旧ソ連で生まれた格闘技『サンボ』の研究所

サンボの技術・トレーニング法を徹底的に研究します。

ハバロフスクサンボセミナー

2005-02-28 17:12:09 | その他
 4月29日~5月6日、ハバロフスクにてサンボセミナーが開催予定です。

 私が17歳の時参加したハバロフスク・サンボツアーの費用は20万円位だったように思いますが、今回、往復飛行機代、ホテル代、セミナー料金込みで、14万円ということですので、かなり安くなっていると思います。

 セミナーについて、詳しい事はセミナーコーディネーターの佐奈喜さん宛てにメールをお願いいたします。

 samboseminar@yahoo.co.jp

 私の方にも、資料がありますので、メールでお名前・ご住所をお伝えいただければ、資料を添付して返信いたします。

 私宛のメールはサンボラボHPよりどうぞ

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アスタホフ氏の技

2005-02-26 23:18:39 | サンボの技術

 サンボラボビデオの国際試合集におまけとしてつけた、サンボ70のコーチで元世界チャンピオン・アスタホフ氏のスパーリング映像なんですけど、私自身毎日観ているくらい面白く、何度観ても、飽きないです。

 購入された方の感想では、やはり、得意技の裏投げについて、皆さんビックリされているようですね。いつの日か、日本のサンボでもあのような技を使ってくれる人が現れて欲しいと思っています。

 あの映像で、裏投げについてはもちろんなんですが、対になっているかのような、大腰にも注目して欲しいと思います。
 帯を上から持った時に大腰に入るスピードが異常なくらい速いのですが、足さばきが特殊ですから可能になるのです。

 サンボの基礎授業では、相手の背中に入る大腰も練習します。ビデオでも、アスタホフ氏が使っているのですが、この技については、袖口を上から持っていれば、比較的容易にマスターできると思います。




 少し解りづらいと思いますが、右手で相手の袖口を上から持ち、しっかりと固定していますので、背中に入っても、相手はきれいに一回転します。

 ビデオ・DVDについては、こちらをどうぞ

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そろそろ

2005-02-25 00:12:57 | その他
 肋軟骨の治りが遅く、まともな練習が出来なかったのですが、以前お世話になった国分寺の鈴木さんの道場にお邪魔させていただき、軽くスパーリングをしてみました。自分からガンガン攻めるのはまだ無理そうですが、受けであれば何とかいけそうなので、少しずつ激しい練習にしていこうと思います。WEB道場の方も止まっていましたが、再開できそうです。
3月から2月に行うはずだった、腕十字をやっていきます。会員の方に対しては1か月分の会員期間を自動的に延長いたします。

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組み手

2005-02-24 14:45:14 | サンボの技術
 
 サンボでは相四つ、ケンカ四つという考えはないと思っています。

 ただ、組み手を説明する時に、柔道的な表現の方がわかりやすいので、今回は、柔道的な言葉でやっていきます。

 国内のサンボの試合では、ケンカ四つの時、お互い釣手をとって、引き手争いをしている場面をよくみかけます。しかし、力をダイレクトに伝えるサンボの考えでは、あのような状態はあってはならないものです。引き手争いの為とはいえ、片手で組んでいれば、その分しか力を伝える事ができません。また、引き手争いに使う時間も無駄です。両手をしっかり使って組むことが大切であると思います。

 この様に書いてしまうと、昔の柔道の様にしっかり組み合って試合をするのが基本であると私が言っているように感じてしまうと思いますが、柔道の発想とサンボの発想は違います。「釣手と引き手をしっかり持ちましょう!」と言ったものではないのです。
 
 そもそも、サンボでは襟を持つ手が釣手とは限らないですし、袖を持つ手が引き手という風には考えません。柔道の基本=サンボの基本ではないのです。

 私が右組み手、相手が左組み手で考えて行きましょう。私は相手の左襟を取り(釣手)、相手は私の右襟(釣手)をとっています。柔道だと、この状態から、基本的には引き手を掴みに行きます。引き手がなかなか取れない場合は、掴んでいる釣手で、左の一本背負いにいくとか、右技に入りながら引き手を掴むといった技術を使ったりします。

 これがサンボになると、私は最初から相手の左襟を取りに行く事はまずありません。逆に、相手が私の右襟をとりにきたら、袖口を上から掴み、切る(右手で掴む場合もあれば、左手で掴む場合もあります)か、左手をつかって相手の腕を折り曲げ、ロシア式の組み手に入ります。右手で袖口を掴んだ場合、左手で何処を掴むかによって、技の種類は違ってきます。ただ、袖を掴んだ手が必ずしも引き手ではありませんので、右の技に入ることもあれば、左の技に入ることもあります。いずれにせよ、左手もどこかを必ず掴んでいます。

 では、2月15日に書いたハイブラーエフ選手はどうでしょうか。
 右手で相手の左襟をとっていますね。一番上の写真だけで判断するなら、ハイブラーエフ選手は右、相手は左のケンカ四つです。
 ところが、ハイブラーエフ選手は左構えですので、柔道的に考えるなら左手で、相手の右襟を取っていないといけませんが、釣手として掴んでいるわけではありませんので、左手で引き手を取りに行く事はありません。

 また、片手の組み手ですが、何事にも例外はあります。ただし、ハイブラーエフ選手については、組み手争いのためにあの組み手になっているのではなく、あの組み手こそが得意の内無双をしかけるために100%都合がよく、力を出せる組み手なのです。つまり、片手で組んでいても不完全な組み手ではないということです。

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