そろそろ

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信のブログ

ベテラン、キクチさんと池袋でセッション。と言っても、高知のキクちゃんじゃないよ。

2008-10-26 22:51:08 | 路上ライブ


  久しぶりに、キクチさんと池袋でセッション。バンドとして、
今、一番、充実しているのは、池袋・東口のブギーバック。しか
し、ギターのソリストとして、一番、よいのは、このキクチさん
かな(ギターを弾き始めたばかりのガキのように弾き過ぎてしま
うことがあるけれど)。最高に、楽しかった。

 路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信

追記・写真は、絵描きのナーさんが撮ってくれた。下は、彼女の作品。
追記2・今日も、ウイロードにボーカル・アンプを持ち込んでいる奴が
いた。アンプを使うのなら、外で、やれ!! しかも、懐メロみたいなコ
ピーをやりやがる。他人様の曲をやるのなら、自分のものとして消化し
てから、人前に出るべき。うるさいし、迷惑、この上ない。練習も他で
やろうぜ。こういう奴がいるから、つまらない通報が入って、演奏がで
きない環境が広がってしまうんだ。




新しい靴で行くぜ。取材、楽器フェア、アースデー。

2008-10-25 00:26:31 | 日々の泡立ち。


  で、新しいのを買いました。
 やっぱ、新しいと気持ちいい。踵が、ふかふか
すんのだ。これで、また、取材に行くぜ。

  路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信

追記・ちなみに、明日・明後日は、楽器フェア。明後日
は、アースデーのイベント。「久しぶりの顔」に会える
といいなぁ。



「本を書こう」などと思ってはいけない。

2008-10-22 00:05:21 | 日々の泡立ち。


  革靴、1足、つぶれにけり。外見は、少し
痛んだ程度かな。でも、かかとに穴が空いて、
一歩一歩、踏み出す度に痛くてしようがないのよ。

 今年は、2册目の路上本を完成させるために、
たくさん取材の旅に出た。仙台、新潟、福島、
山形、郡山、宇都宮、佐野、足利、水戸、浜松、
名古屋、藤沢、鎌倉、川越・・・。

 これだけ歩いたから、靴もつぶれた。まぁ、
「勲章」ととらえる。でも、これだけの交通費、
労力をかけても、もらえるギャランティは知れた
もの。雑誌に特集記事を書いていた方が、全然、
効率がよいのだ。「本を出そう」などと悪い病気
にとりつかれたものだ。

 こんな夢を何度も見てはいけないなぁ。
 もっと、もっと生産的でありたいと願うのだ。

  路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信

追記・とか言いつつ、もう、次、その次の本のプラ
ンがある。どうしようもない人生になりそうだ。
トへー!!!

 

第3次路上音楽ブーム、爆発直前の異変。新宿コマ劇場の閉館。

2008-10-20 23:33:59 | 路上ライブ


 「路上音楽のブームは、10年に1度」というのが定説
になりつつある。第1次と言われるブームは、1980年代
の終わりから、90年前半のバブル経済の時期。

 第2次は、通称、「ゆずブーム」と言われる1990年後
半から、2000年代前半の時期。そして、第3次ブームの
火がつきはじめた今、写真のような風景を見た。

 ここ最近は、演奏者が激減したが、第1次ブームから今
日まで、東京・新宿の路上演奏のメッカ、新宿・コマ前の
シンボル、コマ劇場が年内で閉館になる。

 北島三郎さん、氷川きよしさん、細川たかしさん・・・。
こうした方々の座長公演の看板を前に歌っていた若い歌い手
達の姿が蘇る。嗚呼。

    路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信




「のえの追悼」は、やっぱ、この場所でないと。新宿小ガード。

2008-10-20 00:10:22 | 路上ライブ


 色々な場所で追悼の気持ちで歌いました。埼玉の志木、
栃木の佐野・・。でも、「ここで歌わない事には、本当に
追悼した事にならない」と思って、新宿・小ガードで歌っ
てきました。

  でも、現地につくまでに思ったのは、この街のいたる所
に「のえの影」あるという事。最初にのえの歌を聴いたのは、
駅前広場。そして、大ガード、コマ前でも歌ってた。

 その他、あの頃(18年位前)の歌い手には、「歌えそ
うな所なら、どこでも歌う」という発想があったから、どこ
ででも歌った。ペペのわきのレンガのひな段、靖国通りに面
する「歌舞伎町1番街」と書かれたネオンの下でギターを弾
いた事もあった。

 のえには、新宿という街と、一つの時代を感じる。

 ご冥福をお祈りします。

      路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信



追記・上は新宿・大ガード。あの頃は、最近、マンホールと
いうバンドでがんばっている久家くんがよく、スライドをき
めていた(ギターは、今も使っているギブソンL-1のリシュ
ー、と言っても、ごく最近の復刻でなく、ピラミッド・ブリ
ッジのやつ。わかる?)。



下は、新宿・東口駅前広場。のえがよく活動していた頃は、
ブルースバンドすし(後に、バーレスクエンジンを名乗る。
ハープのコハラさんは、最近、クレイジーケンバンドと絡
んでいる)が、よく演奏していた。



「青柳さんはギルドの人」って思っているでしょう。でも、・・・。

2008-10-16 22:28:18 | お茶の水博士と歩く楽器街


「青柳さんはギルドの人」って、みんな思っている
かもしれないけれど、本当に好きなデザインのギター
は、この人なのです。機種名はギブソンJ185。

  私は、サンバーストのギターが好きだし、誰もが
持っているドレッド・ノートって嫌なの。ええでしょ
う。この娘のサンバーストの感じ。くびれた腰まわり。


  でも、道で演奏するにはギルドのD55がよいのよ。
騒音の中でもガツンと通る音がするし、ダイナミズムも
ある。何より、低音がリッチで、中音、高音もよく出る
から、しっかり和音感を確かめながら歌えるのよ。でも、
デザインは、今一歩なのだ。

 全国の青柳より、さらにギター・マニアの方、どうか
教えて下さい。ギブソン系で、そんな音の出る機種って
ありますか?(音優先で考えるとJ200という選択肢もあ
るかと思わないではないけれど、でも、あの大きさでし
ょう。ねぇ。笑)。

    路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信

追記・ピックは、大宮のなかすさんが紹介してくれたナイ
ロンのやわらかいピック。もう、硬いピックは使っていま
せん。いつも弦を切ってばかりいたからね。


間違っているのは音楽雑誌か? それとも、こっちか?

