銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

黄金湯(東京・東武練馬)

2025-02-22 07:37:00 | 銭湯
#黄金湯




東武東上線
#東武練馬駅
▲東武練馬駅


▲改札口

▲北口を出たら

▲右に進む


▲イオンがあるのでそのまま直進する

▲イオンを横切り


▲ファミマも横切り

▲とにかく道なりに進む


▲セブンイレブンがみえてくる

▲駐車場が広い。板橋区は駅前近くでも土地に余裕があるところのようだ

▲坂道をくだり



▲カーブになっていて

▲ここで止まる

▲左にすすむ


▲昆虫公園の看板をすぎて

▲少し進むと


▲右に黄金湯が見えてくる




▲到着


建物の中に入ると、上がり框からロビーと下足箱が一体になった空間になっていて、左にロビーと右に下駄箱があった。
ロビーは白い椅子が左右に並び、壁の高いところにテレビが設置してある。
フロントは正面の奥で、座るのはおそらく50代か60代ぐらいの女性。マスクをしてメガネをかけてるので年齢ははっきりわからなかった。
「貸しタオルありますか?」と尋ねると「あります」と出してもらえ、「サウナがありますがどうしますか?」と聞かれた。「いくらですか?」と聞くとなぜか少しためらう間があり、「800円ですが、入浴料が550円でサウナ料金が250円で全部で800円です」と言われた。250円ならそんなに高くないかと思い、お願いすることに。
「下駄箱の鍵がほしいです」と言われて差し出すと、かわりにサウナに入るための鍵を渡される。
一般的に、サウナがあってもサウナに入るか聞いてこないのがふつうなので、ここは親切なところかもしれない。
「貸しタオルは無料ですが、返すときは絞って戻してください」とも言われた。
男湯は左側で、女湯は右側。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


のれんをくぐると、脱衣場は少し狭いかなと感じさせる広さで、真四角の作りだった。
ロッカーは左壁にあるのと、右壁に少しだけある。年代物の緑色をした金属製の扉で、コインリターン式。なので事前に100円硬貨を用意する必要がある。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは男湯


浴室の扉をあけると、すごい湯煙が充満していた。なんでこんなに湯煙がすごいんだろう?と思ったが、その理由のひとつは湯船のお湯がけっこう熱かったせいかもしれない。
カランは島カランと左右の壁にも並ぶが、全体の数はそんなに多くなく、客数の割には若干少ないかなという印象。備え付けは各所置いてあった。
面白いと思ったのはマンション銭湯なのに、意外と天井が高かったことだ。
にも関わらず湯気抜きが全然機能していないのは皮肉である。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


手前の右側に立ちシャワーが一つ。
左にはサウナがあった。
サウナは入ると6人ぐらいが入れるスペースだが、常時2人ぐらいしか利用していなかった。
温度はかなり熱く、ふつうの人はちょっと耐え難いかもしれない。ヒーターの前に座ったら(そこがちょうど空いていたのでたまたま座った)顔が熱すぎた。常識を越える熱さではないが、マニア向けの熱さだ。砂時計は小窓に2つある。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


サウナの対面のところ(立ちシャワーの横)に水風呂がある。
こちらもやはり攻めた水温で、14℃ぐらいか。手を入れてすぐに無理と感じさせる冷たさ。3人ぐらいは入れる余裕あるスペースがあった。


浴槽は奥にあって、一つの湯船である。
入り口からして大規模銭湯の雰囲気だったので、やや拍子抜けだった。
設備もシンプルで、左はなにもなく、真ん中の右よりにジェットが一つ。それと右端はバイブラ。それだけ。
温度はかなり熱く、47~48℃ぐらいだろうか。最初に足をつっこんだら、優雅に入ってる人が信じられな位ぐらいの熱さだった。ただ、湯船の縁に座ってうなだれている人がいたので、やはり少し長湯するにはきついようだ。
最初はもはや痛いとしか感じない熱さなのだが、慣れてくると癖になる感覚がある。これが怖いのだが、おそらく熱湯による脳内麻薬なのかもしれない。
帰りのときは熱湯も悪くないかもと思っている自分がいた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


