あれよあれよと円相場は90円をわりこみ、昨日は84円82銭まで円高が進みました。この間、政府民主党はなんだかの手を打ってきたのでしょうか、ただ、静観していたように思えます。そればかりか、藤井財務相は円高を容認するような「円売り介入する予定はない」発言で、更なる円高を招いたように思われます。
きのうになって、各国で市場介入もあり得ると発言し、円高をけんせいしましたが、今の円高は、米国の市場金利の低下、米国のドル安容認政策が主因なので、日本一国が円売り介入しても、どうにもなりません。かといって、金利の引き下げもできません。
輸出企業のほとんどは為替レートを90円から95円に設定しています。84円は想定外です。輸出が牽引して、ようやく上向きつつある、景気も、尻すぼみになりそうです。
そして、降ってわいたような、ドバイ首長国連邦の信用不安で、更なる円高が,加速されそうです。それだけならともかく、ドバイ向け債券は邦銀全体で1000億円規模にのぼります。返せるのでしょうか、非常に不安です。、ドバイは石油がほとん採れません、それだけに、懸念がのこります。大手ゼネコンの清水建設は500億円規模の住宅工事を請け負っていますが、代金を回収できるでしょうか。
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