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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

夏山公募企画及び個人ガイドご依頼について

2015-05-11 14:17:30 | うんちく・小ネタ
現在、2015年度の夏山公募企画を作成中です。遅れておりまして大変申し訳ございません。数日中には完成する予定です。
合わせて個人ガイドのご依頼を募集中です。ご希望の日程及びコースがありましたらお気軽にお問合せください。
尚、公募企画発表後は早い者順で受け付けさせていただきますのでご希望の個人ガイド日程をお受けできないこともあります。ご依頼を予定されている方は出来る限りお早目にお問合せください。

また最近公募企画のバリエーションルートや雪山(中級以上)コースにご参加の方々の中で時々明らかな体力不足の方が見受けられます。
つきましてはバリエーションルート及び雪山コースへお申込みを検討されている方への参加条件及び基準(補足)を設けました。
尚、参加条件及び基準により公募企画へのご参加が難しいと思われる方へは個人ガイドのご依頼をお勧めしますので合わせてご検討材料としていただければと思います。

■■公募企画バリエーションルート、雪山(中級以上)コース 参加条件及び基準(補足)■■

①各公募企画における主旨、目的を十分に理解されていること。
②登山(特にバリエーションルートや雪山などの本格的登山)は観光の延長ではなく、あくまでもスポーツの一分野としての認識を持っていること。
③一般登山コース(中級以上)をコースタイム以内で行動できること。又は上級コースを余裕を持って行動できること。
④平均して少なくとも10日に1回以上は登りの合計標高差1000m程度、又は6時間行動以上のトレーニング山行(又は本番山行)を必ず行っていること。又は体力向上の為のトレーニングを日常的に行っていること。

以上となります。少々厳しい記述をさせていただいておりますが登山、特にバリエーションルートや雪山などのいわゆる「本格的登山」は常に困難、危険がつきまとう行為です。山や自然環境は人間側に合わせてくれません。「今日の登山者は体力不足のようだから天候を穏やかにしておいてあげよう」などということは有り得ません。人間側が山や自然環境に合わせなければなりません。
「花を見たり写真を沢山撮りながらゆっくり時間をかけて登りたい」、「余裕を持ってノンビリ楽しむ山歩きがしたい」、「自分の限界に近づくような挑戦的な登山がしたい」などなど登山の楽しみ方は多種多様です。それと同じで登山者の価値観や嗜好性もぞれぞれであるべきです。
挑戦的な登山がしたいのであれば当然トレーニングして現在の自分の能力を高めていく努力が必要ですし、逆にトレーニングをしてまで登りたくないというのであれば敢えて挑戦的な登山を目指すのではなく余裕を持って現在の自分で出来る範囲の登山をされるべきです。なぜならその方が自分にとって本当に楽しめる登山が出来ると思うのです。どうぞ皆様にとって「本当に楽しめる登山」というのを目指していただければと思います。

どうぞご理解のほど宜しくお願いいたします。
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