壁絵はおそらくなかったはずだが、湯煙がすごくて視認が悪かったので、もしかしてちょっとあったかもしれない。
客層は、高齢者がメインだが若い人もちらほらいた。


湯船もサウナもかなり熱いところなので、熱いのが苦手な人には勧められないが、刺激を求める人には最高の銭湯ではないかと思う。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 東武練馬
経路 高島平方面に北上
周辺の環境 住宅
●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 なし(たぶん)
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 テレビがある
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 ジェット、バイブラ、水風呂
サウナ あり
温度 47℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 50代ぐらいの女性
客層 高齢者がメイン


【案内】

住所
〒175-0083
板橋区徳丸5−2−2

電話番号
03-5398-3406

アクセス東武東上線「東武練馬」駅下車、徒歩15分

休日
月曜
祝日の場合は翌日休

営業時間
15:00−22:00

※東京銭湯ホームページ転載

梅の湯(横須賀・久里浜)

2025-02-15 08:30:00 | 銭湯
#梅の湯
2025年2月27日閉店




京急本線
#京急久里浜駅
▲京急久里浜駅

▲京急久里浜は横浜駅から40分ほどだ

▲改札口

▲改札口を抜けたら左の東口に出る

▲階段を降りて


▲降りたらそのまま真っ直ぐ

▲バスターミナルを過ぎても真っ直ぐ。奥の細道にすすむ

▲小道に入り


▲左に梅の湯がみえてくる

▲常連客たちが待っていた



▲これはなにに使った設備だったのだろうか?




お店の前に到着するが、開店時間になっても扉は開かず。入口まわりを中高年の女性たちが取り囲んでいた。
定時刻から2、3分ほど経過したのちに扉の開く音が聞こえ、のれんがかけられると女性たちが入っていく。






その女性たちの後ろを並んでいたら、目の前にいた女性が突如として振り向き、人懐っこい笑顔で「レトロでしょ?」と声を掛けてきた。「レトロですね」と相づちを打った。
「閉店になるのは残念ですね」としみじみ言うと、「入ったら?」と素っ気なく言われた。写真だけを撮ってる奴と思われたのかもしれない。
「もちろん入るために来たんですよ!」と苦笑いしながらこたえた。
入口は男女に分かれていて、左が女湯で、右が男湯だった。


▲女湯側

▲男湯側


▲入り口が綺麗なところは、基本的に中も綺麗なところだ


開店直後に入った時点で、男の客は自分一人のみ。久しぶりに一番風呂に入れると喜んだ。
靴を預けて中に入ると、手前ひだりに番台があり、座るのは80代半ばか90代近くぐらいの小柄な女性。
豊富な白髪をたたえていたが、すこし前までは染めていたであろう薄茶色が下まで後退していた。話し方は穏やかで、可愛らしさと品の良さが混ざったような声だった。
ちなみにここの番台は高さが低いので、双方の脱衣場の見通しが良く、店主とお金のやりとりをしている間に、先ほどの声をかけてきた女性と再び顔を合わせて、相手が「アハハ!」と笑っていたので、こちらもとりあえず笑顔を返した。
脱衣場の手前が丸見えなのは大丈夫なのかと一抹の不安をおぼえる。
貸しタオルをお願いして受け取ると、男湯の脱衣場を見渡せば、ロッカーが一切ない。どんなに古くても大抵は小さなロッカーがあったりするので、昔ながらのスタイルを貫徹しているところのようだ。言い換えると地元の人ばかりが通っていたところなのだろう。
真ん中には折りたたみのような細長い椅子が細長いテーブルを取り囲み、右側の壁のところにはステンレスの私物置き場が綺麗に並ぶ。
どの銭湯も私物置き場は基本的に乱雑に置かれているが、ここはそうした光景が見られなかった。客層のマナー意識が高いのかもしれない。
そして、私物置きの隣に乾式サウナの入口があった。脱衣場にサウナがあるのはかなり珍しい。
この時は中が真っ暗で、稼働していなかったのかもしれない。入口のうえには別料金100円の文字。いつから100円だったのか知らないけど、今のご時勢ではかなり良心的な値段だろう。
あとはおきまりの間仕切り壁のところに大きな一面鏡。手前の洗面器がある空間は屏障がある。奇抜さもあるが、原則は古典的な作りに忠実だ。

