今日、横浜のサンボスクールに顔を出しました。
古賀先生と田中さんが指導をされていて、思ったことを率直に述べたいと思います。
よく、「どの格闘技が
最強なのか?」といった議論がありますが、ルールが違いますので、それについてはナンセンスなものだと思っています。
しかし、今日の指導を見ていて感じたのは、少なくとも組み技に関して、サンボほど
自分の力を
最高に活かすものはないように思いました。
柔術について、その技術や習う時のシステムは素晴らしいものがありますので、批判するつもりなどは全くないことをご理解いただきたいのですが、そもそも技術の発想が柔術とサンボでは全く違うのではないかと思うのです。柔術では元々ある力をうまく
利用したり、相手の力を利用するのに対し、サンボは必要な力をつけていって、それを
ダイレクトに伝えるという感じなのです。
柔道の捨て身技で「浮き技」というものがありますが、サンボでも似たような技があります。しかし、力の伝え方は全く違います。「浮き技」では円運動を利用する為、投げの時、
自分の体は寝かすのですが、ダイレクトに力を使うサンボでは、
体を寝かすことはしません。むしろ、前につぶれるような感じです。
相手や自分の力を有効に利用する柔の考えと、
自分の力を最大限に伝えるサンボの考え。同じ組み技でも全く違う発想があるのです。
かなり誤解をまねく言い方になると思うのですが、柔道・柔術とサンボの違いは、「護身としての合理的な発想と、競技としての合理的な発想の違い」ではないかと思うのです。(どちらが良いと言うわけではないですが・・・。)
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サンボラボのトレーニング理論を実践された方で、効果が現れた方(1ケ月も経たないうちに効果が現れる方もいます。)は、サンボ流の力の使いかたが、なんとなくではあっても掴めたと思います。グーッと言うパワーではなく、スパッ。或いはドンッ。
一歩を踏み出した方にはこの表現、理解できますよね。ヒョードルの投げも肩をスーッと引いてズドンです。
ダイレクトに力を伝える方法。これがサンボの考えであり、システムを掴む為のトレーニングが、サンボラボの初級トレーニング講座です。厳しい言い方ですが、考えるだけで行動しない人には一生解らないと思います。
この様な言い方をして、私の考えにそっぽを向かれても、それはそれで仕方がないことだと思いますし、私自身全く構いません。
私にとって今、一番怖いのは勇気を持って一歩を踏み出して、何も変化がなく、サンボの考えが伝わらない事です。
「効果が現れました!」というメールは確かに嬉しいです。しかし、「効果がないぞ!」と言うメールは今のところ全くなく、逆に不安です。
前にも書いたように、講座の内容に関しては自信を持ってやっていますが、購入された方が、全員理解しているとも思えません。一歩を踏み出し行動された勇気に対し、効果が現れるまで責任を持って付き合いますので、お気軽にお問い合わせください。
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