知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

福祉施設職員の日常

2012年12月25日 | Weblog
福祉施設職員は、普段はどんな生活をされているのでしょうか?


様々な家庭環境があり、家族形態があり、また一人住まいの方は、下宿やマンション、寮等 それぞれにプライベートな部分を持っておられると思います。


なぜ、今そんなことを・・・?と不思議に思われるかもしれませんが、職員の生活や生き方が、そのまま利用者への対応や考え方に、その多くは反映されていると思います。


例えば、子供が小さい頃は、どうしても自分の子供と少なくとも比較する部分もあるでしょうし、自分の子育てが多少とも反映されることは多いと思います。また、自宅での生活形態が(24時間体制の入所施設ならば余計に)出てしまうこともあるでしょう。


家でやっている服の畳み方、洗濯のやり方、食事に関する考え方、味覚感覚、さらには日常の生活習慣がそのまま出てくることもあるでしょう。


つまり、福祉施設職員ならば、少なくとも利用者の生活援助をしている限り、自分の生活環境等の影響は出るものと思います。


これが全く・・、という方はすごいと思います。(施設での生活援助が独立した考え方で出来ている)



まあ、あまり極端でない限り、それは大きな部分で個性とも取れます。


基本的には、利用者への援助は職員間での統一事項が設けられていて、それに沿って行いますが、どうしても細かい部分になると、そこまでは徹底して詳細を明記はしていないので、職員に任せる・・・状況だと思います。



面白いのが、入浴援助の場面で、どういった洗い方がいいのか?どこから洗っていくのか?等、個性が見られます。基本は(看護師からの指示では)上から順に洗う・・ということで、陰部等は最後に・・・なんですが、洗髪ひとつとってもいろいろな方法が見られますね。


また、洗濯畳みでも、靴下のまとめ方ひとつで、全然違うので面白いなあ・・・と感じました。


特に女性になると、家庭がある方(子供が小さい方、もう成人してる方によっても違い)、独身の方(親と同居か一人住まいかでも違う)、また年齢によっても全然違いますね。



これだけ、いろいろな方法(利用者からの立場では援助される側では)があれば、文句の一つも言いたくなるものですが、利用者の方にもそれぞれのやり方があって、職員からの援助をうまく受け流している人や、こだわって全く無視する方、・・・等、皆さん適当にやっているのが、また面白いところですね。



福祉職員ならば、常に福祉を意識して・・・と言われそうですが、私は新人の方がくるたびに、「仕事以外では、出来るだけ気分転換が必要だから、許せる範囲で遊んだ方がいいよ(若い方向け)」と言っています。その意味でも「その分 仕事中は真剣に・・」と。


結構、福祉職員は雰囲気や服装?等、日常でも見分けがつくように言われることもあります。


うちの施設はそれが感じられないらしく、日常出会っても、違った雰囲気がありますね。


それがいいのか悪いのか?はまた別の機会に考えたいですが・・・



ただ、最近 いろいろ事件や問題が起きると、どうしても「夢に見る」とか「気になって寝られない」という職員もいるようです。



そういうときほど、気分転換が必要なんでしょうね。



私は、個人的に映画を観に行くことが多いですね。まあ、人それぞれです。
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