「9条の碑建立」講演会へ。
このところ「9条の碑建立」の運動が全国的に広がっている。わが町川中島でも元防衛大臣北沢俊美氏が中心となり、このほどコンビニのすぐそばの空き地に建てられた。私もわずかながら寄付をした。まだその碑は見てないが、記念の講演会には出かけた。元朝日新聞の記者伊藤千尋氏の講演を聞いた。
マイクも使わず、原稿をみることもなく、よく通る声で氏は語った。外国への特派員経験が長い伊藤氏は行く先々、主に途上国で日本への信頼がとてもを高いことを知った。それは9条の御かげだと知った。人々は国の憲法に「非戦」を掲げた日本に尊敬と信頼を寄せてくれた。
今それを崩そうとする勢力が勢いを増しつつある。歴史を知らない無知な主に自民党の議員の声が高いからだ。なぜそうなるか、マスゴミと揶揄される報道関係者もまた無知だからである。学校の成績が良いから報道関係に職を得た連中だが、真の歴史を学んでいない。文科省が学校教育の中で平和教育や歴史教育、政治教育を意図的に避けた学習指導要領を押し付けているからだ。浅はかの極み。これを押し返す運動が今求められている。公民館のホールはいっぱいだった。市民の関心は高いのだ。平和の世こそ何より尊い。それを日本は曲がりなりにも守ってきた。国民の願いを議員も無視はできない。アメリカのような野蛮な国に従う必要はない。中国やロシアの脅威をあげつらうのは日本に米軍基地があるせいだ。米軍は日本のためにいるのではない。自国の覇権のためにいる。しかも日本の税金で。少数与党の自公は国会で無体な法律を通すことはできない。熟議の国会が求められる。自民党に過半数以上の議席を与えようと思う国民はいない。