#鶴の湯
・隠れた名店
・観葉植物がたくさんある
・神は細部に宿る
都電荒川線
#滝野川一丁目駅
▲都電荒川線の滝野川一丁目駅
▲目的地はすぐそばで、真ん中の上にある18というところにある
▲駅を大塚方面に歩いて
▲左折する
▲しばらく歩くと
▲ここでストップ
▲左折する
▲そのまま進み
▲またしてもストップ
▲左折する
▲突き当たりにきたら
▲右にまがる
▲あとは真っ直ぐすすむだけ
▲左にみえてくる
▲ゴールデンウイーク最終日だったが、鯉のぼりが飾ってあった
▲到着。滝野川一丁目駅からだと歩いて4分ほどの近さだ。王子駅なら15分ぐらいだろうか
建物は外観の通りかなり古い。
下足箱に靴をあずけて中に入ると、すぐ目の前にこじんまりとしたロビーがあり、松井秀喜のユニフォームが目に飛び込んでくる。物販の隙間にはガンプラが飾ってあったりと、さりげなく店主の趣味が垣間見れる。
受付は左側で、座るのは70代ぐらいの女性。
出典:東京銭湯ホームページ引用
出典:東京銭湯ホームページ引用
「こんにちは。貸しタオルありますか?」と訊ねると「ありますよ」と後ろから出してくれた。おそらく見慣れぬ客だったからか、「通りすがりで来たんですか?」と聞かれて、「ブログの記事に書くためにきました」なんて正直に言ったら、訳の分からない変な奴が来たと思われるので、「はい、ちょっと近くに来たもんで」と嘘をついた。
女性は「なんにもないところですけど」と笑いながら両手をあげて謙遜していたが、決してそんなことはない素晴らしいお店だった。
女湯は左側で、男湯は右側。
のれんをくぐるとすぐ右手にトイレがあり、トイレは使ってみたところ叔母が住んでいる昔の古い団地と同じ匂いがすると感じた。
トイレの横はテラスになっていて、対面に休憩用の椅子が2つ並ぶ。奥側にテーブルがあるがそこは紫陽花のような花が飾られてあった。
ロッカーは浴室に向かって右側の壁沿いに続き、そのそばに漫画本やソファー、机が配置されている。
ロッカーの上には苗がギッシリ並び、他で見たことのない斬新な景観だ。
洗面台は左側で、ドライヤーはコンセントが抜けた状態だったので、おそらく無料で使えるのだろう。
浴室の扉をあけると広い浴室で、島カランが2つある。
左壁にもカランがあるが、右壁側にはなし。手前右側に立ちシャワーが2つ設置してあった。
カランのシャワーは勢いがあって使いやすく、立ちシャワーに関しては湯量がハンパなく多いのですごく快適。
じつはサウナが立ちシャワーの手前にあるのだが、残念ながらこの日は照明がつけられておらず稼働していなかった。
扉には2時間100円とあり、一般の銭湯で時間制を導入してるのは珍しい。なによりも利用料金が100円というのは東京の銭湯としてかなり格安だ。
浴槽は奥から右手前にかけて並び、L字型をしている。
右の一番手前が水風呂で2人ぐらいが入れるスペース。水温は20℃前後とそんなに冷たくなかった。
奥が深浴槽のハイパージェットとなっており、一人用だけど余裕がある。
奥壁から主浴槽となって、かなり広々としていた。温度は41℃ほどで、はじっこにはバイブラがあるがオマケ程度だった。
左隣に座湯が2つ。背中はもちろん、足下にもジェットがあり、水まくらはちゃんと冷たい。
最後の一番左にあるのが深浴槽の薬湯で、こちらは42℃ほど。主浴槽よりほんの少しだけ熱めだった。薬湯の中身は薬宝湯と呼ばれるもので、見た目は茶褐色で匂いはマイルド。
このようにすべてが快適設定だ。
出典:東京銭湯ホームページ引用
浴室全体をみると古さは否めないが、とても綺麗。天井や側面の壁は白で統一され、梁の部分は茶褐色だった。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲以前は緑色だったようだ
ペンキは最近塗ったかのように光を反射させ、おそらく古くない時期に中普請したと思われる。
まわりは観葉植物が定間隔で並び、気持ちが穏やかになる空間だった。
客層は全員高齢者でかなりのお客さんが来ていたが、客同士の会話は一切なかった。女湯も同様で、とても静か。
帰りがけにテラス付近で涼んでいたら、おじいちゃんと孫の女の子があらわれて、脱衣場の棚にあるおもちゃを見つけると「おもちゃがある」と女の子が言って、「受付の人が使っていいよと言ってたよ」とおじいちゃんがこたえていた。
