銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

光徳湯(東京・東武練馬)

2025-01-25 07:58:00 | 銭湯
#光徳湯






東武東上線
#東武練馬駅

▲東武練馬駅

▲東武練馬は池袋から7駅目のところ


▲北口改札口

▲北口を出たら

▲右にむいてイオンを目指す

▲イオンの手前まで来たら


▲ひだりに進む


▲しばらくまっすぐ




▲ここでストップ

▲右の横断歩道を渡る

▲横断歩道を渡ったらこの道をすすみ


▲十字路で止まり

▲左折する

▲少し進むと

▲左に光徳湯がみえてくる


▲炭酸風呂、新規導入!日本でも希少な炭酸泉を再現しました、という。再現ということは天然の炭酸泉しか知られていない時代の話だろうか…


▲到着


中に入ると、下足箱に靴を入れたら目の前に横長のロビーがある。
テーブルの上が散乱していて、ちょっと片づいていない様子。奥の壁には格闘技の選手のものなのかサインがいくつか飾ってあった。
左に進むとフロントがあり、座るのは70代ぐらいの白髪の女性。
「はーい。いらっしゃいませー」
と親しげでざっくばらんとした話し方をしていた。
「貸しタオルありますか?」と聞くと「はーい、はーい、ありますよー」と出してくれる。
男湯は右側で、女湯は左側。

出典:東京銭湯ホームページ引用

出典:東京銭湯ホームページ引用

出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


のれんをくぐると、やや広めの空間で、真ん中と右壁のところにロッカーがある。右壁には縦長と真四角のロッカーがあり、好きな方を選ぶことができる。
全体を見渡すと壁紙がすごく綺麗で、つい最近になってリフォームしたのかもしれない。綺麗なのだが、ただここも心なしか雑然とした雰囲気があった。
間仕切り壁の上には古い柱時計や、脱衣場の片隅にはかなり古いマッサージチェアが置いてある。少し新しめだが皮がボロボロのマッサージチェアは反対側に置いてあった。
ここで珍しいと思ったのは、トイレの扉が観音扉だったことだ。空間の制約でそうなってしまったのか。鍵をどうかけていいのか分からなかった。
それと脱衣場の電気がついておらず、かなり薄暗かった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらはたぶん女湯


浴室に入ると、東京では珍しく浴槽が奥ではなく左側に並んでいる。
カランは、島カランと右壁のところに並び、すべてハンドシャワーでハンドルで押すスーパー銭湯タイプ。シャワーのでている時間は比較的長いので快適だった。シャワーの出は場所によっては勢いが良すぎるのもあって少し痛かったが基本的に使いやすい。椅子もはじめから置いてあった。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽を左手前から見ていくと、最初にあるのは深浴槽の階段状になった湯船。そこの一番高いところが足湯、次が腰掛け湯、一番下の奥端っこが電気風呂と階段の深さに応じて命名されていた。
電気風呂のところはかなり微弱で刺激が弱すぎた。
この深浴槽は温度が45℃ほど。最初に入るにはキツく感じるだろう。
次の隣が浅浴槽で、寝湯が2つ、座湯が2つと続く。さらにもうひとつ奥のところは深浴槽で、ハイパージェットがこちらも2つ。すべて42℃ほどだった。
その隣に表の看板に表記されていた炭酸泉がある。全国的に数少ない炭酸泉を導入しましたと書いてあったので、かなり昔に導入したものと推察される。
濃度は正直そんなに濃いとは感じなかったが、それなりに気泡は認められた。温度はたぶん39℃ぐらいか。
そして一番奥に水風呂がある。
手を入れてみたところ20℃ほどぐらいとかなりぬるめ。正月明けの3日に訪れたのだが、外気は十分寒かったので、そのまま水を入れただけのほうが冷たいはずだ。ということは、わざわざこの水温なのだろうか。
そして浴室の右奥にサウナがあった。思ったより広くて10人ぐらいは入れるかも。その隣に立ちシャワーがある。
湯船に関して付け加えると、パイウォーターというのを使っている湯船だという。解説がなくてなんなんだろうと検索してみると、鉄イオンとミネラルを媒介して作る水らしい。が、いまいちよく分からなかった。ここお店に来て初めて知ったので、おそらくあまり普及しなかったのかもしれない。


