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クロマグロ禁輸

2010-03-16 05:43:27 | 経済

150カ国のうちの3分の2ということは、100カ国の賛成が必要ということになります。しかしEU、米国が賛成を表明しているので、残り70カ国が賛成に回れば、トルコ提案はワシントン条約の付属書1に掲載されてしまいます。こうなると、大西洋、地中海産のクロマグロの国際取引が全面的にできなくなります。つまり、日本国内で消費されるクロマグロの半分が確保できなくなります。

日本はあくまでも、反対ですが、旗色は芳しくありません。今のところ日本に同調して反対を表明しているのは韓国だけです。

もしかりに、モナコ提案が採択されても、日本に留保という手があります。しかしこの手を使うと、鯨の二の舞になりかねません。ここぞとばかり、シー.セパードが妨害活動を仕掛けてくるでしょう。

そもそも、地中海、大西洋のクロマグロ減少は乱獲、、巻網漁法による蓄養によるところがおおきいのです。日本が近海や太平洋で行っている、ハエ縄漁法では乱獲はおこりえません。

とはいっても、最大輸入国の日本にも責任のいったんはあります。輸入国の需要があるから、乱獲がおこります。日本も秩序ある輸入に勤めなければなりません。又、卵から育てるクロマグロの養殖も期待されます。ただ、養殖クロマグロの生産には10倍から20倍の小魚が必要です。100キロのクロマグロを育てるのに、1トンから2トンの小魚が必要です。

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