旧ソ連で生まれた格闘技『サンボ』の研究所

サンボの技術・トレーニング法を徹底的に研究します。

戦術の増やし方

2022-05-23 15:31:00 | サンボの技術
組手の先には投げがあります。

当たり前といえば当たり前の

ハナシなんですけれど

一つの組み手の先の投げって決まっているのです。

戦略的準備という考え方があるので

組み手と投げはセットで存在しますから

したがって、組み手が完成してから

タイミングをみて・・とかの間はありません。

そして、同じ組み手からの投げ技の種類って

2つ若しくは3つです。

動画は一方が下からの帯、もう一方は袖の組み手です。

この組み手からワタシが使うのは

腰投げと裏投げになります。

前に解説した裏投げは自分から攻撃するときのものですが、

この動画で使用しているのはカウンターの裏投げです。

裏投げは実はカウンター攻撃の使用がメインです。

モスクワで下帯組み手のカウンター用に必要だと

クーリック先生から指導があり、

ダミー人形の練習が追加されました。

つまり、下から帯を掴む組み手は

腰投げを行うため。ということになります。

帯を上から掴んだ場合・・・これは

浅いロシアンタイからの変化が多いですが

継足で入る腰投げかパトファト(内股)を使用します。

この組み手からの裏投げは使用しません。

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最初のうちは、戦略的準備を使った組み手ひとつ。

そこからの投げをひとつ。まず、マスターしましょう。

できるようになったら、別の組み手でも同じことをやっていきます。

同じ組み手から多くの技を使えるようにしなくてもいいです。

この組み手なら、この技という具合にマスターしていきましょう。





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