熱く・楽しくいこう!

山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

比良 堂満岳 堂満ルンゼ 中央稜

2022-01-24 10:05:08 | ガイド山行/雪山登山
1月23日は、またまた比良の堂満ルンゼ中央稜をガイドしてきました。

今回は日曜日ということもあってか、先行パーティもあって少々楽をさせてもらいながら登ることができました。


大きく雪庇が発達した雪稜をアイゼン、ピッケルを駆使して突破してこられます。


核心のガリー下部もなんなく突破。


ガリー上部に取付きます。


なかなか微妙な登りに少々苦労されながらも突破してこられて一安心ですね。


最後の岩場を越えて中央稜の登攀終了~
登攀具一式を解除して身軽になって、さあ!山頂いこっ!っと軽い気持ちが一瞬で崩れ去ってやはりハードなラッセルの始まりです。
前回の水曜日から比べると天と地ほどの差があるとはいえ、5連チャン目の体にはなかなかシゴかれてる感満載の登りでした。


それでも比較的?順調に登って堂満岳登頂!
おめでとうございます!
琵琶湖はもちろん、遥か伊吹山もクッキリ、スッキリ望むことができました。


美しい雪稜を下りてきて堂満岳山頂を振り返り眺めます。
雪が降り出しましたがそんなことは気にならない満足感を感じながらの下山です。
それになにより、雪山ですからね。
という訳で途中で再び結構なラッセルもありましたが順調に下山して今回の山行を終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。








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鈴鹿 御在所岳 藤内壁 後尾根~富士見尾根

2022-01-24 09:42:43 | ガイド山行/雪山登山
1月22日は、御在所岳のバリエーションルート藤内壁後尾根~富士見尾根を継続するコースをガイドしてきました。

高気圧に覆われて完璧晴天の一日。登山者で賑わいの御在所岳でしたが、めざした後尾根、富士見尾根はいずれも登山者皆無の貸切での登山でした。
従って後尾根を終えて登山道に合流するまでと富士見尾根を終えて富士見展望台までの間はやはりノートレース。結構なラッセルを強いられました。
やはり昨日の温暖な瀬戸内の山々が夢の出来事だったのではないかと錯覚を起こしてしまいそうでした。


光り輝く藤内壁に入っていきます。


中尾根、前尾根など藤内壁の岩々群を望みます。僅か1000m余りの山とは思えない大絶景が広がります。


後尾根を登っていきます。




急な岩稜にアイゼンを立てながらの少々シビアな箇所を苦労されながらも突破してこられます。


後尾根核心部に突入~


足場、手がかりを探ったり、体勢を入れ替えたりされながらナントカ突破!


後尾根を終えて一旦登山道に合流、続けて富士見尾根に向かいます。


富士見尾根は短いながらもアイゼンではなかなか登り辛い箇所もあって馴れないと難しく感じる岩稜ですね。


富士見尾根も登り終えて登攀終了~
鎌ヶ岳を眺めてその美しい姿に魅了されます。


御在所岳登頂! アルパイン、山頂登って、アルパイン(5,7,5)
とりあえずおめでとうございます!


折角なので、というかこれが目当ての登頂か!? と言われそうな山頂レストラン名物のみたらし団子です。
昨シーズンは14本頂きましたが、今シーズンお初の2本です。
その美味しさに疲れも癒されて今回の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。







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個人ガイド 関西、中国地方の山のプチバリエーション巡り

2022-01-24 09:18:09 | ガイド山行/バリエーションルート登山
1月20日~21日は、個人ご依頼で関西、で中国地方の2山をプチバリエーションルートを交えながら登るプチバリエーションハイクでした。

寒波到来で京都市街地などでも10センチ越えの積雪に見舞われました。そんな厳しい寒さの中、私たちが向かった山々はいずれもたっぷりの陽射しが降り注いでくれてとても気持ちの良い山行を楽しむことができました。


初日は高御位山へ。


登山道を離れてプチバリエーションの岩場ルートに取付きます。


麓を見下ろしながら広大な岩場を登ります。
なんと気持ち良い登りでしょうか!


プチバリエーションを終えてキラキラと輝く瀬戸内の海を眺めます。
昨日の激烈ラッセル地獄の堂満岳が夢の出来事だったのではないかと錯覚を起こしてしまいそうです。


登山道に合流して高御位山山頂をめざします。
直下はよく知られるクライミングゲレンデなのです。


高御位山登頂! 先ずは登頂おめでとうございます!
この後、気持ちよく下山して初日の山行を終えました。


翌日は岡山県東部に位置する和気アルプスへ。
この山もハイキングで親しまれている人気の山ですが、プチバリエーションルートから登ってハイキングに繋げました。


穂高山の北面ガリーへ。


傾斜の緩いガリーを詰めていきます。


見下ろすとなんとも気持ち良い壮大な感じがタマリマセン!


グングン登って・・・


稜線に詰め上がって終了~


竜王山方面、バットレス群を望みます。


穂高山山頂


涸沢峰山頂


竜王山山頂
という訳で2山目登頂おめでとうございます!
この後もハイキングコースを麓に下山して今回の山行を終了~
厳しい寒波とは無縁のほのぼのノンビリ山行を楽しんでいただけました。
お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。







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比良 堂満岳 堂満ルンゼ 中央稜

2022-01-24 08:44:28 | ガイド山行/雪山登山
1月19日は、今シーズン初の比良山、堂満ルンゼ中央稜のガイドでした。

前日の大雪、おまけに平日ということで少々心配しながらの入山でしたが案の定心配した以上の激烈ラッセル祭り!
なんと山頂まで7時間! 下山を合わせておおよそ10時間行動になってしまいました。
それでもキッチリ予定のコースで回れて満足の一日でした。


出合の堰堤を越えて堂満ルンゼに入ります。
OH!NO! YOKO(オノヨーコ)ではなく、OH!!!! NO TRACE(ノートレース)です!
既にこの後の行動の大変さを物語っています。
という訳でいきなり太もも越ラッセルからスタート! 早くも心が折れそうです。
この後、山頂を越えるまで中央稜の岩場箇所以外は全て腹以上時々胸越えの激烈ラッセルに苦しめられました。


とは言いながらもなんとか上へ上へと進みます。


核心部のガリー下部を越えてこられます。


更にガリー上部を見上げます。下部と上部の繋ぎの箇所は膨大な積雪で泳いで泳いで上部へ繋ぎました。


上部を登ってこられてとりあえず核心部終了~


最後の易しい岩場を登り切って中央稜終了~
よく頑張っていただきました。
やれやれ、と安心したいところですがここからが更なるラッセル地獄でした。


これでもか! これでもか! のラッセルを経てようやく山頂直下!


琵琶湖を見下ろす余裕も出てきてパチリ!


出発から7時間!ようやく堂満岳登頂です! 
先ずはお疲れ様です! 登頂おめでとうございます!
山頂からびわ湖バレイ方面を眺めます。


堂満岳山頂を後に下山の途へ。
トレース皆無の雪稜は美しさこの上ありませんが、今回ばかりは憎たらしく思うほどのラッセルを繰り返しながらの下山です。
金糞峠近くになってようやく登山道を上がってきた中退登山者のトレースに出会えてようやく地獄のラッセルからも解放されました。
この後下山し終えて長い日帰り山行を無事に終了したのでした。
大変大変お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。








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