ニコラスが訪れた道場と師範は
沖縄剛柔流拳志會 外間 哲弘師範
上地流沖空会北谷道場 高宮城 繁師範
小林流守武館上間道場 上間 康弘師範
そこで、沖縄空手の独特の鍛錬方法を体験します。
この中でも深い言葉があったので紹介します。
「沖縄空手は相手に対しての強さを求めるものではない。
本当の相手は自分自身。
空手の技を発揮することは、生涯無いかもしれない。
痛みに耐えるような空手を修行することで、我慢する心を養える。
攻撃されても耐えられる体と心、相手と争わない我慢の心。
真の強さとは、相手を倒す強さではない。」
沖縄の空手は競技を目的に行っている空手ではありません。
体の修行を通して、心の修行を行っているのでしょう。
さて、自分自身を振り返ってみると
私は競技空手が原点です。
形をするにしても、力強く、素早く、テンポ良く演武することで
得点を得たり、相手に勝るような形を目指して練習してきました。
それを後悔している訳でもありませんが、
子ども達を指導する立場となった今、
どんな風に空手を学ばせるかが問われています。
これも自分に課せられた、鍛錬なのでしょうね。
我が家のブルーレイレコーダーにはキーワード自動録画機能があって、キーワードの一つに「空手」を入れてあります。
だから空手の名の付くテレビ番組は自動的に録画されます。
しばしば三流アクション番組も、録画されちゃいますが
昨日、レコーダーに録画された番組を覗いて見ると
1月2日にNHK BSで放映された『これが日本の武道! SAMURAI SPIRIT』が録画されてました。
NHKの番組だから、ふざけた内容じゃないだろうなと思い見てみると
登場したのがデンマーク出身の空手家 ニコラス・ペタス拳士
彼は極真ヨーロッパチャンピオンでK-1でも活躍しましたね。
その彼が、各種の武道を体当たりでリポートし、武道の核心に迫る内容です。
柔道、剣道、弓道、相撲などいろんな武道を体験したようですが、あいにく空手道のみの録画でした。
さて、その空手編ですが、最初に極真全日本三連覇の偉業を持つ数見肇拳士の道場へ出向いての対談です。
ニコラス 「数見さんはいつも何を考えて試合や練習に臨んでいたのですか?」
数見 「試合を目指していた時は勝つことを目標としていた。
でも、スポーツで終わってはいけないという気持ちもあった。
勝っても勝っても自信がもてない部分があった。
空手とはなんだろうと言う疑問に当たった。
空手は形だと思う。
空手イコール形だと思っている。
空手の技とは形から来る技だと思う。
試合は非日常である。
普段、自分が生きていく中で空手が活かされるのが一番良い。」
「空手は形だと思う」
フルコンタクトの空手を極めた人が発した、深い言葉でした。
その後、ニコラスは沖縄空手を学びに飛び立ちます。
沖縄剛柔流、上地流、小林流の各道場で沖縄空手を体験しました。
続きは次回
タイトルに喰いついた方、ゴメンナサイ
思い起こせば、二十歳の頃… の話ではございません
今日はお隣の小千谷市の病院で、日帰りの人間ドックを受診してきました。
人間ドックは何度も行きましたが、今回は脳ドックと胃カメラを初体験です。
まずは脳ドック
このようなMRIの中に入って、輪切りの頭を撮影します。
1時間以上もかかりましたが、撮影中はほとんど寝ていました
頚動脈と脳内には、動脈瘤(血管のこぶ)もなく100点満点との診察を受けました
続いて胃カメラ
鼻からカメラを挿入するため、事前に鼻と喉に麻酔液を滴下します。
これがくせもの。
年末の扁桃炎のような、とっても嫌な違和感
鼻からカメラが入ってくる時には、なんとも言えない気持ち悪さ
診断は、素晴らしい胃壁と言われたのが救いでしょうか
自分なりに判断すると、あと300年は生きられそうです