尊敬してやまない
泉谷しげるさん。
かつてインタビューの機会を
いただいた時は、
1時間に100以上、
「馬鹿野郎。てめぇ~!!」と
言われた記憶がある。
最近は、かなり高齢になられて、
ライブなどの映像を見ると
後輩のミュージシャンに
あえて、「年を重ねるとこうなる」
というのを見せつけている
ようにさえ思える。
この週末、池袋のジュンク堂
書店に行ったら、
「キャラを作って生きろ」という
趣旨の本を書かれていた。
見方によっては、自分は、
キャラを作って生きてきたという
告白のように思える。
吉田拓郎さんなど、
一緒に時代を歩いてきた仲間は、
引退を宣言したりはしている。
しかし、こんな趣旨の本を出して
よいものだろうかと
ファンとしては思うのだ。
よくよくテレビ映像などを
見ると自室に日焼けマシーンが
あったり、「キャラ作り」を
感じさせる情報を知らない訳ではない。
しかしながら、そのものずばりの
本を出す何て、
驚かされるばかりだ。
よいことなのか?
悪いことなのか?
路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信