入り口から浴室まで綺麗に管理されており、センスの良さもあって終始心地よい空間だった。
受付の対応もよかったし、随所にきめ細やかな心配りが感じられる名店と呼ぶに相応しい銭湯だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 滝野川一丁目
経路 南東に歩く
周辺の環境 住宅街
●空間演出
建物外観 自宅を兼ねた建物
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 松井秀喜のユニフォームやガンプラ
照明 ふつう
★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 綺麗で快適
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 水風呂、ハイパージェット、バイブラ、座湯、薬湯
サウナ あり(100円)※自分が訪ねたときは稼働していなかった
温度 41~42℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 丁寧かつ親身
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり
◆人
受付 70代の女性
客層 高齢者
【案内】
住所
〒114-0023
北区滝野川1−18−8
電話番号
03-3910-7244
アクセス
都電荒川線「滝野川一丁目」駅下車、徒歩2分
休日
金曜
営業時間
15:00−24:00
日曜は14:00から営業
※東京銭湯ホームページ転載
ここはホント良かったです。いろんな人に自信をもってオススメできる銭湯ですね。
王子駅から遠いので敬遠してたのですが、もっと早く来れば良かったと思いました。
小さな子ども用のオモチャまで用意してる銭湯って都内でも滅多にないので気遣いが徹底してるなと思ったし、なによりも清潔なのが良かったです。
ようこそお越しくださいました!笑
私は一昨日行きましたよ〜。
松井のユニフォーム、私も真っ先に目に飛び込みました(松井さんは好きだったけど巨人ファンではありません)。
隠れた名店。わかる!
全力でオススメできる。わかる!
派手さはないけどとても良いです。
広い明るい綺麗。三拍子揃ってとても良いです。
薬湯は半身浴できるし、ジェットは強力だし、ちゃんと水風呂があるしNICEでっす!
観葉植物は目に優しいし、古い銭湯だけどペンキ絵ではなく、ペイズリー柄のタイルが控えめで上品です。
脱衣場のソファーはふかふかです♡
私は風呂上がりはヘロヘロなので、座れないとダメなんですよ。
座らないと靴下履けないし笑、座って化粧したいし。
なので、ふかふかソファーはとてもポイント高いです!
おはようございます。
おお、ここはsun-sunさんのホーム銭湯だったんですね。
最初訪れたときは駅から近いけど住宅の奥まったところにあって隠れ家的な銭湯だったので、地元の人じゃないと来ないような場末の印象を受けたのですが、入ってみるとすごく綺麗で植物を使った飾り付けは癒しの空間というか、すごく良かったです。
sun-sunさんはソファーにこだわりがあるんですね。
自分はどちらかというと、お風呂からあがったら秒速で帰るタイプなのであまり気にしないのですが、たしかに疲れたときは優しい椅子がほしい気持ちはわかります。とくに銭湯巡りを始めた頃は頑張りすぎてよく湯当たりしたのでお世話になりました笑
話は変わるのですが、大井町にあったすえひろ湯はおなじ品川区(JR大崎駅か戸越銀座が最寄り駅)にある金春湯の店主が引き継ぐみたいです。金春湯の店主はSEの仕事をされていた経験をもつ若手(36歳)の方で、積極的に情報を発信して若い客を開拓した実績があるそうです。やはり若い人は時代の潮流を掴む感性やチャレンジする気持ちをもっているので、すえひろ湯がどう発展していくのか楽しみです。
リニューアル工事期間がそんなに長くないので、既存の設備をそのまま流用する形になるのではないかと思いますが、若手が引き継ぐので面白い運営をしてくれると期待しています。
今は銭湯業界が全体的に後継者問題で苦しんでいるので、若い人が経営してくれるのはほんとにありがたいことです。