出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲女湯の脱衣場から入口方面


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


脱いだ服を入れたカゴをどこに置いたらいいか迷ったが、ちょうどマッサージチェアの後ろに空間があったので、そこに置くことにした。ほかはどこに置いても邪魔そうで、こういう適当に置けるスタイルはいつも戸惑う。


ちなみに男湯で入店の一番のりは自分だったのだが、後からぞろぞろと男性客が入ってきて、その中で一番風呂を目指しているであろう男性が急いで脱いでいたので、自分も負けじと早く脱いだのだが、置く場所に迷っていたせいで負けてしまった。やはり常連客のアドバンテージには敵わない。
浴室に入ると古い外観とは裏腹に、中は古さを感じさせない、ほのかに新しい綺麗な作りだった。
カランや床はしっかりと磨かれ、全体を見渡しても汚さはほとんどなかった。しかし昔ながらの地元に根ざした銭湯ということでかなり狭く、カランの数は真ん中が4×2、壁が5と4と、多くの客が来ることを想定していない。
ところが人気店らしく、かなりの人が押し寄せ、定員超過の混雑感があった。もともと混んでるのか、閉店間近だから別れを惜しんで来店が増えているのかわからないけれども。
天井はしっかりと高く、このあたりの作りはやはり昔ながらの銭湯だ。
シャワーは固定だけでなくハンドシャワーも取り付けられていた。建物の古さから考えると初めからこのカランだったことはありえないので、どこかで中普請をしたのだろう。


浴槽は奥に設置されていて、非常にシンプルな作りだった。
左が深浴槽で、右が浅浴槽。
深浴槽はジェットが一つと、浅浴槽は、ジェットとバイブラがあるのみ。右端のところには座湯として使えるように段差が設けられていた。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


温度は45℃ぐらいで、足を入れた瞬間にそれなりに熱いかなと感じるが、慣れてしまえばゆっくりと浸かれる。
ほかの客たちもとくに眉間にシワを寄せたり歯を食いしばることなくすんなり入っていた。
客同士の会話は男湯は多少みられたけどそれほど活発ではなかった。ただ、一見さんの自分にも挨拶をしてくれる高齢男性がいたり、挨拶を交わす文化があるところのようだ。
女湯はたえず笑い声が響き、とても賑やかだった。典型的な昔ながらの社交場という感じである。
最近だと、こうした交流が残ってる銭湯は関東圏なら川崎や横須賀もまだ健在で、とくに横須賀は人の近さを感じられる。このような古き良き時代の精神が宿る銭湯がなくなってしまうのはとても残念だ。
閉店の理由は、店主の高齢化、設備の老朽化、燃料費の高騰のトリプルパンチにより決定したようである。
経営者も若ければ多少の困難は乗り越えられただろうが、年とともに踏ん張りがきかなくなるのは、誰にでも訪れる宿命である。別れもまたどこかで受け入れなければならない。
惜しまれて去るのが花という言葉があるように、消えゆく時代の変化を感じさせながら惜しまれて別れるのが理想的な幕引きかもしれない。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 京急久里浜
経路 東口を真っ直ぐ
周辺の環境 駅前

●空間演出
建物外観 昭和の風景
壁画・眺望 木のタイル絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 昔ながらの雰囲気
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 ジェット、バイブラ
サウナ あり(今は稼働してるか不明)
温度 45℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 おっとりとしている
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 80代の女性
客層 高齢者がメイン


【案内】

住所
〒239-0831 
横須賀市久里浜4-10-8

電話
046-835-8070

営業時間
15:00〜22:00

定休日
毎週金曜日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

紀の国湯(東京・蓮根)

