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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

姫路 雪彦山 地蔵岳 東稜

2024-11-10 16:59:16 | ガイド山行/バリエーションルート登山
11月10日は、雪彦山 地蔵岳東稜のガイドでした。

天気に恵まれて快適なクライミングを楽しむことができました。
山肌を覆う樹々も少し色付きが進んで紅葉ピークまであと一歩という感じでした。


青空に聳え立つ雪彦山の岩峰群


晴れ☀の日曜日ということもあって、地蔵岳東稜には既に多くの先行パーティが取付いています。 
雪彦山 COーOP! ちゃうわ! 盛況でした。


先ずは1ピッチ目を登ってこられます。


続けて2ピッチ目


3ピッチ目


4ピッチ目


ヘッドウォールを望みます。


5ピッチ目
短く切って6ピッチ目は写真無し・・・


最終ピッチの7ピッチ目を登る先行パーティ


7ピッチ目を登って


東稜の登攀終了~地蔵岳登頂! おめでとうございます!
今日はアッサリ、サックリ終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。

ところで・・・



ふと足元を見たらタランチュラもはやMr.マリック並にキテマス!キテマス!
そろそろ限界のようです。
最近のガイド、講習ではほぼ9割方がこのスポルティバのタランチュラを使用しているので3足を使い分けているのですが、どれも段々とオンボロになってきています。
僕は普段から仕事時は殆どこの最も入門者向け代表格シューズのタランチュラを使用しているので不思議に思われることが多いのですが、これには僕なりのキチンとした理由があるのです。
1番目の理由は、最近行っているようなガイドルートや講習では単にこの入門者向けのシューズで事足りるからです。例えばこの地蔵岳東稜とかでしたらアプローチシューズでも登れるとは思いますが、それではあまりにイキッてる感があるのでとりあえずこのタランチュラ一択です。
2番目の理由は、実はこれがとても重要なのですが、僕はこのクライミングシューズに限らずその他の技術の助けとなる装備品については基本的に参加されるクライアント様よりもスペックが同等或いは低いものを使用するようにしています。これはクライアント様よりも低いスペックのものを使用して、その上でクライアント様よりも高レベルのところを登る(クリアする)ことによってこそ「技術の必要性」というものを伝えることが出来る=説得力になるという考えからです。
「ガイドたるもの最先端、最高の装備やウェアを身に付けてクライアント様の見本になるようにすべき」という意見もあるようですが、少なくとも僕はそういう格好付け的思考性は殆ど持ち合わせていないのです。


因みに帰宅してから僕なりに少し難し目の所を登る際(最近は殆ど登ってませんが・・・)に使用するシューズ(左スポルティバ カタナ)と普段の仕事に使うシューズ(右スポルティバ タランチュラ)を並べてみるとサイズの違いに改めて驚いてしまいました。
決して攻める系のシューズでもないカタナでさえこのサイズの違い!
思わず ~僕の身体が昔より 大人になったからなのか~(徳永英明~壊れかけのラジオ~より) と口ずさんでしまいそうになりました。
話がだいぶ脱線して纏まりが無くなってしまいましたが、雪彦山を登りながらいろんなことを考えた一日でした。
最近めっきり攻めることをしなくなった牙の抜けた一匹オオカミではなく、一匹ワンちゃん(戌年なので・・・)の戯言でした。ワォーン!








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