ニコラスが訪れた道場と師範は
沖縄剛柔流拳志會 外間 哲弘師範
上地流沖空会北谷道場 高宮城 繁師範
小林流守武館上間道場 上間 康弘師範
そこで、沖縄空手の独特の鍛錬方法を体験します。
この中でも深い言葉があったので紹介します。
「沖縄空手は相手に対しての強さを求めるものではない。
本当の相手は自分自身。
空手の技を発揮することは、生涯無いかもしれない。
痛みに耐えるような空手を修行することで、我慢する心を養える。
攻撃されても耐えられる体と心、相手と争わない我慢の心。
真の強さとは、相手を倒す強さではない。」
沖縄の空手は競技を目的に行っている空手ではありません。
体の修行を通して、心の修行を行っているのでしょう。
さて、自分自身を振り返ってみると
私は競技空手が原点です。
形をするにしても、力強く、素早く、テンポ良く演武することで
得点を得たり、相手に勝るような形を目指して練習してきました。
それを後悔している訳でもありませんが、
子ども達を指導する立場となった今、
どんな風に空手を学ばせるかが問われています。
これも自分に課せられた、鍛錬なのでしょうね。