そゆる日記

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鞍馬行

2007年06月02日 | 寺社めぐり
鞍馬寺の満月祭に行ってきました。

昼過ぎに東京駅を出発した新幹線の車窓は小雨だったのに
名古屋あたりから雲が切れはじめ
なんと京都に着くころには晴れていました。

京都在住のTさんが車で駅に迎えに来てくれていて
鞍馬まで1時間半のドライブ。
街の並木も加茂川のほとりも、雨に洗われて緑が輝いていました。
「この季節の京都は暑くもなく寒くもなく
1年で一番いい時期かもしれません」とTさん。

そして到着した鞍馬のお宿は山門の目の前。
もう夕方4時近くでしたが、まだ明るかったこともあり
せっかくなので鞍馬寺にお参りすることにしました。


昼間も暗いことから闇山→鞍馬と言われたとされるだけあって
鞍馬山は標高500m程度とは思えない自然の豊かさ。
しかも、中門から本殿広場まで続く九十九折りの参道は、
清少納言が枕草子の中で「近うて遠きもの」と
著したというだけあってかなりな登りです。
そんな、うっそうとした緑の山道・長く連なる石段を
無心に登ることで自然とお参りする心構えになれるんですね。

山門から30分かかってようやく本堂前広場にたどりつきました。

石段を登り終えたとたんにぱあっと視界が開け、
山頂を背にした本殿金堂が目に入り、
振り向くと、比叡山とそれにつらなる山並みが広がっています。
感動すること間違いなしの、まあ本当に素晴らしいところです。


時間が遅かったこともあって本殿はすでに扉が閉まっていましたが
広場に立って場所のエネルギーを感じてみると、
グラウンディングする感じと言って解かる人には解かるでしょう。
心がすうっと落ち着く感じでとても気持ちいい。

翌日早朝、人が集まる前にもう一度来ることにして
宿に戻りました。(続く)