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外貨預金といえば米ドルかユーロで運用するのが普通です。以前は外貨のほうが金利が高く有利でしたが、近年外貨預金(米ドル、ユーロ)の金利も日本並みに低下してしまい、うまみはありません。ではどうやって外貨で儲けるかというと、為替変動でもうけるしかありません。単純にいえば、外貨が日本円に対し、て高い時に買って、円安になった時に売れば儲かります。具体的に言えば1ドル100円の時に買って、1ドル120円の時に売れば20円の儲けになります。ところがややこしいことに外貨預金では往復の手数料が取られます。この手数料が銀行の儲けになります。銀行では為替の変動に関係なく手数料収入が得られるので盛んに外貨預金を勧めてきます。一般にはこの手数料は米ドルが一番安く、次にユーロ、豪ドルと続きます。ところが、預金者は為替変動のリスクを負うのです。
最近ブラジルや南アフリカなどの新興国通貨の外貨預金を年8.0パーセントとかで募集していますが、良くできたもので、この場合、銀行が取り分の為替手数料が非常に高く設定されています。
結論から言うと、外貨預金は今ではない。たとえばユーロで説明すると、近年ユーロは1ユーロ=75¥~1ユーロ=162¥まで変動しています。今1ユーロ=139¥付近で推移しています。予測するのは非常に難しいので、素人は外貨預金NGです。それに外貨預金は預金保険制度で保障されません。
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