銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

やなぎ湯(東京・東十条)

2021-02-16 06:29:00 | 銭湯
東京・東十条
#やなぎ湯





JR埼京線
#東十条駅
▲東京の北端にある東十条駅




▲右にみえるのは新幹線の高架だ

▲路線図はこんな感じ


▲階段をのぼり




▲改札口


▲南口にでると左に向かう






▲坂道を降りていく



▲どんどん降りていって


▲行列にぶつかる。バス停の行列


▲と思いきや、和菓子屋さんの行列だった。草月という名前のお店で、東京どらやきの御三家の一つとして数えられるものらしい(もう2つが、上野「うさぎや」と浅草「亀十」)


▲そのまま真っ直ぐ進み




▲大通りに出たところ。
左、はす向かい、真っ直ぐと道があるが、どっちを選んでも行ける。ただ、地図でみると左斜めに位置してるので、今回は左斜めの道に進む


▲目の前の横断歩道を渡り


▲左斜めの道を歩く






▲ここを右折する




▲すると、もうみえてくる






▲到着




▲階段かエレベーターであがる


▲下足箱のスペースに券売機があった


▲いろんなメニューがある


券売機でチケットを購入して中に入ると、飲食用のテーブルが並び、その左側奥にフロントがあった。

出典:東京銭湯ホームページ引用

テーブルやフロントにはコロナ対策のために透明シートが張られている。受付に座るのは60代前半ぐらいの女性。
対応はいたって普通だった。
男湯は右側で、のれんをくぐると建物が大きい割に脱衣場はふつうの広さである。


出典:東京銭湯ホームページ引用


ここでもロッカーの真ん中に透明シートで区切られていた(どれほど効果があるか分からないけど)。ほかには空気清浄機などもある。
右には洗面台。嬉しいことにドライヤーは無料だ。正面奥には露天風呂があって、窓が開かれていてるので脱衣場から覗くことができる。


浴室の扉をあけると、すぐ右手には立ちシャワーが2つ並ぶ。
左側はカランで、手前壁側と真ん中には島カラン。
島カランの向こう側にはカランがなくて休憩用に座れるようになっていた。
ここはスーパー銭湯のようにあらかじめ椅子と桶は置かれてあるので、運ぶ必要がなくて便利。
特筆すべきはシャワーだろう。いままで巡ってきた中でもっとも使いやすいシャワーだった。ヘッドは古いが湯量が多く、圧力もちょうどいいので浴びてて気持ちよかった。


浴槽は奥にあって、左側が主浴槽となる白湯。かなり広めで、一つの湯船の中に複数の設備が用意してある。
白湯の左側にはハイパージェット、座湯、ボディジェットと並び、その横に電気風呂。電気風呂もバイブラ仕様である。
真ん中から右寄りが浅浴槽で、中央に半身浴用の腰掛けスペース。一番右は浅浴槽のボディジェットだ。
温度計には養生テープで×と貼られてあったが、その上にはラミネートで「41.5度設定で沸かしてます」とある。これは面白い試みだと思った。
ほとんどの銭湯はどのような温度設定で沸かしているのか不透明で、こうした説明文があると安心して入れる。
41.5℃が個人的には一番気持ちよく、体も休まる。スーパー銭湯もほとんどこのあたりなので、万人向けとしては正解の温度なのだろう。
ここまでが白湯で、区切られた隣がシルク(白濁の微細泡)風呂。こちらも温度はおそらく同じ41.5℃ほどだろう。
白湯は最大で10人ほど入れて、シルク風呂は4~5人ほど入れる広さ。
そのシルク風呂の裏側にもカランが並んでいた。


出典:東京銭湯ホームページ引用

右奥は、水風呂。こちらもそこそこ広くて、温度はやはりラミネートで17.5℃(記憶が曖昧で間違ってるかも)と表記されていた。
手を入れると冷たく感じたが、温度だけみるとそんなに冷たくはない。
水風呂の手前側にサウナがある。
中を覗くと、この規模にしては広め。
サウナは別料金350円で、個人的にはやや高めと感じる(ただし、この地域では標準)。警告文には無断で入った場合は1000円徴収しますとあるが、実際に取られた人はいるのだろうか?


