知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

施設にはある程度の職員数が必要・・・?

2010年11月27日 | Weblog
先月までは、なんとか勤務体制が確保出来ていたのですが、今月になって男子職員が1名退職され、十分だと思われていた体制が徐々に崩れてきました。つまり、実際はぎりぎりで運営されていたのか・・?ということです。


私も、実際に(現在持っている業務以外で)様々な業務で入ることが多くなり、ブログにまで時間がなくなってきました。


(ん・・ちょっと言い訳かも?)



特に、男子は管理職や通所授産部の職員が多くいるため、最低6名以上が抜けることになり、実際に利用者対応の業務に入れる職員は減少してきます。まして、怪我やそれぞれ自身の都合で休まれると、体制が回らなくなってきます。



当たり前・・・といえば当たり前・・・。

それぞれの施設でも、職員の確保は難しい状況になっていると思います。


ハローワーク等に新規職員募集を出しても、現在 世間は不況で仕事がない・・・と言われていても、こういった業界(福祉系)へは、なかなか来られませんね。これが現実です。


特に新規の大学の卒業生などは、少ないと聞きます(大学側の進路関係の方の話)。また、福祉系の専門学校などは、学生が集まらない・・との聞きます。


実際、毎年 受け入れていた実習生が、(予定していた)途中でキャンセルになったり、こういった業界で働こうといった意欲も少ないようで、先日も専門学校の先生方が「困っている」現状を訴えておられました。



なにが原因・・・?と考えても、いろいろな要因があるようで、一概にはいえないのですが・・・



福祉業界では、仕事をあくまでも仕事とみて、サラリーマン化している方もいます(勤務時間内で、すべての仕事を終えたい・・・以外の仕事はしたくない・・等)。逆に、福祉本来の社会に貢献することを考え、行動される方もいます。

どちらがどう・・とは言えませんが、こうした両面的な傾向が現在の職員数の確保の難しさにも現れているようですね。



しかし、こうした業界での仕事の保障は、国や自治体の責任でもあります。またこうした業界で働くことの意義や、意欲向上等も施設側にも責任があるかもしれません。(特に職員集団のまとまりや、職場の雰囲気を高める努力)



今回は、最近の状況を感じての愚痴になったかも・・・



正直、最近 この仕事が楽しくなくなってきた・・・みたいな感じもあります。



一番、迷惑するのは、もちろん利用者であることも忘れてはならないですね。
コメント (6)
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