出典:東京銭湯ホームページ引用


全体を見渡すと壁絵などはなかったものの、左右の壁は緑色のラインがひかれ、縁の部分は黄色のラインがひかれるなどささやかな装飾があった。天井は低く、マンション銭湯の宿命だろう。
客層はほぼ高齢者だったが、常連客同士の挨拶しあう姿はみられなかった。
光徳湯を出るときに、いかにも格闘技をやってそうな3人組の若い人たちとすれ違った。こうした人たちも来るところのようだ。
いまとなってはかなり古い銭湯だけれども、昭和の痕跡を残しつつ設備が充実しているユニークな銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 東武練馬
経路 徳丸商店街を歩く
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう(脱衣場は暗い)

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがありすぎる
浴槽の種類 電気風呂、寝湯、座湯、ハイパージェット、炭酸泉、水風呂
サウナ あり
温度 42~45℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 マイペース
清潔さ きれい
貸しタオル あり(30円)
備え付け あり

◆人
受付 70代の女性
客層 高齢者がメイン


【案内】

住所
〒175-0083
板橋区徳丸3−11−16

電話番号
03-3933-8740

アクセス
東武東上線「東武練馬」駅下車、徒歩6分

休日
不定休

営業時間15:00−23:00
日曜は8:30から営業

※東京銭湯ホームページ転載

RAKU SPA BAY 横浜(横浜・東神奈川)

2025-01-18 18:26:00 | スーパー銭湯
#RAKU SPA BAY 横浜




京急本線
#東神奈川駅

▲京急東神奈川駅

▲少し前まで仲木戸駅を名乗っていた

▲改札口にむかい

▲振り返ったところ。送迎バスはここの階下にある

▲下に降りて(下にも改札口がある)、奥の左に進むと


▲左の建物が京急東神奈川駅で、右に高架線路がみえるが


▲高架線路の下に郵便ポストがある。この付近かちょっと先に


▲送迎バスが停車している


▲バスに揺られて海方面にすすみ(箱根駅伝はこの道を左右に走っている)


▲貨物線路を渡り


▲途中で右方面に瑞穂大橋があるので
それを渡ると


▲ラクスパがみえてくる


ちなみに東神奈川駅から先ほどの道をひたすらまっすぐ進むと、




▲瑞穂橋がある。この右隣には、スターダストとポールスターというBARがある。あぶない刑事のロケ地だったり、サザンオールスターズの「思い出のスターダスト」のモチーフになったお店だ






▲ポールスターの中の様子


▲瑞穂橋の左横に併設されているのが、瑞穂橋梁。日本初の溶接鉄道橋である





▲瑞穂橋の先には、横浜ノース・ドッグ米軍基地がある






▲寄り道をしてすみません




▲到着


入り口に入ると奥に靴箱があり、数はそれなりにあった。
左が入り口で、ゲートはそのまま入れるが、帰りのときは靴鍵のバーコードを読みとらせてゲートをあける必要がある。


フロントはちょうどすべて埋まっており、少しばかり待つことに。
壁には失踪した犬のポスターが張ってあって、スーパー銭湯でこうしたポスターがあるのは珍しいなと思いながらぼんやり眺めてたら、フロントが空いていたらしく、受付の女性が困惑した顔でこちらを見ていた。
対応してくれたのは二十代前半ぐらいの可愛らしい顔立ちの女性だ。
「初めてですか?」と聞かれたので「はい、そうです」と答えると、下駄箱の鍵を出してくださいと言われ、そのあとに簡単な説明してくれた。
浴室は三階で、リクライニングルームの二階や、休憩所の四階はエレベーターで移動できないので階段を使ってほしいと言われる。
タオルや館内着はフロントの斜め後ろ(エレベーターの横)にあり、「他になにか分からないことはありますか?」と聞かれたので、「ないです」と答えた。


