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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

岩場行動技術講習(ステップ3/実践プラス編)

2024-11-18 09:52:29 | 講習
11月17日は、京都の金毘羅で岩場技術のステップ3/実践プラス編の講習を行いました🏔

岩場講習の番外編的内容で、「岩系のバリエーションルート自分達でリードしながら登れるようになる為」の講習です。天気も気温も程良くて一日ガッツリ練習に励んでいただきました☆彡
人に物事を伝える、教えるという事が如何に難しいかを常日頃感じていますが、いつも以上に考えさせられました。自分自身に反省だらけの一日でした⤵⤵

今回もお決まり?のヘッデン下山🔦 どうも熱心に行いすぎて金毘羅の岩場は日没後下山高し!なのでこれまた反省です。
なにはともあれ皆さま本当によく頑張っていただきました👏


前半は結び方や装備品の使用方法などから開始。


安全な斜面と立ち木を使ってリード技術、フォロー技術を反復練習です。
システムを理解し身に付ける為には先ずはその技術に特化したことを落ち着いて練習できるように安全な場所で行うようにしています。




中間支点の取り方や様々なことは先ずは立ち木を使って練習することで理解してもらいます。


手順はじめ、システムを良く理解して動けるようになってきたので実際の岩場に移って実践練習に切り替えて行動していきます。










ツルベ式でリード&フォローを交代しながらドンドン登っていきます。


岩尾根のテッペンまで登ってきてとりあえず登り技術の練習は終了~


大原の里を眺めます。
学生の時(18歳)に初めて訪れて以来うん十年、僕の原点の場所と言っても過言ではありません。


懸垂下降で下降開始




途中から真っ暗闇の中を懸垂下降
今回も日没後のヘッデン下降となってしまいました。
皆さま本当によく頑張っていただきました。
大変お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。






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鈴鹿 鬼ヶ牙 プチ・アルパインクライミング

2024-11-18 09:02:05 | ガイド山行/バリエーションルート登山
11月16日は、鈴鹿 鬼ヶ牙のクライミングでした🏔

左フェースを登って上部岩稜に繋げるラインで登りました。僕は2003年に?2004年?(もう20年前も経ってしまってるし・・・)に初めて登ってからかなりの回数を登ってきたとてもお気に入りの山です。以前は本当にクライマーも少なくせいぜい地元クライマーが訪れている程度でとても静かな山でしたが、2年ほど前?にガイドM氏がロック&スノー誌にて紹介してからかなり人気が高くなって訪れる人も多くなったようです。
鬼ヶ牙については2020年6月11日のブログに少し詳しく語っています。

そんなわけで今回も楽しみにしていた鬼ヶ牙なのでした。
午後からの雨が心配だったので休憩を少なくして早めに登攀、クライアント様の頑張りのお陰で雨に遭うことなくスムーズに登り終えることが出来ました☆彡 小粒な山ですが好みに応じて様々な楽しみ方ができる「小さな巨人」ともいうべき鬼ヶ牙でした☆彡


左フェース、スラブを2ピッチで登ります。先ずは1ピッチ目


続いて2ピッチ目


遠路遥々東京からご参加のHさん、もう10年位の付き合いですがこんな遠い所まで来ていただけて感謝の思いしかありません。普段は関東周辺在住の日本を代表する名だたるガイド諸氏と登られていますが、関西のこんな無名ガイドを選んでご参加を続けていただいていることは本当にガイド冥利に尽きます。

中間部のややこしいパート(灌木帯、フェンス、灌木帯、砂ザレ・・・)は写真無しです~


上部岩稜にきました。鬼ヶ牙の由来の牙岩峰です。


牙を越えて最後の岩稜です。


左側にフィックスロープの付いた岩稜を巻くコースが本来ですが、折角なのでほんの少しでも面白いラインで岩稜伝いで越えていきます。
ここを越えたら登攀終了~


後はトレールを辿ってアップダウンを繰り返して鬼ヶ牙本峰に登頂!
おめでとうございます。
山頂めざしてプチアルパインでございました。
この後、短い登山コースを下山してこの日の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。







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