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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

秩父 大ナゲシ~赤岩尾根縦走

2017-05-08 09:16:58 | ガイド山行/バリエーションルート登山
5/6~7は、西上州の山をガイドしてきました。

元の予定では妙義山の相馬岳北稜のガイドでしたが、初日の雨の影響で北稜の状態が悪くなることを予想して急遽コースを変更としました。

登山口→赤岩峠→大ナゲシ往復→赤岩峠→赤岩岳→赤岩尾根縦走→八丁峠→登山口
のグルリ周回コース。基本的に通常の巻きコースを避けて全て岩場を辿るコースで回りました。


赤岩峠に到着
先ずは大ナゲシをめざします。


大ナゲシ山頂から。アカヤシオ越しにめざす赤岩尾根の激しい山容が連なります。


赤岩岳山頂


途中からは先ほど登った大ナゲシが鋭い山容で聳えています。


1583m峰が迫ります。


1583m峰の岩登り。


1583m峰のピークから越えてきた赤岩尾根を望みます。ここで約半分地点。


1583m峰からは約8個のピークを越えてP1への最後の岩稜を登ります。
意外に疲れるアップダウン連続の赤岩尾根縦走なのです。

この後、八丁峠を経由して登山口に戻り登山を終了しました。
相馬岳北稜に比べると易しく少々物足りなさも残った山行でしたが、またの機会にリベンジを出来ればと願っています。
なにはともあれ、お疲れさまでした。ご参加ありがとうございました。





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個人ガイド 北アルプス 白馬岳

2017-05-08 09:01:08 | ガイド山行/雪山登山
5/3~5は、個人ご依頼で白馬岳ガイドでした。
昨年、一昨年と悪天候で中止にしてきた山行でしたが、ようやく3度目の正直で達成することが出来ました。

雪崩遭遇のリスクを考慮して大雪渓経由のコースは使わず栂池からの往復コースで臨みました。
終始稜線歩きが続くコースなので、少々の悪天候時や強風時でさえ難易度が大きく変わるコースですが、今回は素晴らしい晴天に恵まれて最高の展望を満喫しながら登り、下ることが出来ました。


初日は栂池ヒュッテ泊り。


栂池自然園はこの時期大雪原です。


天狗原の登りから白馬方面のスゴイ景観が広がります。


白馬大池はこの時期やはり大雪原です。


白馬大池山荘は屋根が僅かに見えるのみです。


白馬三山(白馬岳~杓子岳~白馬鑓ヶ岳)を望みます。


小蓮華岳山頂は完全に地面が出ていました。


山頂目指して気持ち良い雪稜を登ります。


白馬岳登頂! おめでとうございます! ようやく三年越しの目標コースを達成出来ましたね。


この後は白馬山荘に泊まり、翌日同じコースを辿って栂池に戻り登山終了~
最高の天気に恵まれて楽しい白馬岳雪山登山でした。
お疲れさまでした。ご依頼ありがとうございました。





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ウーリー・ステック

2017-05-01 22:04:58 | うんちく・小ネタ
登山史上最強、世界最強とも称されるスイス人クライマー、ウーリー・ステックが昨日4月30日にエベレスト山群にて亡くなられました。享年40歳でした。


ヨーロッパアルプスでのスピードクライミングはじめ、ヒマラヤを舞台にしての巨壁のクライミングの数々など想像を絶する記録を次々と打ち立ててきました。

ウーリー・ステックを紹介した映像

ヨーロッパアルプス 三大北壁 単独登攀 映像


「先鋭クライマーの宿命」「ソロクライマーの宿命」ということをよく耳にしますが、これほどの人間が死ぬはずなんてないという思いと、あんなクライミングをしているといつか死んでしまうのだろうなぁ~という思いが常にありました。


2015年にフランス シャモニのキャンプ場で偶然にお目にかかって一緒に写真を撮らせていただきました。
とても気さくな感じで、優しく、なによりもまるでチーターやヒョウのようなしなやかな背中と肩甲骨の動きに魅了されてしまいました。
それだけにとてもとても悲しい思いです。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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北アルプス 奥穂高岳

2017-05-01 21:13:05 | ガイド山行/雪山登山
4/29~5/1は、雪山の奥穂高岳ガイドでした。

今シーズンは残雪が多く、如何にも「雪穂高」という感じでした。
3日間中、唯一日のみピンポイントで完璧な晴天に恵まれて奥穂高岳登山を楽しんでいただくことが出来ました。


真っ白! 美し過ぎる北穂高岳を望みます。
ただこの後、北穂沢は大きな雪崩が発生して登山者が何名か巻き込まれたとのこと・・・。本当に充分過ぎる程注意して臨まなければなりませんね。


奥穂高岳方面を望みます。ここも午後はアチコチで小規模ですが雪崩が発生していました。


涸沢のシンボル、前穂北尾根の素晴らしい景観を眺めながらの登行です。


白出のコルまで登ってきました。ここからがいよいよ核心部。奥穂高岳への登路を望みます。


奥穂高岳と言えばこの「雪壁登攀」。氷化した個所も多く慎重に確実な動作で登り、下りました。


雪壁を抜けてようやく奥穂高岳山頂が望めました。強風が吹き付けていますが頑張って山頂を目指しました。


ジャンダルムが雪と氷の鎧を纏っているようなスゴイ姿です。


奥穂高岳登頂! おめでとうございます! 遂にやりましたね!


吊尾根~前穂高岳、明神岳

風こそ強かったですが、これほどないくらいの超快晴、それもたった一日のみの晴天にタイミングよく恵まれて素晴らしい登山が出来ました。
アプローチを含めて道中長い奥穂高岳で大変お疲れさまでした。ご参加ありがとうございました。





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