タオルを手にしてエレベーターで三階へと進むと、右が女湯で左が男湯。
脱衣場では受付で渡されたバンドの数字を確認して該当するロッカーをみつける必要がある。ロッカーの幅は狭く、荷物がある人はかなり使い勝手が悪いのはではないかと感じた。
服を脱いで奥に進むと、困惑する場面に遭遇する。奥の左側にはドレッサーが並ぶが、右側に出入り口があった。
最初は方向を間違えてしまったのかと思ったが、ドレッサーと出入り口のあいだに浴室へと進む通路がある。
なんとも紛らわしい構造だ。


浴室に入ると、浴室内はラグジュアリー感ある重厚的な作りで、左側には立ちシャワーと通常のカランが奥にかけて並んでいた。
仕切り板はスケルトンタイプで、隣に人が座るとすぐに分かる。テーマカラーは細部まで突き詰められていて、非常に洗練された空間だった。
シャワーはスーパー銭湯なので勢いがあるが、自動で止まる間隔が少し短いために何度もハンドルを下ろさなければならない。
カランの対面にある右側のスペースには、休憩用の椅子が定間隔で並び、ここで休憩することができる。


そこから奥へと進むと、正面には横長の内風呂があった。10人前後は入れそうな広さで、薬湯仕様。この日はヒアルロン酸が入った青い薬湯だった。
スーパー銭湯だと基本はぬるめの傾向であるが、ここは42℃ほど。なのでやや熱いと感じた。しかし訪れたのが年末の大晦日だったので、寒い時期にはもってこいの塩梅である。


そこから右に目を向けると、水風呂がある。高く設置された深めの作りで、水温は16℃ぐらいだった。スーパー銭湯にしてはけっこう冷たいと感じた。
再び正面を向くと、右側に通路が2つあり、その通路の右方面にはアカスリと高温サウナが並んでいる。
左方面の通路奥が半露天風呂だった。完全露天風呂ではなく屋根と壁があるが、外気が取り込まれている。
ここの通路の扉が開けっ放しで、自然と浴室全体が寒かった。


最初にサウナに入ると、水風呂の横に置かれたマットを手にして扉をあければ、スーパー銭湯のサウナにしては少し狭いなと感じる。
10人も入ればいっぱいになるスペース。それとテレビは設置されておらず、とても静かだった。個人的にはサウナにテレビがないほうがいい。
温度はやはり昨今のサウナブームを念頭にしてなのか、高温サウナの名のとおりかなり熱い。ただ、乾燥しすぎず、バランスはちゃんとしている。オートロウリュ機能も備えていた。


先ほどの半露天に進むと、こちらも横長の浴槽で、さきほどの内風呂より若干大きいサイズ。
濃い黄土色をたたえており、すぐに塩化物泉とわかった。温度は40℃ほどで、半露天のため低めの温度だ。
正面が格子になっていて、風の通り道にもなっている。
眺めは素晴らしく、右を見ればみなとみらい、左を見ればベイブリッジが目に飛び込む。
ここまで横浜の絶景を一望できるところは、なかなかないだろう
湯船の手前に外気浴の椅子が4つ並び、そこからも眺めを楽しむことができた。

▲四階にあるテラスで撮影した写真。右側がみなとみらい。夜景ならもっと綺麗にみえるだろう


▲左側にベイブリッジ




眺めは文句なく素晴らしいが、浴室の設備はこれだけ。(施設全体では、テラスのほかに漫画が読める休憩所やコワーキングスペース、食事処とそれなりに揃っている)
浴室の広さはそれなりにあるものの、浴室設備に関してはふつうの銭湯にも負けているぐらいだ。
温泉の質は高いが、かなりランニングコストを落としている印象である。
建物内がやや分かりづらいのも不満。脱衣場に入ったときにもう一つ奥に出入り口があったが、こちらを出ると食事処やコワーキングスペースがある。そして階段はここから移動する。
最初はエレベーター横にある階段で移動するかと思っていたら、その階段が閉ざされていたので迷ってしまった。


