木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

したたかに生きた小野小町

2022年11月20日 | Weblog
今日は昨日と打って変わって雨の降る寒い日

我が家は庭木が多いので落葉が道路にまで広がります。その掃除に追われます。
新聞に増えた校正のまちがい。
私は新聞を音読したりするので最近よくみつけます。てにおははしょっちょう。推測するに今は人がやるのではなくコンピューターが自動的に校正するからだと思うのですが。

和泉式部と小野小町(おとぎ草子講座より)。
小野小町は美人として知られています。今でも○○小町なんていう使われ方をしますが、文才があったかどうかはわかりません。歌が残っていないのです。それに対して和泉式部の方は宮廷で女房として仕えていたのでそれなりに日記も歌も残っています。
小町の悲劇は長生きしすぎたこと。70歳以上生きたんじゃないでしょうか。今では当たり前ですが、この当時身分の高い女性たちは部屋の中であまり動かない生活を送っていたので不健康。30代ぐらいで、亡くなっていたようです。「源氏物語」では年下の女性たちが先に亡くなっていますよね。
小町は若い時はもてはやされましたが、決まった夫を持たなかったために最後は落ちぶれて辛うじてあばら家に住んでいたようです。それでも彼女はしたたかに生き抜きました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする