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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

北アルプス 西穂~ジャンダルム~奥穂

2024-09-11 09:11:19 | ガイド山行/バリエーションルート登山
9月5日~7日で、北アルプス 西穂~ジャンダルム~奥穂のガイドでした🏔

素晴らしい晴天☀に恵まれて今シーズン3度目のジャンダルム越えの縦走を無事に終えることができました☆彡
僕自身、今までに80回以上は辿っていますが今までに一度たりとも容易く感じたことのないるとても長く難しい難コースです。そんな大変なコースですがひとえにクライアント様の熱い想いと頑張り、そして天候が味方してくれてこその踏破です☆彡
皆様本当によく頑張られました👏 おめでとうございます!


上高地食堂の窓ガラスに写る西穂~奥穂の稜線
知る人ぞ知る映えスポットなのです(って僕が勝手に言ってます)。


ツクバネソウ
虫食いもなくあまりに完全綺麗な状態なのでパチリ📷
黒い実とガクの姿が羽根つきの羽に似ていることが名前の由来ですが、見事にそのままの姿で飛んでいるように見えます。因みにこんな形をしていますがユリ科の植物なのです。


翌朝はスッキリ晴天で迎えました。
明神岳方面の空が赤く染まります。


独標を経て西穂高岳に登頂!
ジャンダルム、奥穂へ向けていよいよ本格的に縦走スタートです。


悪いガレ場ばかりですが慌てず落ち着いて一歩、一歩進んでいきます。


越えてきた間ノ岳を振り返り眺めます。
なんと鋭い岩峰! 一体どこを通ってきたの!? と言いたくなるような驚きの景観です。


天狗ノ頭の難所、逆層スラブを眺めます。


遠目にはとても急峻に見えますが実際には傾斜も緩くそれほど苦労することなく登れるのです。


やはり間ノ岳のスゴイ景観です。
因みに僕的にはこの西穂~奥穂間のコース中で最も「危険」と思っているのがこの間ノ岳の前後なのです。


後半のキツイ登りを頑張ってようやくジャンダルムまでやってきましたYO~
ジャンダルムを真ん中に、左にとん平でもなく、時枝でもなく槍ヶ岳! そして右に奥穂高岳。


遂に憧れのジャンダルム登頂! やりましたね~!
皆さん本当によく頑張ってここまで来ましたね!
ただ、名物の天使が不在なのが残念です!!
最近アイドル並みの人気で引っ張りだこ状態だったので少し疲れたのかも??
という訳で暫くお休みなのでしょう。
♪~とりあえず飲んで天使の休息~♪(久松史奈/天使の休息)


ジャンダルムを越えて振り返り眺めます。南側から見るのと北側から見るのとでは大違いのモノスゴイ姿で聳え立っています。


やはりジャンダルムの姿の素晴らしさに見惚れて写真ばかり取ってしまいます。


いよいよ最後の難所のウマノセです。






長かったコースもこれで終わるのかと思うと寂しい気持ちが湧いてきて噛みしめるように一歩一手確実な動作で登っていきます。


奥穂高岳登頂!
おめでとうございます! 皆さん本当に本当によく頑張りましたね!


最終日もスッキリ晴天☀
素晴らしい御来光からの始まりです。


変わって西側は雲海が広がっていましたがそのお陰で珍しい景色が見れました。
雲海に写る涸沢岳(右)と奥穂高岳(左)その間の窪みが穂高岳山荘の建つ白出のコル。
その窪みにだけ綺麗な虹ができています。


晴れ渡った空の下を涸沢めざして下山。


途中ではイワカガミがまだ綺麗に咲いていました。


涸沢への下山途中もやはり写真撮影しまくりで下山です。
涸沢岳と涸沢槍とナナカマドの赤い実


涸沢を経て徳沢まで下りてきました。
上高地までまだ2時間残っていますが徳沢園名物のコーヒーソフトで締めです。
この後、上高地へ下山して3日間の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。






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