民主党代表選小沢氏出馬。
出馬とは競馬用語か?しかしほかに適当な言葉を思いつかない。
テレビや新聞などのマスコミは小沢氏に出てほしくないようだ。その報道にそういった論調、意図を感じる。
しかし私は菅=官総理の「暴走」を止める意味で小沢氏が代表選に出る決意をしたのは国民にためになると思う。
「政治と金」問題で世間の評判のよくない小沢氏だが、いわばさかんに増殖している悪性ガンウィルスをたたくために副作用は強いが「抗がん剤」を投与するような意味がある。
今、菅政権は昨年の総選挙で掲げた「国民生活が第一」、「コンクリートから人へ」という国民に約束した政治の方向性、精神を大きく変更している印象がある。
マニフェストとして挙げた項目の一つ一つではなく、まさに大きな方向性がである。
小沢さんの真意はわからない。彼が総理になったら、菅政権以上の悪夢が始まるのかもしれない。
しかし少なくとも小沢氏は日本の総理になることを自己目的にはして来なかったということは言えるのではないか。
「なりたい、なりたい総理になりたい」と思って政治活動をしていたならば、その機会は自民党議員時代に何回かあったはずだ。
財界にすりより、官僚にすりより、アメリカにすりより、国民を忘れる首相は何度でも取り替える必要がある。
死刑刑場初公開。
千葉法務大臣が、本来の「死刑廃止論者」の立場を捨てて、2名の死刑執行と引き換えに実現させたのが、東京拘置所の「刑場公開」。
人は人を殺してはならない、と私達人間社会は決めている。
ただし、国がする戦争と死刑は例外だ。
私達の社会が、これはしてはならないと決めていることを、国家の名のもとならいいのか、という疑問がある。
刑場の様子というものは、今まで話で聞いていたものとさして変わるものではないが、しかし実際にここで死刑執行が、淡々と公務として行われるのかという重い課題を感じる。