客層は若い人が目立つが、高齢者や親子連れなどもおり、かなり幅広い。
混雑はほとんど感じず、そのあたりでは快適に過ごすことができた。


建物にはINSPA横浜の看板があるが、元々INSPA横浜が運営していた温浴施設を極楽湯が買い取り直営化しているようである。
なので12月に開業したばかりとはいえ、実態は運営権を引き継いだだけ。扉の塗装が剥げていたりと老朽した部分はそのまま残っていた。
今後さらに改装するか分からないが、INSPAの設備を借りて運営しているので拡張はほぼ難しいだろう。
周りには高層マンションがあるだけで他の目的で訪れる場所はなく、立地も含めて色々と中途半端さが目立った。
ここから発展できるのか分からないが、なかなか盛り上げるのは難しいと感じさせるスーパー銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 東神奈川
経路 送迎バス
周辺の環境 コットンハーバー、高層マンション、米軍基地

●空間演出
建物外観 INSPA横浜
壁画・眺望 みなとみらいやベイブリッジ
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 各種ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 シャワーの出はいいが、時間短い
浴槽の種類 薬湯、塩化物泉
サウナ あり
温度 40~42℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(料金込み)
備え付け あり

◆人
受付 20代の女性
客層 幅広い客層


【案内】

料金

平日 :大人1,540円 子供790円
土日祝:大人1,980円 子供990円 

※大人の土日祝は入湯税が別途100円(税抜)発生致します。
※子供の入館は小学生以上となります。
※タオルセット・館内着付き
※各種アメニティあり

営業時間・営業期間

10:00~23:00(最終入館22:00)
<BAYSIDE Dining 楽>
11:00~22:00(LO21:30)
<Terrace&Cafe BARAKU>
11:00~22:30(LO22:00)
<ボディケア ナチュラ・あかすり 美々>
11:00~22:00(最終受付21:00)
<ビューティーサロン Ciel de ciel>
11:00~21:00(最終受付20:00)

休業日

無休
(年数回メンテナンス休業あり)

電話

045-548-4526

住所

神奈川県横浜市神奈川区山内町15-2

交通アクセス

東神奈川ICより約5分。国道15号「神奈川2丁目」交差点を瑞穂埠頭方面へ。2つ目の信号を「千岩町2丁目」を右折。
横浜駅・みなとみらい方面・JR東神奈川駅、京急東神奈川駅方面より無料送迎バスあり(約5分)
横浜駅西口より無料送迎バス約10分

※ニフティ温泉ホームページ転載

湯ーとぴあくま乃ゆ(東京・志村坂上)

2025-01-11 11:38:00 | 銭湯
#湯ーとぴあくま乃ゆ




都営三田線
#志村坂上

▲志村坂上


▲ここは巣鴨駅から6駅目のところ

 
▲改札口

▲地図でみると右斜め下のところに、くま乃ゆがある


▲A4出口をめざす


▲出たところ


▲左にまわり八百屋さんを過ぎて

▲ここをさらに左


▲くだもの屋さんのところに向かって真っ直ぐすすむ





▲右手にスーパーがみえてきたら

▲一度ひだりの横断歩道をわたり

▲ふたたび直進

▲道なりに歩くと


▲左側に湯ーとぴあくま乃ゆがみえてくる。元々は熊野湯という屋号のところだったようだ


▲開店前に並ぶのは高齢の女性たち


▲到着


到着すると、入り口の周りには高齢者たちが集まり、顔をあわせると女子中学生たちのようにお互いに両手を振って挨拶を交わしていた。
開店時間は公式だと14時となっているが15分前に開店し、人がなだれ込む。
下駄箱は入り口の左右にあるが、とにかく狭いので2、3人が揃うだけで窮屈になった。
中に入ると、目の前にフロントがあり、座るのは60代ぐらいの女性。お化粧をしっかりしてて、あまり客には媚びを売らない毅然としたタイプの人だった。
ちょうど自分のときは女湯に入る女性に声をかけていて、「お金払った?」と問いただしているところだった。
帰りの時は菓子パンらしきものを食べながら接客していた。
「貸しタオルありますか?」と聞くと、「はい」と出してくれて、「貸しタオルはいくらですか?」と聞くと「無料です」とこたえてくれた。
フロント前の左側(つまり入り口の壁を隔てた左側)には休憩所があり、奥にはテレビが設置してある。壁沿いを椅子が並び、背もたれ部分がステンレスなので、何となくバーにありそうな椅子の印象を抱く。テーマ不在で雑多感があるが、かといって片づけられていないわけでなく、懐かしい平成の頃の感性が充満した空間だった。
男湯は右側で、女湯は左側。

