ジャンベ修行のために、東京・浅草の「エスニック
シティ」に通っている。
ロック風のドラムの代替としてジャンベをやるの
なら、自らのセンスで腕を磨けばよい。でも、アフリ
カンなものをやるのなら、身近に、正確な情報は、ほ
とんどない。「ネット時代なので検索すれば」とも思
ったのだが、「後は、自分のセンスで」的ないい加減
な情報ばかり。
そこで、このショップに通う事になる。基本的な3種
類の音の出し方から、構え方、楽器との向き合い方まで
すべて教えてもらっている。
たまに、攻略のできない楽器の世界に足を踏み入れる
といいよ。できないから、物凄く集中して楽器と向き合
う。ウイークディのやな事も一時、完全に忘れる事かで
きるのよ。
はやく、上手くなりてぇ。
路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信
追記・昔、金のない酔っぱらいが、女性の路上のミュー
ジシャンをホステスがわりにして話しかけて嫌な感じだ
と雑誌に書いた。
今、唾棄すべきは、音楽もわからんくせに、路上の人
間のまわりに集まる「おやじ連中」(ただ、金もなく、
遊び相手もいないから、ミュージシャンの近くにいるだ
けだぜ。挙げ句、「池袋の重鎮」なんて呼ばれる奴もい
る。呼ぶ方もイモ野郎だが、呼ばれている方もわかんな
いのかね)。音楽を知らないから、どいつもこいつもほ
めちぎる。路上でやるような若造の多くは、当然の事な
がら下手くそで、ほめられた事なんかないから、ええ気
持ちになっている。
トンネルの中で、充電式のアンプで音を出している若
者を注意しようともしない(自分にとって刺激があれば、
その場所が演奏禁止になろうと関係ないのよ)。
こんな事じゃ、若い衆の成長はない。いい加減にしろよ。