2025-02-08 07:17:00 | 銭湯
#紀の国湯





都営三田線
#蓮根
▲蓮根駅

▲板橋区なので23区の中ではかなり端っこのところだ


▲地下鉄だけど地上にでている



▲改札口

▲東口にむかう


▲東口を出たところ。目の前の横断歩道を渡り

▲そのまま真っ直ぐ



▲徒歩15秒で、紀の国湯の看板がみえてくる

▲左はマンションの入り口


▲右に進むと


▲奥に入り口がみえてくる




▲到着

ほぼ駅前にあると言っていい立地。
入り口に入ると、入り口からスペースがかなり広い。この時点で設備に関しては期待がもてる。
靴をあずけて中に入ると、右側に斜めに設置されたフロントがある。
2人の女性が立っており、ひとりは70代後半あたりの女性で、もうひとりは50代ぐらいの女性。
最初は70代ぐらいの女性が対応してくれて、「貸しタオルはありますでしょうか?」とたずねると「ないんですよ」と言われた。買うしかないという。ところが手ぶらセットような使い捨てタイプはなく、けっこう高いものばかりだった。そこですかさず50代ぐらいの女性が声をかけてきて、「サウナセットならタオルがついていますが。いまなら誰も入っていないので、一番最初に入れますよ」と案内してくれた。
サウナセットだと950円。こちらもそれなりのお値段であるが、どうせ似た値段を払うならサウナも入れる方がいいに決まってる。そもそも一番最初の客という文言に心引かれた。なるほど、サウナセットにすることに。
「下駄箱の鍵はありますでしょうか?」と聞かれて渡すと、「サウナに入る時はこの緑のバンドをつけてはいってください。ロッカーは中に入って右奥にあります」と言い慣れた早口で教えてくれた。
ちなみに、フロント奥には休憩用のロビーがあるが、想像以上に広くて驚いた。
スーパー銭湯並みとまでは言わないけど、個人経営の銭湯でここまで広いところはちょっと記憶にない。そのまま飲食店を開けるぐらいのスペースだった。
女湯は左側で、右側が男湯だった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


のれんをくぐって中に入ると、脱衣場もかなり広く、綺麗に整っている。
真ん中と右手前にロッカーが並ぶが、言われたとおり右壁のところにサウナ専用のロッカーがあった。
縦長でハンガーなどもついていたが、かなり細長く、これならふつうのロッカーの方がいいんじゃないかと思った。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室の扉をあけると、まずはその規模と瀟洒な雰囲気に圧倒される。
右側に並ぶ湯船が一般的な銭湯と違っていて直線的ではなくゆるやかな曲線を描いて奥まで続く。
そして真ん中には島カランがある。
左側は一番手前に立ちシャワーがふたつあり、この立ちシャワーの出はとても勢いがあってよかった。
肝心のカランのシャワーはというと、微妙なところで、幅(レンジ)が狭いので勢いはそれなりにあるが、やや使い勝手が良くないかなと感じた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は右側にあるが手前からみていくと、寝湯が2つ、手前の壁沿いに並ぶ。水まくらが機能していて冷たい。
奥に続く途中はなにもない空間で、さらに奥にかけて右側の壁沿いに電気風呂、ボディジェット、ハイパージェットが2つあった。ただし、一番奥のハイパージェットは止まっていた。
そこから短い通路を隔てて、さらに奥には水風呂がある。6人ぐらいが入れる広さで、手を入れてみたところけっこう冷たいと感じた。
おそらく14℃ぐらいだろうか。とにかくキンキンに冷えていて、先鋭化したサウナーたちはご満悦間違いない。


サウナはその対面にあたる左側に設置され、見るからにスペースが広い。
扉をあけると、二段構えながら横幅があり、重厚な作り。施設全体にお金を掛けてる感じがするが、このサウナには特に注力を入れてるようだ。
ただ最近のロウリュらしきものはなく、勝手に水を掛けたりしないでくださいという警告文があった。流行する前に作ったサウナなのだろう。
中に入ると、入った瞬間はそんなに熱く感じなかったが、上の段に座って斜め向かいに設置されたテレビをぼんやり眺めていると、まず鼻孔が痛くなり、次に目の乾きを感じ始めた。かなり乾燥しており一向に汗が流れる感じがしない。おそらく汗が流れる前に蒸発してしまっていたのかもしれない。
次第に肌や目や鼻が不快なほど痛くなり、マニア向けの突出したサウナであることに気がついた。こうなると、個人的には楽しめる範疇ではないので残念ながら短時間で出る羽目になった。
本場のフィンランド人からすると日本のサウナは乾きすぎて熱すぎるという声があるらしいが、それを強く実感することになった。