出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


のれんをくぐると、通路の奥にある脱衣場の目隠しになってるのはステンドグラスで、右側のところのくぼみのような空間にロッカーのスペースがある。
ここの壁にもテレビが設置されており、脱衣場の中には演歌が流れているが、テレビの音と重なっていた。
テレビの前にはマッサージチェアがある。試さなかったが、無料で使えるという口コミがあった。
入り口の左奥には洗面台があるが、ドライヤーのコイン投入口が壊れているらしく、綿棒の空のケースにお金を入れてくださいと書かれてあった。
所々には観葉植物が置かれ、店主の趣味というか感性がそのまま投影されている空間だった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室に入ると、この時は年末に訪れたのだがけっこう寒い。上をみると一部窓が開いていた。個人的には、寒い浴室は大歓迎。というのも室内が冷えていれば、そこで外気浴ができるからだ。
浴室自体はそれほどこだわった作りにはなっておらず、標準的な作り。
カランは真ん中に島カランがあり、左右にも並ぶ。手前左側には、立ちシャワーが一つあった。
立ちシャワーは、お湯と水のハンドルがあるもののお湯は出ず、水のみ。
右の手前にはサウナがあって、追加料金は250円の模様。なのでサウナ込みになると、800円になる。6人が入れる程度の広さだが、これも一般の銭湯では標準的な大きさだろう。
別途料金だからタオルがないと入ってはいけないと書かれてあった。
カランのシャワーは安定せず、ふつうの出のときもあれば少量しかでないときもあり、ややストレスだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は奥にあって、L字に並ぶ。
左から見ていくと、最初の左端は一人用で、深浴槽の座湯。
温度は43℃ぐらいだった。
そこから右側はすべて浅浴槽で、バイブラ、ボディジェット、電気風呂と並んでいた。こちらも43℃ほどと適温。
最後の右の手前にせり出しているのが水風呂で、こちらは詰めれば4人は入れるかなという広さだ。
水温は18℃前後ぐらいだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


壁絵は、宇宙を描いたもので、奥に土星、手前に大きく木星がタイルチップ絵で表現されている。
伝統に縛られない自由な精神を感じさせるモチーフだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲男湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯


客層は全員高齢者で、顔見知りが多いらしく、せわしく挨拶を交わしていた。
店主から客も含めてフラットな関係で、銭湯のあるべき姿をみせてくれる場所という印象だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 志村坂上
経路 城山通りを歩く
周辺の環境 コナズ珈琲、三徳

●空間演出
建物外観 古い建物
壁画・眺望 宇宙のチップタイル絵
統一感 あると言えばある
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 独特の雰囲気
シャワーの出 安定しない
浴槽の種類 座湯、バイブラ、ボディジェット、電気風呂、水風呂
サウナ あり
温度 43℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 マイペース
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 60代の女性
客層 高齢者ばかり


【案内】

住所
〒174-0056
板橋区志村1−32−20

電話番号
03-3960-5861

アクセス
都営三田線「志村坂上」駅下車、徒歩5分

休日
水曜

営業時間
14:00−23:30

※東京銭湯ホームページ転載

銭湯への提言

2025-01-05 13:45:00 | 銭湯考

今回は、銭湯についてちょっとした思いつきを書いてみたいと思います。
タイトルは提言となっていますが、大げさなことではなく個人の妄想みたいなものです。軽く読んでいただけたら幸いでございます。


