旧ソ連で生まれた格闘技『サンボ』の研究所

サンボの技術・トレーニング法を徹底的に研究します。

アキレス絞め(アキレス腱固め)

2010-06-25 19:32:00 | サンボの技術




前回に引き続き

田中康弘氏のチャンネルから・・・


(田中氏からは「使っていいよ」という

寛大な許可をいただきました。

この場を借りてお礼申し上げます。)



アキレス絞め(アキレス腱固め)

といっても

人によって様々なタイプの

かけ方が存在します。



アキレス絞めの中でも

田中氏が使う

腓骨にトルクが加わり

骨が破壊されるようなタイプが

もっとも強烈なのではないかと

私は考えています。



画像左側の細い骨が腓骨


骨は上からの圧力には強いですが

捻りにはもろいものです。


下腿の腓骨は

前腕の撓骨と違い

ひねる様な動作は出来ません。




クラッチと腕の操作により

腓骨への強烈なトルクが加わり

動物的な本能から

恐怖心が煽られ

“参った”せずにはいられません。




サンボアカデミーしまね

指導しているのは

田中氏のアキレス絞めとは違い

下腿を絞りあげ

一点に強い力を加える

完全な“痛み技”としての技術です。



最終的には田中氏のような

技術を身につけてもらいたいと

思っていますが、

絞りあげタイプのアキレス絞めは

一点に力を集約する、そのコツを

覚えるのに役立ち

比較的容易にマスターできます。



次回のサンボWEB教室では

サンボアカデミーしまねで指導している

絞りあげタイプのアキレス絞めを

徹底解説してみたいと思います。



途中で極める技術

2010-06-24 16:28:00 | サンボの技術



先輩サンビスト田中康弘氏の

膝十字です。



やられてみるとわかりますが

クラッチされただけで

“参った”してしまうくらい

強烈な技術です。



6・12のサンボセミナーでは

“形が決まる途中で相手が

参ったするような技術”ということを

かなり細かく説明しました。




この膝十字もそうなのですが、

関節を過伸展させてから

ようやく技が極まるようでは

まだまだ、技術を理解しているとは

いえず、試合においても

相手は「まだ大丈夫!」と思い

逃げようとします。



ところが技の途中で既に

極まっていれば

「破壊されてしまう」

という恐怖心から

相手は逃げようとはせず

“参った”することを

選択してしまうのです。




ロシアとサンボ

2010-06-13 20:07:00 | お知らせ
エスポワール時代の宿敵

和良コウイチ氏が

「ロシアとサンボ」を出版されました。


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このような本が出版されるのを

ずっと待っていました。


和良氏に感謝!!