先ほどの浴槽と水風呂のあいだにある通路の奥には露天風呂の扉がある。
扉の先に進むと、露天風呂ではあるが屋根がしっかりとついているので、半露天風呂だった。
ただ外気が取り込まれていて、外にいるのと変わらない体感気温。
露天風呂は6人ぐらいが入れる大きさで、温度は40℃ほどだった。
浴槽の周りを取り囲むようにベンチや椅子が並んでいる。
外気浴をするにしても、ここなら場所が足りないことはほぼないはずだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


客層は高齢者がメインであるが、サウナでは若い人を一人みかけた。
思ったよりもここでこサウナはそんなに人気がないのか、単に値段が高いせいか浴室は混んでる割にサウナがほとんど利用されてない印象だった。


全体を見渡すと一般的な銭湯というよりも、ミススーパー銭湯的な作りで贅沢な空間の使い方をしている。そして駅からかなり近いというのが嬉しい。
近くに住んでる身なら、日常的に通いたくなる好条件が揃った銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 蓮根
経路 東口から直進
周辺の環境 住宅や飲食店

●空間演出
建物外観 マンション銭湯
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 広いロビー
脱衣所 広くてきれい
シャワーの出 勢いがあるが幅が狭い
浴槽の種類 寝湯、電気風呂、ボディジェット、ハイパージェット、水風呂、露天風呂
サウナ あり
温度 40~43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル なし
備え付け あり

◆人
受付 70代と50代の女性
客層 高齢者がメイン


【案内】

住所
〒174-0043
板橋区坂下2−33−4

電話番号
03-3960-2536

アクセス
都営三田線「蓮根」駅下車、徒歩1分

休日
月曜
祝日は翌日休

営業時間
15:00−23:00

※東京銭湯ホームページ転載

ゆラックス(東京・池袋)

2025-02-01 08:30:00 | 銭湯
#ゆラックス




JR山手線
#池袋駅
▲池袋の北改札口


▲出たら右に進み


▲いけふくろう(冬バージョン)を横目に見て

▲東口の出口を振り返る

▲外に出たら左にむかって


▲ビックカメラやZARAがみえてくるので、横断歩道を渡りZARAへと進む

▲ZARAの前を通り過ぎて

▲隣にあるビックカメラも過ぎて

▲方向としては西巣鴨方面だ



▲高速道路がみえてくるので、その下をくぐる

▲横断歩道は、右斜めと左斜めに進む

▲高速道路を抜けると

▲直進すれば

▲橋がある。この下は新宿湘南ラインと山手線が走っている

▲橋の左にある横断歩道を渡り

▲渡ったら、右の横断歩道を進む

▲細い道にむかって

▲入ってすぐの十字路で止まると

▲左折する

▲ちょっと歩くと

▲Y字路があるので右に直進

▲ゆるやかな坂道になっていて

▲工事中のアパートの前で止まると

▲左折する


▲すると左にゆラックスがみえてくる

▲マンション銭湯であるが


▲酒屋でもある

▲開店前

▲開店直後


▲シャッターが開くと、山積みの段ボールがみえる


出典:SPA首都圏netホームページ引用
▲到着


開店の5分ぐらいに前に到着したが、周りは誰もおらずあまり人気のないところなのだろうかと思っていると、開店時間直前になって数人の男女が集まり始めた。
開店時間を少し過ぎたあたりから右端のシャッターが開き、顔をのぞかせたのは60代前半ぐらいの女性。
最後のシャッターが開くと、張り付いていた客たちがなだれ込んでいく。


