知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

利用者さんが優先か、支援員のスキル

2025年02月23日 | Weblog
11月半ばに開設した事業所も、約3か月を迎え、利用者の方も10人に到達しています。定員は基本20名なので、まだまだ募集が必要になります。

この事業所は、開設する前に支援員さんも募集し、2名の方が採用されました。

元、B型支援員をされていた方、元グループホームに勤務されていた方と、一応経験者を採用しました。
全くの素人の方は、新規事業所でやっていいくには、期間が短すぎるので、
様々な研修・実習が必要になってくるため、ある程度の経験は必要です。

そういう意味では、順調に始まったと感じています。


ただ、徐々に問題が生じ始めました。

それは、支援員と利用者の相性問題です。
当然、人間同士なので、相性の問題は必ず起きてきます。

そこで対応する支援員の資質は、自身が「障害者事業所の支援員」であることを自覚して、利用者に対応することです。

それが普通にできれば問題はありませんが、最初に感じられたのが、支援員である前に、一人の一般女性である感覚。
また、最初の作業項目が「内職」であったため、内職職員的な意識が強く感じられ、それをやっていれば無難・・・的な感覚です。

しかし、事業所の基本は「利用者」さんが存在しての事業所であることを、しっかり考えることです。

そのあたりが、十分に理解、認識されていないので、未だに利用者さんとの相性問題が生じています。

支援員さんが「自分の支持を素直に受け入れてくれる」利用者さんを贔屓し、
また、自分に反発する利用者さんを「排除」しようとする態度や言動が出てきます。

それは基本的な意識や支援員の課題でもあると思います(どこの事業所でもかかえていますね)。

特に、ある程度経験のある方や、人生経験も豊富になってくると、私たちサビ管の言うことは、なかなか聞いてくれません。
こうい場合は、経験からさすがに、新卒者や若い方は、素直に指導しやすいですね。


かといって、今から支援員の入れ替えなんて、出来ません。

何人かの相談支援さんに、ヘルプを求めたら、「まずは研修に行かせて、大事な部分を学んでくる」ことのようです。

さっそく、今月地元の自治体が主催する「研修会」に参加を申し込みました。


今後、どんどん新たな利用者さんが契約されますが、10人十色、様々な方が来られ、そのたびにどういった対応をしたらいいのか?を十分に話し合う必要がありますね。

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A型事業所らしくなってきました。

2025年02月14日 | Weblog
連日、見学の方が訪れ、またそれに伴い、体験実習の方、そして面接の方・・・と、ありがたいことに、忙しい毎日を送っております。

既に、定年年齢の65歳を超え、70歳を目前にしている身体ですが、なんとか定期的な通院をしながら、保っている状況です。
むしろ、いらない事を考えず、業務に集中することで、毎日を過ごしている感じですね。


事業所の雰囲気の写真を入れたいところですが、利用者さんの顔が入るので、今回は遠慮します。


今月は一気に4名契約され、合計7名に。今後もすでに面接の方もおられ、10名も目前です。

まだまだ、内職中心ですが、近辺の業者さんや会社の方から、施設外的な業務の依頼も受けており、本人のスキルや状況を考えながら、
取り組む予定です。
また、PC作業も徐々に取り入れており、得意にしている方に率先して行っています。


利用者さんが増えてくると起きてくる問題、課題・・・
まずは、利用者さんどうしの相性の問題、同時に支援員と利用者さんとの相性の問題・・・等々

結局、人間社会はどこへ行っても、これがついてきます。
お互い、人間であると同時に、A型だと、精神疾患を患っておられる方も多く、
その部分で、なかなか相いれない部分も出てきます。

特に支援員の問題・・・

聖人君子ではないので、人の好き嫌いもあったり、根本的な相性の問題、言葉の問題、その他様々な問題が・・・


ただ、基本は就労継続支援A型は、仕事をする場所であること。それに伴うサポートが受けられることが大きいですが、
あくまでも、本人が業務を行えることは、前提条件です。

その点を踏まえて、今後も利用者さんを増やしつつ、それぞれの利用者さんの適正も図っていきたいと考えます。


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連日の見学者、体験実習者

2025年01月22日 | Weblog
1月も、すでに3分の2が過ぎました。早いものです。

開所して、約2か月。利用者の方は、現在3名(うち1名の方は、支援員との相性の問題で、自主退職されました)。
作業項目も、徐々に増えつつあります。

現在、内職業者4社、PC関係1社との契約が始まっています。

内職業者さんの話だと、2月期は全国的に仕事量が減少するそうです。いわゆるイベント事が減るせいだとか・・・。
1年で、お歳暮・お中元・その他の季節的な行事(例えば、節分・バレンタインデー・ホワイトデー・クリスマス等々)がある時期は、その2か月ほど前から、様々な物が販売されるので、
それに関しての内容物、箱、その他様々なものが作られます。
急に忙しくなり、納品時期も早くなったり、いい面もあれば、せわしくなり悪い面もあります。

元々、B型を専門に対応されてきた業者さんは、A型ということで、完成品のレベルの高さに納得されて、継続できています。あくまでも利用者さんに感謝です。


今月に入り、ハローワークに始まり、その他就労紹介サイトにいくつか登録し、公開していると、どんどん登録者が増え、まずは見学を・・・と、連日来られています。
ありがたいです。

