旧ソ連で生まれた格闘技『サンボ』の研究所

サンボの技術・トレーニング法を徹底的に研究します。

痛・・・

2005-01-31 17:53:53 | サンボの技術

 歳のせいでしょうか?些細な事で、肋軟骨を骨折してしまいました。

 指導の時に、スパーリングを行う事は暫く無理なので、ご勘弁ください。

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 2月からサンボラボHPの特別室では「腕十字固め」の基本からやっていきます。

 予定では
 
 ●腕十字固めの基本

 ●腕十字への様々な入り方(立ち技からも含む)

 ●相手の防御の切り方

 の順に載せていこうと思います。

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私の巴アキレス

2005-01-30 21:09:47 | サンボの技術







 1月22日の入り方との違いです。巴をすかして入るのではなく、横巴から入り、伸び上がり、後転する形で、アキレスを狙いにいきます。相手の状態によって右足を取るか、左足にするかは変わってきます。12月25日の写真では相手の左足を極めています。

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サンボについて

2005-01-30 01:35:36 | サンボの技術
 今日、横浜のサンボスクールに顔を出しました。

 古賀先生と田中さんが指導をされていて、思ったことを率直に述べたいと思います。

 よく、「どの格闘技が最強なのか?」といった議論がありますが、ルールが違いますので、それについてはナンセンスなものだと思っています。

 しかし、今日の指導を見ていて感じたのは、少なくとも組み技に関して、サンボほど自分の力最高に活かすものはないように思いました。

 柔術について、その技術や習う時のシステムは素晴らしいものがありますので、批判するつもりなどは全くないことをご理解いただきたいのですが、そもそも技術の発想が柔術とサンボでは全く違うのではないかと思うのです。柔術では元々ある力をうまく利用したり、相手の力を利用するのに対し、サンボは必要な力をつけていって、それをダイレクトに伝えるという感じなのです。

 柔道の捨て身技で「浮き技」というものがありますが、サンボでも似たような技があります。しかし、力の伝え方は全く違います。「浮き技」では円運動を利用する為、投げの時、自分の体は寝かすのですが、ダイレクトに力を使うサンボでは、体を寝かすことはしません。むしろ、前につぶれるような感じです。

 相手や自分の力を有効に利用する柔の考えと、自分の力を最大限に伝えるサンボの考え。同じ組み技でも全く違う発想があるのです。

 かなり誤解をまねく言い方になると思うのですが、柔道・柔術とサンボの違いは、「護身としての合理的な発想と、競技としての合理的な発想の違い」ではないかと思うのです。(どちらが良いと言うわけではないですが・・・。)

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 サンボラボのトレーニング理論を実践された方で、効果が現れた方(1ケ月も経たないうちに効果が現れる方もいます。)は、サンボ流の力の使いかたが、なんとなくではあっても掴めたと思います。グーッと言うパワーではなく、スパッ。或いはドンッ。一歩を踏み出した方にはこの表現、理解できますよね。ヒョードルの投げも肩をスーッと引いてズドンです。
ダイレクトに力を伝える方法。これがサンボの考えであり、システムを掴む為のトレーニングが、サンボラボの初級トレーニング講座です。厳しい言い方ですが、考えるだけで行動しない人には一生解らないと思います。
 この様な言い方をして、私の考えにそっぽを向かれても、それはそれで仕方がないことだと思いますし、私自身全く構いません。

 私にとって今、一番怖いのは勇気を持って一歩を踏み出して、何も変化がなく、サンボの考えが伝わらない事です。

 「効果が現れました!」というメールは確かに嬉しいです。しかし、「効果がないぞ!」と言うメールは今のところ全くなく、逆に不安です。

 前にも書いたように、講座の内容に関しては自信を持ってやっていますが、購入された方が、全員理解しているとも思えません。一歩を踏み出し行動された勇気に対し、効果が現れるまで責任を持って付き合いますので、お気軽にお問い合わせください。

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 一歩を踏み出してみようと思った方は、こちらをご覧下さい

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膝固め

2005-01-29 15:05:10 | サンボの技術







 膝固めの解説は1月13日の記事を参考にして下さい。

 昨日の写真では腹固めにいきましたが、今回は膝固めです。腹固めの時と同じように相手を前に引き、相手の反応をみます。この時は相手の腕の部分に足を入れる為の隙間ができませんでした。2番目の写真で相手の左膝が立っていますが、この場合、そこへ足を絡めにいきました。
 3番目の写真の段階では相手の左腕をヤツケビッチ式十字でとるか、膝固めに入るかは決めていませんが、上体のガードが固いと判断した為、すぐに膝固めを取りにいったわけです。

 ヤツケビッチ式の十字に入る場合、基本的には足を深く(写真の場合、左足を相手のお腹のほうへ)入れるのですが、私の場合、膝固めとの兼ね合いで、相手の足に絡めるだけの浅い入り方でやっていました。

 技術ビデオではかなり多くの技がありますが、その中から自分の得意パターンを見つけ、アレンジしていくと良いでしょう。

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 トレーニング法と技術についてはこちらをどうぞ!

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追加

2005-01-28 14:55:54 | サンボの技術


 4番目の写真の脇固めが、よく解らないと言う質問がきましたので、追加します。

 普通、脇固めは両腕で相手の腕を固定し極めますが、この場合は腹固めからの変化ですので、両足を使って極めます。

 写真の場合右足の腿が支点で、左足が力点です。腹固めの場合、主に相手の肘を極めるのですが、この場合は相手の肩が作用点になります。