知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

余暇活動って・・・

2010年03月19日 | Weblog
利用者の方が、休日や平日でも入浴や作業のないときにどうして過ごされているのか?どううまく時間を使っているのか?これは、長年の課題です。


一部の利用者の方は、自分なりにTVを観たり、本を見たり、他の利用者さんと歓談したり、また持っているおもちゃや道具で遊んだり・・・。

結構、いろいろなことをして過ごされているようです。


もちろん、これは自発的な部分もありますが、担当の職員等がアドバイスしたり、本人の興味あるものを購入したりしてして、促していった経過もあります。


元々、TV好きな方は、自分用のTVを購入して一人で観られるようにしたので、ゆっくり自分の時間を過ごされています。(ほんとに、TV好きな方は、作業が終わり、普段着に着替える前に、まず自分のTVのスイッチを入れる・・なんて方も多いですね。一般の方が、帰ったら、まずTVのスイッチを・・・と同じですね)



こうした方は、それなりに場面や状況、その他それに見合う(本人の興味ある)物を準備すれば、自分なりに使える訳ですが、ところがなかなかこの時間の過ごし方が分からない・出来ない方がおられます。


これは重度の利用者の方に限らず、軽度の方にも多くみられ、逆に何をしていいか分からずに、イライラしている方もいます。



こういう方は、逆に職員のほうでアドバイスをしても、自分の納得がいかないものだと、受け入れてくれません。(中には、職員と話したり、接することが一番好きな方もいますが、これは職員も様々な仕事をしているため、時間が十分にとれないことが多いですね。)



全体として考えれば、こうした余暇的な時間の過ごし方を考えるときに、皆さんの興味事を見つけ出し、まず最初の試みをしていく必要があります。



一応、職員業務の中に、余暇対応(余暇の計画や立案、準備等)の係りを作っています。その係りになっている職員は、主に週休2日でない土曜日の午後や、平日の夕方の時間を使って、いろいろな取り組みを提示し、興味・関心ある利用者の方の参加を募り、自分の余暇的な時間のすごし方のきっかけを作っています。


これはあくまでも、きっかけ作りになるので、強制はしません。参加自由であり、なかには娯楽室や自室で何もせず、ぼーっとしたい方もいますから・・・?


ただ、最近は職員側の怠慢なのか、どうしても提示する内容が、マンネリ化し、利用者の方も飽きてきたようです。(参加者の減少が、それをあらわしています)



そこで、施設外部の方の登場・・ということで、以前にも書きましたが、ボランティア等も含めて、外部から余暇的な取り組みや利用者の方の興味を持てるようなことをやっていただける方を呼んで、皆さんの刺激になることを・・と考えて取り組んでいますが・・。


これは次回に報告を・・・
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