銭湯なのに酒の看板があるとおり、銭湯と酒屋を同時に経営しているところのようだ。
中に入ると、さっそく酒類や食料品が並んでいた。入り口そのものがそのまんま酒屋だった。ただ置かれた品数が少なく過疎地にある個人店のコンビニか農協を思い起こされた。
受付も通常の銭湯と異なっていて、酒屋のレジを使ってやり取りをするで、なんとも奇妙な感覚だ。
貸しタオルをお願いするとロッカーの鍵と一緒に手渡される。
ロッカーの鍵は緑色のナイロン製で、数字がかかれた中央部分にマジックテープで鍵をくぐらせている。腕に巻くバンド部分もマジックテープだった。
貸しタオルは有料だったが、使い切り石鹸と同時に支払ったのでいくらだったか失念してしまった。たぶん50円ぐらいだったと思う。
脱衣場の入り口は奥の端っこにあり、男女の浴室は週替わりになっているらしく、訪れた日の男湯は左側で、女湯は右側。靴箱は、脱衣場の入り口横に並ぶ。


出典:SPA首都圏netホームページ引用
▲この写真より品数が少なかったと思う。それと右側に段ボールが山積みになっていた


中に入ってのれんをくぐると、結構新しくてきれいだなと感じたのと、全体的には装飾がなくて無機質。
というのも、ロッカーはステンレス製で工場の更衣室のような雰囲気だ。
渡された鍵の番号を確認して自分のロッカーを見つけだす。


出典:SPA首都圏netホームページ引用


浴室に入ると、天井が低いためか狭く感じ、少し複雑な作りをしている。
カランは島カランが2つあるが、左側の島カランは右側のみで、数も3つしかない。そのカランの左端のところに薬湯の浴槽があった。
右の間仕切り壁のところにもカランが並び、手前の右側に立ちシャワーが1つだけある。
通常のカランはシャワーの勢いは悪くないものの線が細いので湯量そのものは少し物足りない。立ちシャワーは勢い、湯量ともに多かった。


先ほどの薬湯は、この日は青森ヒバの湯と命名され、お湯自体は無色だがヒバの香りを楽しむことができた。
3人ぐらいが入れる広さで温度は41℃ほど。思ったよりも温度が低くく、長湯にもってこいだ。


主浴槽はというと奥にあって、最初の左手前にせり出しているのが水風呂。こちらは3人ほどが入れる広さで、水温は18℃あたりとややぬるめだった。
奥に並ぶ主浴槽は、左側が浅浴槽で、右側が深浴槽に分かれている。
浅浴槽は遠赤外線バイブラと書かれてあったが、赤外線は灯っておらず、バイブラも少し微妙。
電気風呂もあるが、手を接触するほど近づけてようやく微かな電気刺激を感じる程度。ここまで弱い電気風呂ははじめてかもしれない。


右側の深浴槽は、ボディージェットとハイパージェットが並び、こちらはともに機能に問題なし。
温度は41℃前後なので誰もが入れる温度になっていた。そのため他の銭湯と比べて長湯している人が目立つ。


天井は低く、湯気抜きが機能していないのか湯煙が充満し、天井についた水滴が時折、頭に落ちてきた。
壁絵はタイル絵で、水車が複数ならび、その隙間を縫うように川が流れている。


出典:SPA首都圏netホームページ引用


客層は全員高齢者。大半が常連客だと思われるが、挨拶や会話はなかった。
女湯の方からは、活発な話し声が終始響いていた。


東京の銭湯だと希に兼業しているところがあるが、ここは受付まで一体化され、かなりユニークなお店だった。
池袋という都市部にありながら周囲の環境とは一線を画し、緩やかな空気が流れており、さながら地方に来たような錯覚をさせる不思議な銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 池袋
経路 西巣鴨方面
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 酒屋、マンション
壁画・眺望 水車のタイル絵
統一感 なし
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 無機質
シャワーの出 勢いがあるが湯量が微妙
浴槽の種類 薬湯、水風呂、バイブラ、ボディージェット、ハイパージェット
サウナ この日の男湯はなし(男女の浴室が週替わり)
温度 41℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 大人しい
清潔さ きれい
貸しタオル あり(たぶん50円)
備え付け なし

◆人
受付 60代の女性
客層 高齢者ばかり


【案内】

住所
〒170-0012
豊島区上池袋2−10−6

アクセス
山手線「池袋」駅下車、徒歩8分

休日
土曜

営業時間
平日15:30−21:30(最終受付20:30)、日曜・祝日15:30−21:00(最終受付20:00)

※東京銭湯ホームページ転載