ハトをなやます、鶴と亀

鶴は、つまり日本航空のことです。日本航空の再建も難航しています。結局は、大株主の政府主導の再建になりそうです。GMみたいに、公的資金を導入しての再建になるのでしょう。でも、この問題は、前政権から続いている問題ですら、仕方がないといえば、仕方がないのですが、亀井さんの発言は新たな火種になりそうです。

亀井さんの発言はというのは、中小企業を救うには、借金を3年猶予すればよい。この持論を、ことあるごとに、発言していました。そして、24日に金融相として、10月に始まる臨時国会に関連法案を提出するかまえを示しました。果たして、これが実施された場合中小企業は救われるのでしょうか、そう思われません。経済が右から上がりに成長していれば、可能でしょうが，今見たいな低成長時代には、3年猶予しても救われる中小企業は微々たるものでしょう。そればかりか、倒産の先延ばしで、傷はもっと広がるでしょう。3年間の利子負担だけでも3兆円におよびます。それに倒産企業の損失数兆円は誰が負担するのでしょう。

最も問題なのは、鳩山さんが留守中に独断で、こんな重大政策を発表したことです。鳩山さんは、さどや、苦々しく思っていることでしょう。でも公表されたいじょう、無下にも断れず、頭が痛いところです。