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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

アイゼン・・ピッケルワーク講習(ステップ2/中級技術編)

2024-02-05 11:33:59 | 講習
2月4日は、京都 金毘羅の岩場でアイゼン・ピッケルワークの中級技術編講習を行いました。
雪山真っ只中のシーズンなのでやはり訓練に訪れる人は無く、他に一組だけの静かな静かな金毘羅でした。
いつものメニューで講習開始、基本技術のお浚い的なことから始めて、氷雪での技術、続いて岩場での技術、そしてミックスでの技術などの訓練を行い、後半は実際の雪山登山を想定してのシミュレーション行動で締め括りました。
雪山バリエーションルートレベルまで対応の内容で動き回りましたがお二人様共にしっかり頑張られて朝から夕方までガッツリ充実の一日でした。


氷雪の斜面を想定した訓練から開始
アイゼン技術、ピッケル技術を駆使して登り、下り、トラバースなどを念入りに反復練習です。


続いて岩場での訓練です。
前爪2本を使って先ずは「両足で立つこと」、次に「片足で立つこと」、更に「動くこと」の順で地味な地味~なことをひたすら反復練習です。




かなり動きがスムーズで良くなってきたのでトップロープで高い場所まで登り、下りの反復練習です。やみくもにやるのではなく、「理論、理屈を理解した上で、とにかく数をこなすこと」が上達の道なのです。
ここまで行って前半終了~


後半は実際の雪山登山を想定したシミュレーション行動。荷物を担いで登山開始です。


岩場だけで行動していてもダメなので、氷雪地を想定した所を登ったり下ったりガンガン動き回ります。




途中の小岩壁でトップロープを張って暫く登り下りの練習です。




その後も更に上をめざして登って、山頂への最後登りは急な岩壁ラインから突破!


山頂(ワイケンの頭)から冬枯れ大原の里を眺めます。


下山は懸垂下降からスタート。
一応雪山バリエーションルートをレベルまで想定した内容の講習なので懸垂下降技術をしっかり練習します。


2回目の25m懸垂


岩場を外れて氷雪地を想定した激急斜面を下降




この後も岩をクライムダウンで下ったりしながら下降を続けて本日最後の25m懸垂下降で下り立って終了~
ガッツリ本当によく頑張っていただきました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。







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