特にこの地域は、A型の絶対数が少なく(周辺各自治体ごとで、A型が3,4事業所という感覚ですね)、選択肢が少ない状況という現実ですね。
特に11月から開所し、まだまだ利用者募集中ということで、興味を持たれて、見学に来られます。

見学に来られた方の3分の2以上の方が、体験実習まで行われます。

当然、今まで、こうした福祉サービスを利用したことがない方も多く、利用の仕方等から説明を行い、A型を契約するまでの「流れ」を説明します。

最終的には、相談支援事業所が必要になりますが、地元の「福祉課」や「ハローワーク」へ行かれて、そこからの紹介も多いですね。

大都市圏だと、利用者の方が自身で行う「セルフ」計画が出来ますが、この周辺地域では、自治体から必ず「相談支援事業所」の必要性を言われます。
つまり、その分だけ、契約までの時間が必要というわけですね。(長くて1,2か月)

「相談支援事業所」「受給者証」等の申請によって、それぞれ契約の時期が分かります。


いずれかの障がい者手帳を持たれていると、どうしても一般就労に対しては、勤務時間やその病気に対する理解、他の方とのコミュニケーション等、様々な課題があり、
こういう場合に、福祉サービスとしてのA型の存在が必要になってきますね。

そういう意味でも、政府の政策で、このA型をできるだけ少なくしていこうとする方針は、疑問に感じます。

一番、影響を受け、行き場をなくしていくのが、利用者の方々なんですが・・・。

一般企業側も、そこまで対応していない世間の状況・・・

理解や対応も含め、まだまだ時間がかかります。

その仕組みが出来上がるまでは、A型という箱(事業所)は必要不可欠と考えます。

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新年 再始動です。

2025年01月07日 | Weblog
明けましておめでとうございます。

6日より、再始動を開始しました。


昨年11月に開所したA型事業所ですが、徐々に見学者や面接、契約者と利用者も増えてきました。

様々なネット関連の就労サイトに登録し、問い合わせも増えています。
はやり、現在はこういったサイトを主に、皆さんが希望するA型事業所を探しておられるのだと、感じました。

利用希望の方、単なる問い合わせの方、見学希望の方・・・それぞれですが、就労継続支援A型の存在が、まだまだ世間に必要とされていると、私は感じます。

一部、不必要な収入を得ようと画策し、A型を立ち上げる方もいたようですが、国もそれをなんとか防ごうと、
様々な方策を考えています。

ある意味、現存し真面目に経営を行っている事業所にとっては、少し迷惑な部分もありますが、
ここは、自然の流れで、徐々にそういった目的が金儲け等の事業所を排除すべき、
しばらくは、様子を見ていきたいと思います。


また、逆に専門的な知識も持たずに、障がい者を単なる働くコマ扱いをしている事業所もあり、
賢明な利用者の方は、それに気づき、自ら事業所を変える手立ても行っています。

中には、サービスの形態や対応が悪いため、利用者本人から事業所退職、移行の意思を伝えても、
それを拒否する事業所もあるようです。

あくまでも、ひとつの契約上にのっとったA型の形態であるため、労基を元に、それぞれ利用者さんの権利も守っている必要もあります。

現状として、A型を必要としている方々も多く、それに見合った数も存在せず、結局少ないA型事業所を探して、自分に合った形態やサービスが行われているか?を
見ながら、新たに契約していくことになりますね。


今年も、世間ではいろいろな事件が起き、国の施策も信用できないような状況です。

今、私たちがやっていかなければならないこと、それを再自覚して、今年も始動していきます。



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最初の利用者が来ました

2024年12月16日 | Weblog
おかげさまで、ようやく最初の利用者が契約を終えました。

事業所職員一同、ホッとしています。


連日、見学者や体験実習の方が来訪し、それなりにサビ管としても、業務的に忙しくなってきました。
というより、対応は私しか出来ない状況で、元B型勤務されていた支援員の方にも、電話対応等お願いしています。

ようやく、事業所らしくなってきたな・・・と皆で「これからだ」と感じています。


最初の業務内容である、地元からいただいた内職業務も、順調で、先月の内職の(たった数日ですが)給金をいただき、少ない額ながらも、初めての収入にほっこりした表情です。

来られる見学者や実習の方が、実際はA型が初めての方が多く、今から受給者証の申請という段階で、実際に契約となると、来年初めになりそうですね。


この地元自治体の福祉課は、基本、利用者さんは相談支援事業所を通して、必ず目的を設定してから契約という流れになるそうで、
セルフの方は受け付けないようです。そのため、時間がかかるのが難点。

今回、初めて契約された方は、元々A型を利用されていた経緯もあり、受給者証もお持ちでした。そのため、早い時期に契約となったわけです。

地元も、A型事業所が少ないという事情もあり、見学の依頼も多いですね。

来年の初めには、数名の契約があり、この調子でどんどん利用者さんを増やしていきたいですね。

まずは、名刺を作りました。(名前や事業所名は伏せています)





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