そろそろ

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信のブログ

うんで、はるばるきたぜ、函館。

2010-08-20 21:39:51 | 取材旅行(東北~北海道・函館)


この街の歌い場は駅周辺でなく路面電車で行く
五稜郭公園前。ここのかつてダイエー店だった丸
井の店舗付近と交差点の下の地下通路(下の写
真)。パンクバンド、ペイントボックスのベースだっ
たなかすさんが教えてくれた愛奴というバンドの
人に会いたかったけれど、今日は不在。さっきま
で絵かきさんがいたど真ん中で歌う。

  今日は天気が悪いという事もあって、人通りは
ほとんどなし。しかし、通るほとんどすべての人か
ら何らかの反応があった。恐らく、陸上の横断歩道
を渡ればいい交差点をわざわざ地下道に入る人に
は、「きっと歌っている人がいる」という期待感があ
るのだろう。きっと彼らが耕したのだ。

 印象に残ったのは、「さっきから向こうで聴いてい
たの。10万円の価値がある」と小銭をギターケー
スに入れていった女性の通行人。今いる編集部に
かつて在籍した函館出身の人を思い出した。クー
ルなのか、こちらが何か言ってもほぼ無反応で聞
いている(冷静に相手の思いを受け止めているの
か?)。そして、しばらくすると愛情のあるリアクシ
ョンをしてくる。フランク・ザッパが好きだったあの人
は、しばらくしたら、ジョージハリスンのアルバムを
だまって持ってきた。

  そう言えば、函館駅前から路面電車に乗る時に
五稜郭公園前の事を尋ねた女性は、頼んでもいな
いのに車掌さんに、現地で最近、歌い手がいるか
聞いてくれたっけ(素晴らしい。笑。感謝)。

 日本全国を見渡すと、容赦の面では目鼻立ちの
はっきりした人が多い博多とか南国系が好み。し
かし、ハートの優しさは函館の人が1番に思える。
びっくりするなぁ。ナンで、こんなにも青柳さんの気
持ちがわかる人が多いのか?



路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信
            http://pub.ne.jp/solo_solo/



青柳文信著「路上ライブを楽しむ本」読書直前ワクワク紹介
「持つべきは、ヒッピーな友達だ。サンキュー、13号倉庫!!」

http://www.stickam.jp/video/179719778

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