前回、初参加で途方に暮れていた
群馬県林業研究所のブースが今年もあった。
しかも今年は、試作品をたずさえての参加だ。
彼らは、「群馬の山林にある木材を
ギター材で活用する道」を模索しているが、
そのプランが大きな1歩を
踏み出したということなのだろう。
写真の試作第1号は、現地の栗の木を
ボディ材にしたもの。
しかし、青柳さんはその横にあった制作途中の
試作第2号が気になった。
その子のボディ材は、
日本人の大好きな桜の木。
現在、ギターの制作に使われる木材の
ほとんどか海外のものだ。
日本に住むプレイヤーとしては、
日本の木材、特に、桜をボディにした
ギターは注目したくなる。
そこで、青柳さんがさらに発想したのが
塗装の部分。
その桜ボディのギターを
足利の風間幸造さんが
日本の伝統色、藍で着色したら
どうだろう。
日本のプレイヤーを弾くギターが、
日本人によって作られ、
材料となる木は桜。
しかも色は、藍。
結構、よいアイデアであると思うのだ。
足利と研究所のある群馬県は近いしね(笑)。
路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信