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津山30人殺しから80年

2020-05-28 05:19:09 | 社会

大量殺人といえば岡山県の津山30人殺しが忘れられません。日中戦争のさなかの昭和13年5月21日、集落の⅓にあたる30人を斧やブローニング銃で軒並み惨殺した事件です。犯人は22歳の青年でした。

犯人が最初に手にかけたのが祖母です。前夜のうちに村に通じる電線を切断していたので、暗闇の中斧を振り下ろした。一人残されるのを不憫に思っての犯行でした。

犯人は頭に鉢巻きをまき、2本の懐中電灯を巻き付け、手には自転車用の乾電池式ランプをもち、村中を駆け巡り約1時間半で30人もの殺人を実行しました。

  即死28人、重傷後死亡2名、負傷者3名

平成の今でもそうですが、当時村の集落では家に鍵をかけるという習慣はありません。そんな集落での犯行です。祖母殺害後、隣の家に踏み込み、妻と次男と三男を日本刀で刺し殺し、その後犯人はブローニング銃を撃ちまくりました。ブローニング銃は強烈で1発で猛獣をしとめる威力があるそうです。犯人は銃弾を100発も準備して犯行におよびました。

巡査が駆けつけた時は犯人は逃亡したあとでした。そのご、大掛かりな山狩りが行われましたが、山中で発見された時は自殺していました。現場から4Km離れた山中でした。


犯行の動機は不明ですが、1歳で父を、2歳で母を亡くしたが、小学校や高等小学校では成績優秀だあった。将来の夢は立派な兵隊になって、国に奉公することでしたが、事件の前年に受けた徴兵検査では結核と診断され、不合格になり、夢が破れる。そのことが動機ではないかと言われている。

事件は横溝正史の八ツ墓村のモデルとなりました。


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