、飯山市のラージというイタリアンの店に慰労の食事会。かみさんに片づけを手伝ってもらった。

 

 

 

 

パスタもデザートも申し分なくおいしかった。

 

この伐採の仕事もひと月ほど前に頼まれ、宿題を抱えている気分だった。

シルバーに頼むと、随分高い値段になるという。

この前の参議院選挙の時に、話をしに行ったついでにその話になったので、片付けも含めて、1万円でやってあげるという話をしておいた。

ご近所でもあるし、選挙のお願いもすることでもあるし、できることはしてあげようと思った。

もちろん、今回も村長選のお願いはしておいた。

 

* * *

福祉棟の地下も空洞だった

軍事棟の地下はびっしり盛り土

   白樺小舎9条の会

 

 

日本を守るってぇことは

わしらの暮らしを 

   守ることじゃあねぇのかい

ミサイルが飛んでくる前に

   滅びちゃうよ  このままじゃ

   白樺小舎9条の会

 

 

ご隠居さん  するってぇと

よその家に喧嘩を吹っ掛ける一味の

仲間になるてぇことかい

戦争法ってぇやつは

    白樺小舎9条の会

 

 

爆弾を抱えたまま生きていく

なんてできない

原発も戦争法も地雷原

     白樺小舎9条の会

 

 


歴史を逆回転させるのではなく前へ進めよう

2016年10月07日 21時17分09秒 | 日記

オラ達は そう決めたんだ 

もういくさなんかしない

            白樺小舎九条の会

 

 おごるなよ

 そのうち きっと誰かが叫びだす

 『王様はハダカだ!』と

      白樺小舎九条の会

 

 現代の百姓一揆や民衆の蜂起は

市民と野党の共同という形で立ち現れる

            白樺小舎九条の会

 

 『越後屋 おぬしも悪よのう』

 戦争で儲かるのはだれ?

 泣くのはいつも庶民だ

   白樺小舎九条の会

 

えっ 一日138億円!

保育園いくつ作れる?

軍事費を削って福祉へ

それなら活躍できるだろ わたし

日本 生き返れ!

   白樺小舎9条の会


過行く季節のはざまで

2016年10月02日 20時55分59秒 | 日記

暑い日々が続き、そのあと長雨が続いた。

8月から電気工事の仕事が入り、忙しい日々。

家庭菜園も放置しがちで、草の勢いに勝てない。

それでも、大根とほうれん草は何とか蒔くことができた。

今回は野沢菜をあきらめた。

買ったとしても、たいした量ではない。野沢菜漬けは買った野沢菜で間に合わせることに決めた。

その畑とは別に、庭先に小さなちいさな菜園を作っている。

その畑に植えた野菜が元気がなくなり、そのうちに倒れてしまう。

根がほとんどなくなってしまっていた。

掘ってみると、大きなハチノコのような芋虫がたくさん見つかった。

カブトムシの幼虫よりは少し細い。

何だろうと、ネットで調べてみた。

その結果、何とコガネムシの幼虫だった。

1メートル四方の中から100匹以上も見つかった。

移植できる野菜は移植して、土を掘り返した。どんどん見つかった。

3メートル四方の中から数百匹以上退治した。

それでもまだ見つかる。

コガネムシは枯葉に卵を産み付けるという。

それがかえって野菜の値を食べてしまう。厄介な虫だということが分かった。

原因は、腐葉土として使った枯葉に卵が産み付けられていたことだと思う。

無農薬、無化学肥料を建前としているので、このようなことがあるのだと、改めて思う。

生ごみも、落葉もみんな積んで肥料にしている。

この肥料を完熟しないうちに使ったのも、影響しているのかとも思う。

朝に夕に、コガネムシの幼虫退治の日々は続く。

 

もう一つ、暇を見つけては、取り組んできたことがある。

自作の小屋に使うロケットストーブの設置だ。

日曜日の今日も仕事だったが、少し早く終わったので、残された煙突工事をした。

壁にはレンガを埋め込んで断熱することにした。

煙突をつなぎ、ロケットストーブを設置。

そして、待望の火入れ式。

数本の細い薪を燃焼筒に入れ、ガスバーナーで点火。

数秒で赤い炎が奥に吸い込まれる。

良く燃える。とてもよく燃える。

外部の煙突の立ち上がり部がまだ完成していないので、盛大には燃やせないが、暖かい色の炎がやすらぎを与えてくれる。

この小屋は、作業小屋であり、物置でもあり、隠れ家でもある。

この冬、ロケットストーブを燃やしながら、僕は何を思い、何を作るのだろう。

窓の外に舞う雪などをぼんやりと眺め、鉄瓶で沸かしたコーヒーなどを飲むのだろう。

この小屋で、今度登る山の地図を眺め、山道具の手入れをするのだろう。

尾張から伊勢に入る東海道の旅のことを夢想するのだろう。

このロケットストーブは電気もいらず、わずかな木材で効率よく燃える。

被災地で活躍した優れもの。

8月の初めから制作に取り掛かった。

 

 

 

ロケットストーブ自体はすぐに完成したのだが、煙突の貫通部分の構想が決まらず、今になった。

考えて、物を作ることは楽しい。

小屋の外にはたくさんの材木を用意した。

ただ積み方に難がある。長さもまちまちで、きれいに積まれていない。

次の仕事は、長さを切りそろえ、美しく積みなおすこと。

仕事は尽きない。

このようにして、季節は過ぎてゆき、今年も残すところ3か月を切った。

これから秋が深まって、物思う時間が持てるだろうか。