5月23日から十日町市塩ノ又の桜花レスリング道場で、全日本女子レスリングナショナルチームの強化合宿が始まりました。
女子レスリング界では、『虎の穴』より厳しいといわれる十日町合宿です。
一応、アポを取ってから向かったのですが、担当の木名瀬コーチから丁寧に対応していただきました。
私一人で行くのはもったいないので、昨日の運動会で代休の道場生を3人連れて見学です。
道場に入ると吉田選手、浜口選手、伊調選手といった有名選手が汗を流しています。
今回は公開練習じゃないから、カメラは持ち込みませんでした。
写真は2年前の北京オリンピック前の練習風景です。
伊調選手
浜口選手(右)
吉田選手(左)
見ているだけでも彼女達のオーラに緊張してしまいます
こんな田舎にいると、トップアスリートを見る機会は少ないです。
積極的に子ども達に刺激を与えなきゃ。
さて、今日の3人はどんな刺激を受けたかな?
水翔塾では練習前や練習中の休み時間は、子ども達の好きなようにしています。
子どもは「遊び」の天才。
すぐに空手を忘れて、ドッジボールが始まります。
空手のコートが、ドッジボールのコートに変身
保育園児から小6まで、空手の練習以上にハッスルするときも
「空手の練習に来ているのだから、空手に専念すべき」
と言う考えもありますが、道場は子ども達にとって一つの社交場かな。
大人なら『飲みにケーション』だけど、子ども達は『遊びケーション』で仲良くなります。
遊びの中で、隣の学校の子や下級生、上級生とコミュニケーション。
もちろん、空手が始まれば気持ちを切り替えるように指導もしています
ようやく時間が取れたので、家の裏の家庭菜園に取り掛かりました。
これは着手前。4.5m×4.5mほどの小さな畑です。
となりの家の庭には、まだ雪が残っています。(奥に見える白いやつ)
石灰を5キロほど撒いて
これを剣スコップを使って耕します。
1時間も掘り起こしていたら、かなり疲れました
2週間ほどしたら、買ってきた種を蒔いたり苗を植えたりするけど、今年も時期が遅かったかな
作るのは、毎年、トマトとナス、オクラです。
子ども達を野菜に例えるなら、畑は道場でしょうか。
土(施設)だけじゃダメですよね。
肥料(指導者と保護者)がしっかりないと。
肥料は多すぎても、少なくてもダメで、適度な量が必要。
このサジ加減が難しい。
なーんて考えながら、畑仕事をしてました。
作業の終わりに、タラの芽を摘み取って晩ご飯のオカズにします
もちろん自生している天然モノです
1年ちょっと前に、他県の先生から聞いた実話です。
保育園の年長で空手を始めた男の子がいます。
仮にAくんとしましょうか。
Aくんは空手大好きな子でしたが、なかなか上手くなりません。
小学校1年生から全少予選に出場しましたが、3年生までは全て1回戦負け
1回戦で負けるもんですから、早い時間に The End です。
お母さんが「もうあなたの試合が終わったのだから帰りましょう」と聞いても、
「〇〇道場の△△君が、決勝まで行くと思うから見ている」と言います。
そして、全試合が終わっても閉会式まで出ていたそうです。
4年生になってAくんは、初めて1回戦の壁を突破しました
(でも2回戦で敗退)
この1勝を足がかりに、5年生になるとベスト8まで勝ち残ります。
さらに、6年生では決勝戦で負けたものの、準優勝の成績で全国大会へと進むことができました
師範の先生曰く、「空手が好きで、練習熱心なところもあるが、負けても閉会式まで残る彼の気持ちが強くさせたんだ。」
水翔塾でも一昨年までは、仲間の全試合が終わると会場を後にしていました。
単純な私は、この話を聞いて去年から(遠隔地を除いて)閉会式まで残るよう保護者の方にお願いしています。
保護者の方も快く了解してくれました。 …たぶん
写真は先日の全中予選の閉会式です。
入賞できなかった多くの選手は自分の試合後に帰っていましたが、中には途中で負けた子も参加しています。
きっと、その子が未来のチャンピオンになる事でしょう
さらに閉会式まで参加することが、主催者にたいする『 礼 』だと思います。
十日町市に女子サッカー日本代表チーム(なでしこジャパン)が強化練習に来ています。
今日が最終日で、せっかくの機会だから見学に行ってきました。
場所は当間高原リゾート・ベルナティオです。
日韓ワールドカップの時には、クロアチアチームのキャンプキャンプ地として取り上げられました
それをきっかけに、サッカーグラウンドは「クロアチアピッチ」と名づけられ、設備の良さからJリーグのチームも時々やって来ます。
今日は男子チームとのゲーム形式の練習
降りしきる冷たい雨の中で、選手達は走り続けます。
↓こちらが有名な澤 穂希(さわほまれ)選手?
監督らしい人がゲームも合間に、アドバイスを出します。
選手の皆さん、はるばる新潟での合宿をご苦労様でした。
日曜日の国体予選&全中予選では、予想通り中学生と高校生の反則が目立ちました
どの選手も、「触れてはダメ」の上段突きに苦労していたようです。
次の全少予選も、同じように反則負けが続出するかも
よほど体で覚えさせなきゃって感じです。
とりあえず、ミットに向かって上段突きを当ててみました。
次に、同じくミットに向かって「触れずに極める」練習です。
「当てる」と「触れないで極める」の違いをはっきりと覚えて欲しかったんですけど…
仕上げは、メンホーを着けての極めの練習
こんなもんで大丈夫かなぁ?
とにかく、やるだけやってみようと思います。
続いて蹴りの練習でも、保護者の皆さんから協力してもらいました。
選手、指導者、親の三者でスクラム組んで全国を目指します。
2010年5月9日 三条市下田体育館
国体1次予選会を兼ねたこの大会に、水翔塾からは3人の選手が出場しました。
結果から言いますと、夏穂が全中へのキップをGETです
私は何もしていません。出稽古先の先生と、彼女を支えてくれた家族、そして何より本人の努力の賜物です。
いま水翔塾で一番努力をしている子です。
「努力は人を裏切らない」の言葉を証明してくれました。
他には桐吏が個人組手で1回戦敗退、萌依が女子個人形4回戦敗退(ベスト8)の結果でした。
残念ながら負けた二人も、勝った夏穂も、次につながる課題を見つけてくれていたら幸いです。
試合結果です。(なお、私のメモですので公式記録ではありません)
女子個人形 全中出場者:村山夏穂(水翔塾)、渡辺ほのか(分水)、3位:秋山響子(直心会)
男子個人形 全中出場者:秋山達哉(直心会)、篠原寛弥(燕真)、3位:増井瑞希(新潟第一中学校)
女子個人組手 全中出場者:佐藤陽菜(栃尾スポ少)、北野未華(拳心会)、3位:田村のぞみ(燕真)
男子個人組手 全中出場者:篠原寛弥(燕真)、五井海斗(栃尾スポ少)、3位:小林拓馬(栃尾)
すみません 団体戦は記録してきませんでした