■脱衣場のロッカー

最初は脱衣場に関して。
脱衣場というのは、自分の中ではなにも進化していない場所と認識しています。
なにが進化していないのかといえば、混雑しているときの対策がなにも存在していない。
おそらく江戸時代から本質的には変わってないのではないでしょうか。
しいていえばカゴからロッカーに変わったぐらいです。ロッカーはコインリターン式やダイヤル式などありますが、それは昭和から変わっていないでしょう。
混雑しているときにロッカーで隣同士になったりすると、間違いなくストレスが発生します。
基本的にお互いが譲り合ったり相手が脱ぎ終わったりするのを待ちますが、体が不自由なお年寄りだったりすると、非常に時間がかかる。これは仕方ないことなので非難するつもりは毛頭ありませんが、実際に待たされるのは事実です。
これをどうしたらいいのか?
提言としては、ロッカーと着替える場所を分割することです。
たとえばロッカーとおなじ大きさに作られたカゴを用意して、ロッカーの前ではなく仕切り板がある着替え専用の空間で着替えます。そして荷物を指定されるか好きなロッカーにカゴごとロッカーに仕舞う。
そうすると、たとえばロッカーが隣同士になったとしても、荷物を取り出すだけで、隣同士の人に気遣う必要もなく着替えることができる。
着替える場所と収納する場所が同一ゆえに非効率なことが起きています。
スーパー銭湯では空間に余裕がありますので、まずはこうしたところから着替える場所と収納の場所を別にした試みができないかお願いしたいです。


◆湯船の温度

銭湯で当たり前なこと。
それは、温度が経営者によって決められていることです。客は基本的にその温度にあわせて入らなければなりません。
大衆浴場なので当然のことで、一人ひとりの嗜好にあわせて温度を調節することなどできません。
しかしもしも家風呂のようにそれぞれ求める温度にあわせることができたら?
理想としては、追い炊き機能がある湯船があったらいいなと思います。
いまのスーパー銭湯や最近の銭湯だとシャワーの温度は調節できるので、そうした仕組みを応用できないかと考えてしまいます。
水を埋めて温度を下げることができるところはありますが、ただそれはやはり周りに気を使って中々できません。
もしも自分の求める温度に自由に変えられる湯船が一つでもあったら、誰もが楽しめる銭湯になるのではないでしょうか。
これはかなりワガママで難しいことですが、できたら画期的な湯船になります。
それと、銭湯ごとの温度の一覧表がいつもほしいなと思ってます。
湯船はサービスの中核的な部分ですが、その肝心の温度がまったく公表されていないのは不思議としかいいようがありません。こういう古い不文律が早くなくなることを願っています。


●浴室の温度

個人的な嗜好になってしまうのですが、浴室は基本的に寒くあれという考えがあります。ついでにいえば脱衣場も寒いままのほうがいい。
なぜなら、火照った体を冷やすことができる。当たり前すぎる理由です。
ところがスーパー銭湯などはとくに顕著なのですが、脱衣場は暖かいどころか暑いぐらい。
ヒートショックなどを気にしているのか分かりませんが、そもそもサウナから水風呂に入る時点でヒートショックもクソもないと思うのですが…。
体が火照ったまま体を拭いて脱衣場に来ても暖かいと汗が吹き出してきてなんのために体を拭いたのか分からなくなります。
ただ、脱衣場は古い銭湯だと番台の受付など全部組み込まれているので、受付の人が寒い中過ごすのは難しいでしょうから、古い銭湯に関しては仕方ないと思います。
せめて浴室は窓をあけて外気を取り込んでくれれば室内でも外気浴ができます。
銭湯で重要なのは、温まると同時に冷やせる場所があること。これは必ず対で用意してほしいと思うことです。

富の湯(東京・立石)

