木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

歴史再学習で賢くなろう

2018年01月10日 | Weblog

2017年後半、体調を崩し、初めて入院生活を送った。とてもブログを書くどころではない。身体の老化が進んでいたことを改めて自覚した。総選挙も棄権せざるを得なかった。
病院にいたせいか、「安倍一強」とか「圧勝」とか言われてもピンと来なかった。
「一強」は選挙制度とマスコミによって作られたものであり、安倍の政策や実力が支持された結果ではないから。
しかし中身のない権力によって「戦争をする国」になることを防ぐのは私達一人一人の自覚ある行動や意志だということは強く感じる。
病院にいるとそこにあるものを読むしかすることがない。元々農協系の病院から始まっているので農家向けの雑誌『家の光』と『週刊文春』と『週刊新潮』しかない。外にいたら絶対手に取らない雑誌だ。
しかし今度「家の光」を読んで感心した。農家の主婦の読者を想定した編集だが、料理のレシピでも従来の作り方を紹介している。忙しい時や疲れている時などは「口へ入れば一緒よ」という平野レミさん風もいいが、それも本来の作り方を知っての上だということを感じた。
地方で地道に農業にいそしんでいる人の紹介や、TPPの解説などとても参考になった。
「文春」、「新潮」は反中、反朝鮮・韓国を編集方針の柱の一つにしている週刊誌でそんなものをわざわざ買って読むなど「時間の無駄」だから書店でも手に取ることはないが、今回初めてじっくり読んでみた。
反中に目立った記事はなかったが、反韓記事では「慰安婦像設置」に対しては日本がそもそも100年以上前に朝鮮を植民地にして、朝鮮の人々の主権を奪い、その財産を収奪してきたことには一切触れない。だからそういう歴史に無知な人は韓国の嫌がらせのように勘違いする仕掛けになっている。
ヘイトスピーチなどすることは自分の無知を広告しているようなもので、恥ずかしい限りだが、「歴史再学習」が日本人全体に必要だ。でないと「おバカな国民」として世界の人に認識されてしまう。ちょうどアメリカ人が世界のことに無知であると馬鹿にされているように。


コメント
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