旧ソ連で生まれた格闘技『サンボ』の研究所

サンボの技術・トレーニング法を徹底的に研究します。

二段のZ小内

2022-02-08 17:26:00 | サンボの技術
Z小内は梃子によって

浮き上がった相手の足を

手で掬って投げる技術です。

ただ、二段の使い方をすれば

手を使わなくても

投げることができますので、

柔道でも使えると思います。

ワタシの場合は梃子が

甘かった場合や

体重移動がイマイチだった時に

手で掬わずに

二段の使い方をしています。

相手の足に引っかける方は

膝が曲がっていなければ

梃子が効きません。

また、

膝が曲がっていない=体重移動ができない。

ので、動画の場合は逆に手で掬うことが

難しいワケです。






パラチンカ ミリネッツア 飛行機投げ 

2022-02-02 16:31:00 | サンボの技術
相手の肩~肘に制限を加えないタイプの

ロシアンタイからパラチンカです。

ワタシの場合、戦術の中心となるのは

この浅いタイプのロシアンタイで、

相手の防御反応がなければ、

すぐにパラチンカを使います。

防御反応がある場合はパラチンカは使わず

別の投げを選択するか組手を変化させます。

右のパトファトは、ここから組手を変化させて使いますので

多用するパターンです。

柔道に『浮き技』という見た目が

よく似ている技術がありますけど

術理が全く異なります。

投げの方向も相手からすると横か斜め後ろです。

これにより相手の足が止まりますので

脚が引っかかっていなくても逃げることができません。

自分の後ろ方向に投げると相手の足が自由に動きますから

反応の速い相手には逃げられてしまいます。