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うちわといえばあおぐ道具ですが、古代うちわはかざすもの、打ち払うものでした。
うちわは漢字で書くと団扇と書きます.断=まるい、つまり うちわ=まるい扇(せんす)
開閉式の扇は平安時代に作られましたが、うちわは古代のさしばにさかのぼります。大型で長い柄がついていて、貴人の上にかざして、威厳を表していました。平安時代になると貴族は扇を僧侶はうちわを使うようになりました。当時のうちわは骨はなく柄と一体である棒を中心に通し扇部分のふちを枠によって固定していました。
ところでうちわの語源にはうつ+さしは であるという説もあります。つまり、虫などを追い払う意味のうつです。
現在では竹骨うちわを製造しているのは15地域ですが丸亀うちわ、京うちわ、房州うちわが3大うちわですが安い宣伝用にはプラスチック骨のうちわが大半です。柄なしの丸いうちわもイベントなどで配られています。
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