日本の財界は何故消費税増税を求めるか

その理由を簡単に言うと彼らが無能だからなんですけど、まあ、一言じゃかわいそうだし。

消費税を上げると消費が落ち込んで景気が冷え込むということは誰でもわかりますね。
そうです、サルでもわかります。
そのサルでもわかることが「日本の財界」にたむろするポンコツ爺さん達にはわからない。
消費税率１０％に賛成しているだけでなく１６％とか１９％とか言ってますからね。
どれだけ頭悪いのかと驚きますが（何しろサル以下）、普通こういう場合、何かしら理由はあるのだろうと考えますね。

まあその、一応、バカはバカなりに理由はあるんでしょうね。もちろんそれはまっとうな理由ではないんだけど。
ひとつは、おそらく消費税を上げる代わりに法人税を下げてもらおうと。厚かましいと言うかみすぼらしいというか。
「今だけカネだけ自分だけ」と言った山本太郎が正しいことになります。
もうひとつは消費戻し税（戻り税）。
これは輸出業者に還付されるものですね。（還付っていうかなんていうか）
輸出するとその消費税率分だけおカネが日本政府から支給されるの。
理由は「輸出先の消費者から消費税をとることはできない」からなのだそうです。
かなり意味不明です。
消費税なんて、いろんな国でやってます。
他の国で戻り税なんてやってるかね？
探しても出てきませんね。一応他の国でやっているところがあったら教えてね。その仕組みも。

しかし、「消費戻り税」で検索すると「消費戻り税が大企業優遇だというのは間違いだ」と主張するバカサイトが出てきます。トップで。
「戻し税」という嘘を計算で説明します
とかいうブログかな。
どこかからおカネでももらっているのでしょうかね。計算に何の意味があるのか。
基本的に輸出業者が消費税を払うのはおかしいというスタンスですからね。意味不明すぎます。
日本の消費税は、流通でも製造でも各部分（段階）で負担しているのです。
仲買い業者も小売店も。最終的には消費者も。
製造業だって孫請けも下請けも全部払ってますね。
つまりみんなが８パーセント払っているのです。
何かを買えば消費税がかかると。
でも、還付されるのは輸出業者だけ。下請けはもらってない。
それだけで十分ですね。
明らかにおかしな制度です。
結局、消費税が上がった方が還付金が増えるのだから輸出業（特に大きな企業には）都合がいいのでしょう。

いや、だって、そうでなくて消費税を上げてほしいと思うバカ企業があったら異常でしょ。
上げれば間違いなく消費が落ち込みますからね。今や日本は貿易依存度が非常に低い国です。
内需が落ち込んだら各企業の「売り上げ」も落ち込みます。
余程桁違いに途方もなく頭が悪いやつでもない限り消費税を上げてほしがるなんてあり得ないんですよ。
脳がおかしいとしか思えない。
たぶんサルより頭悪いですよ。
（比較するのはサルに失礼だけど）

常識的には国（社会）全体が不景気になって行くことを希望するバカは、特に財界にいるはずがないと思いますよね。
にも関わらず彼らは総じて消費税を上げることを希望していると。
一応国の財政に気を使っているふり？でも安倍政権でずっと国の借金は増えていますね。
直接的に今だけ戻り税で儲かる以外の理由で消費税を上げてくれなんて言うわけがないのです。

くどいですけど、超お金持ちだって同じものをたくさん買ったりはしないんですよ。
そこそこの人達がたくさんいて普通に物を買える状態のほうが確実に景気がよくなるわけです。
賃金上げないで消費税を上げることを望む財界の人間なんてもう完全に異常。
アホとかバカとかマヌケとかそんな言葉では生ぬるいです。
ノータリンとかパープリンとかオタンチンパレオロガスでもまったく温い。
でも、それ以上言うと差別的になるので控えます。

作品５６
Brahms - Variations on a Theme of Haydn
とってもブラームス的な曲。