ここまでが室内で、あとは先ほど脱衣場に隣接した露天風呂がある。
露天風呂は和風の作りで、屋根が掛けられてあるので、雨の日でも利用することができる。
お湯は嬉しいことに炭酸泉。濃度もスーパー銭湯並みにしっかり確保してある。
浴槽の周りには椅子が並ぶので、外気浴もできて素晴らしい。


出典:東京銭湯ホームページ引用

客層は、主に高齢者だが、ちらほら若い人の姿もあった。
男湯では会話をする姿はほとんどみられなかったが、女湯からは話し声がずっと響いており、なかなか賑やかだった。


室内の色使いはピンク色にペールオレンジ(昔で言う肌色)と白を基本色としており、女性的なおもむき。


設備やイラストをみると少し古い感じがするので、おそらく昭和後期か平成初期あたりに作られたものではないかと思う。ただ、それでもしっかり清潔さを保っており、とても綺麗だった。
設備は一つひとつが素晴らしく、久しぶりに大当たりを引いたという気分だった。銭湯が初めての人には強くオススメしたい銭湯である。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 東十条
経路 東へ
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 ステンドグラス
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 ふつう
シャワーの出 素晴らしい
浴槽の種類 バイブラ、ボディジェット、電気風呂、ハイパージェット、座風呂、水風呂、炭酸泉(露天風呂)
サウナ あり
温度 41.5℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(30円)
備え付け あり

◆人
受付 50代の男女
客層 高齢者がメイン


【案内】

住所
〒114-0001
北区東十条3−5−15

電話番号
03-3919-0364

アクセス
京浜東北線「東十条」駅下車、徒歩5分

休日
月曜

営業時間
14:30−24:00

※東京銭湯ホームページ転載


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sun-sun)
2021-02-16 22:10:47
こんばんは。

そうそう!大当たりですよ!!

ここは大のお気に入りでよく通いました。
綺麗だし、それぞれの浴槽が広くてゆったり入ることができました。混雑すると露天風呂が芋洗い状態のこともありましたが、ストレスを感じることはなかったです。
露天風呂もシルク風呂も水風呂もすべて揃っているのがよかったな〜。
水風呂は冷たかったです。
風呂上がりに、券売機で200円(当時)の生ビール小の食券を購入してフロントに出して、ビールが出てくるまでワクワクして待って、一杯引っ掛けてから家路につく、というのがルーティーンでした。

2年ほど前に久々に再訪したら、露天風呂が炭酸泉になっていて、おお!ってなりました。
私が通っていたころは日替わりの薬湯だったので、炭酸泉の歴史は浅いのかもしれません。

私的には東十条の銭湯ってレベル高いなーと思ってます。
ほかにもお気に入りの銭湯があるので、訪問してくださっていたら嬉しいなと思います。
返信する
Unknown (southandnorthface)
2021-02-17 06:59:49
sun-sunさんへ

おはようございます。

sun-sunさんも通われていたのですね!

ここは訪れたのが金曜日だったのですが、十条や東十条あたりって銭湯の休日が軒並み金曜日だったのを知らなくて、唯一やってたのがやなぎ湯だったからとりあえず行ってみるか!となにも調べずに来たらまさかの大当たりでした。ホント東十条周辺はレベルが高いと思います。
考えてみると東京は、蒲田や北千住、東十条といった辺境が強いかもしれません。

まず建物の大きさにビックリだったのと、設備の精度が想像以上に高かったです。かなりしっかりと計算されてるなぁという印象でした。

炭酸泉は元々薬湯だったんですね。
作ったらそれで終わりじゃなくて、きちんと継続してアップデートしてるのも経営意識の高さを証明してると感じました。
お風呂あがりにビールを引っかけるのいいですね。こういうところならではの楽しみ方だと思います。

やなぎ湯を訪れてから東十条がすっかり気に入ったのと、sun-sunさんオススメの地域なので、また時間をみつけて色々と巡ってみたいと思います。
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Unknown (p4p)
2021-02-17 21:44:06
絶賛ですな!

初めての人にオススメできる銭湯って中々ないんですよね。自分は、オススメの銭湯紹介して、と聞かれて困った事がありますw
返信する
Unknown (southandnorthface)
2021-02-18 06:48:29
@p4p エイトさんへ

青森の銭湯はみんな個性派揃いだから、紹介してと言われてもなかなか選ぶのが難しいでしょうね(笑)
やなぎ湯はそれほど個性があるわけじゃないですけど、一つひとつの精度が高くて無理なく入れるところなので、すごく居心地良かったです。
うちの近所にこういう銭湯があったらなぁと思いました。
下手なスーパー銭湯よりも設備が整ってて値段も安いわけですから、満足感が非常に高かったです。
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