2008-10-15 20:50:45 | 路上ライブ


 「ロックはティーン・エイジャーのもの」という
言い方がある。なるほど。でも、「ロックってエエな」
と思って愛し続けている人間の耳は、相当、成熟して
いるんじゃない?

  ロック・スタンダードと言っていい、ジミ・ヘンドリ
ックス、ドアーズ、ボブ・マリー、ボブ・ディラン、
ストーンズ・・・。こうした人達のアルバムを何十枚も
手に入れて、飽きるまで聴いて、今や、彼等に批判の刃
を向ける事もできる。

 こんな視点で、今、書店に並ぶ音楽雑誌を見渡すと何
も得るものがない。何一つ、「エエなぁ」と思う言葉が
ない。やめようぜ、バンドの関係者になったつもりか知
らないけれど、奇跡の1枚みたいなショットを掲載して、
もっともららしい記事を書くのはさ(唯一かな。タワー・
レコードで手に入れた『ジャングル・ライフ』というフ
リーの冊子の中の夜のストレンジャーズというバンドの
ボーカリストの言葉には、音楽への誠実さがあった)。

  こんな事を言ったら、おかしいかな。石井明夫、
桑田健志、ナラカズヲ、ROIKI、なかす、枯山水、中野
唖蝉坊、風間幸造、ぺったん、藤枝貴子、緑川えみ(ま
だまだ若いけれど、ioraも入れておこう)・・。私の近
くにいるキラっと光るミュージシャン達がものを言った
方が、何十倍も面白い読み物ができる。

 何か、大いなる間違いがある。それとも、こっちが間
違っているのか?

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信

地方都市のメイン・ストリートに放つ歌。

2008-10-14 00:14:28 | 路上ライブ


  せっかくの連休なので、足利、佐野、水戸の路上事情を
見てまわりました。今回、せっかくだからと、思い切り歌
ったのは佐野。明かるい写真の右側で歌ったのです(上)。
暗い方の写真でわかるかな(下)。街のメイン・ストリート
に歌い放つ感じで、街の皆様、失礼しました。

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信


追記・佐野は、筆者が小学4年まで過ごした街、栃木県の
中では、比較的に大きい街だけれど、県庁所在地というわ
けではない。
 しかし、土曜の夜、3組のミュージシャン達が演奏をして
いた。最近の路上ミュージシャンの全国への定着具合は凄い。

こういうのは不謹慎? オレたちは、「のえ追悼」のために歌う。

2008-10-11 01:19:18 | 路上ライブ


  こういうのって、不謹慎だろうか。

 きくちゃんは、この前、のえのために高知で
歌い、私は、「少しでもはやく、のえに向かっ
て歌わなきゃ」と思って、今日、彼女がバイト
できた事のある埼玉の志木駅前で歌った。

 「追悼のために歌わない」と申し訳ない。

 そういう気持ちなのだ。喪にふくすという
発想とは、逆の行為でも、これが私たちの愛情
表現なのだ。のえは、どう思うだろう?

 路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信

追記・今度、ゆっくり、のえが愛して、「原点」と
言っていた新宿・小ガードでも歌おう。




旅の好きな歌い手、「のえ」が他界しました。

2008-10-08 02:13:01 | 日々の泡立ち。
 報告のみで、失礼します。最近は、大阪を中心に
活動をしてきた、のえちゃんが5日夕刻、他界しました。
 お葬式は、明日、8日午前10時より、大阪の十三「神
津葬儀社」で開かれます。
住所は、淀川区十三今里2-9-9
電話は、06-6301-0042

    路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信

追記・彼女は、1990年11月から路上での演奏を開始し
た歌い手です。大阪で、路上演奏をはじめた後、東京に
拠点を移し、新宿、高円寺、吉祥寺などの道端で演奏を
しながら、吉祥寺のライブハウス、『曼荼羅』などで歌
っていました。青柳が、路上での演奏を開始した頃は、
毎日のように新宿で歌っていました。
 私は、その後、路上で演奏するミュージシャンに興味を
持ち、取材活動を開始するのですが、何を隠そう、最初に
書く題材として選んだのが彼女になります。
 その後、京都に活動を移し、最近は、大阪を中心に音楽
活動をしていました。この頃の状況は、リットー・ミュー
ジック社の『アコースィック・ギター・マガジン』の「ス
トリート・ギタリスト」欄や拙著、『路上音楽』に書きま
した。彼女は、「ゆずブーム」と言われる「第2次路上音
楽ブーム」の前、「第1次ブーム」の頃から、路上での活
動をしてきたミュージシャンです。新宿のMINAMI、今、
高知で活動している菊(KIKU)、現在、ゴスペル歌手をし
ているおつとならぶ日本における「女性路上ミュージシャ
ン」の先駆けの1人です。
 ご冥福を祈ります。
 大阪では、「追悼のイベント」を開催するかもしれない
との情報が入ってきていますが、東京圏でも、似た機会が
持てないかと考えています。