2025-01-04 08:09:00 | 銭湯
#富の湯





京成本線
#立石駅

▲立石駅

▲スカイツリーのある押上駅から四つ目のところにある

▲現在は大規模な工事中




▲改札口


▲改札口を抜けたら左に進む

▲右が北口の出口。そのまま地下道に進むと南口に出ることができる

▲外に出たら左に進む

▲ひたすら長い囲いを歩く



▲フェンスを抜けたら右斜めに進む

▲ここの細道を歩き


▲大通りに出たら、右に進む

▲右に向いたところ

▲おせんべい屋さんの前で止まり

▲左に向いて、さらに直進

▲ひよ里を横切り


▲あとは真っ直ぐ進むだけ





▲ここで左にヤマト運輸の営業所がみえてくるが


▲煙突がみえる。富の湯の裏側だ


▲鮮やかな青色

▲ということで、正面に向かう

▲先ほどのヤマト運輸の正面にでてきて

▲横に富の湯の玄関がある


▲外の入り口から男女に分かれているので、かなり昔の作りだろう


▲中に入ったところ。手前の壁裏に下足箱が並ぶ


▲男湯の入り口。到着


入り口のところに灰皿があった。最近だとこうした出入り口の灰皿は撤去するところがほとんどだが、昔ながらのスタイルを続けてるということは中も昔のまんまであることが想像できた。


壁沿いにある靴箱に靴を預けて扉をあけると、予想通り古い番台で(番台でも新しいものは遮蔽版があったりする)、座るのは50代ぐらいの女性。
愛想こそ振りまかないが、元気な声で挨拶してくれる。
「貸しタオルありますでしょうか?」とたずねると、「大丈夫、あります」と言って出してくれた。
戻すときは足下にある緑の箱に入れてほしいと言われる。
脱衣場はかなり広くて、着替えたりするのが快適だ。
真ん中と手前側にロッカー、間仕切り側には小さなテーブルが置かれてある。机上には血圧計と子ども向けのおもちゃらしきものがあった。
右端には縁側が据えられ、その右奥のところにトイレがある。
脱衣場の片々には昔ながらの木彫りの熊やピューマのぬいぐるみ、日本人形とテーマ不在で昭和らしきアイテムがふんだんに置かれてある。薄暗いのも加味して昔の雰囲気を感じさせた。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲写真は相当昔の頃と思われる

出典:葛飾銭湯ホームページ引用


出典:葛飾銭湯ホームページ引用


扉をあけると浴室もまたかなり広さがある。島カランは一つだけなので、余計に広く感じた。
手前の右側には立ちシャワーが一つ。シャワーの出は勢いがあり快適だった。
カランのシャワーも良かったが、こちらは場所によって拡散がひどかったりした。メンテナンスは微妙なところか。


浴槽は奥にあって、シンプルな構成だ。
左はバイブラの深浴槽で、薬湯でもある。ただし見た目は単なる白湯。
解説には、赤ワインの香り湯とかかれてあった。香りだけ楽しむ薬湯のようだ。
右側は主浴槽の浅浴槽で、5~6人は余裕で入れるスペース。
左右ともに温度は46℃ほどで、めちゃくちゃ熱いわけではないけど、しばらくしたら肌が赤くなった。


壁絵は、歌川広重の東海道五十三次にある箱根湖水図をモチーフにしたチップタイル絵。壁全体を覆う形で描かれているのでかなり迫力がある。
非常に見応えがあり、手前にそそり立つ山の描写はきめ細かい。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:葛飾銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


客層は、全員高齢者。お互いに挨拶しあう姿が見られた。ただ人気のところではないのか、客数はそんなにいない。
一人は杖をついて入っている人がいて、こうした人だと広くて空いてる銭湯は安心して入れるだろう。


かなりシンプルな作りで昔ながらのスタイルを貫いているので、若い人はほとんど来ないと思われる。
立ちシャワーのところは目地の汚れが目立ち、清掃にもそんなに力を入れている感じはしなかった。
ただ、安穏とした雰囲気があり、不思議と心地よい安心感を与えてくれる銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 立石
経路 西に向かう
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 歌川広重の東海道五十三次の箱根湖水図を描いたチップタイル絵
統一感 あり
置物 熊の木彫り、ぬいぐるみ
照明 やや薄暗い

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 広い
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 薬湯、バイブラ
サウナ なし
温度 46℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 声が高い
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 50代の女性
客層 高齢者ばかり


【案内】

住所
〒124-0012
葛飾区立石2−19−6

電話番号
03-3693-7809

アクセス京成押上線「京成立石」駅下車、徒歩10分

休日
月曜

営業時間
15:00−22:30

※東京銭湯ホームページ転載