という訳で今日は久々にゲーム紹介をしていきます.
セガが1988年に出したアーケードゲーム,
「コードオブジョーカーS」です.
○ストーリー
「レオン大将軍」との戦いから1年.
突如政府は「反政府テロ組織『AST』の撲滅」を名目に,
アルカナタウンに軍隊を投入してきた.
無実を証明するため,
そして人類の危機を救うための新たな戦いが始まる….
○ゲーム概要
本作は1987年に稼働したベルトスクロールアクション,
「コードオブジョーカー」の続編ともいうべき作品です.
前作のクールでスタイリッシュな演出はそのままに,
より爽快感のある内容となっています.
○新キャラクター
前作のプレイヤーキャラである「ジン(J)」「コウ(COHEN)」「マリーネ(MARY)」「ガン・ジー(GUN-Z)」に加え,
本作では新たに2人のキャラが追加されています.
・タケル(TONY)
前作でフルーツショップを営んでいた少年で,
レゴメノンによって屋台を破壊されて窮地に陥っていたところをジン達に助けられ,
その恩返しとして戦うことになりました.
体は小柄で攻撃のリーチは短いですが,
その分身軽さと緊急回避の性能で優れています.
ジョーカー「THE DEVIL」は体力やジョーカーの回復ができるアイテムをランダムに発生させるもので,
特に多人数プレイでは必須というべき存在です.
・サヤ(SHIORI IZAYOI)
前作の永パ防止キャラがプレイヤーキャラとして参戦します.
前作でジンのエンディングを見た人ならにやりとする演出です.
かつて祖父を人質に取られてレオン大将軍に従わされていたのですが,
今回はその祖父を救うためにASTに協力することになります.
和服姿ということで足は遅めですがダッシュ性能に優れ,
つかみ状態からの「居合斬り」によって敵に大ダメージを与えられます.
ジョーカー「THE MOON」は一定時間無敵+スピードアップ+分身による攻撃力アップというもので,
多人数プレイでは味方にも効果があるため,
ぜひ1人は入れたいところです.
○前作からの変更点
前作のシステム上での重要キャラが揃ってプレイヤーキャラとなったこともあってか,
ゲームシステムも若干変更されています.
・前作にあった「買い物」要素は廃止され,
道中で囚われの身となっている市民を助けたり,
樽やドラム缶を破壊したりすることで出現するアイテムを拾うことで,
点数を得たりパワーアップしたりというシステムになっています.
・各ステージに制限時間が設けられ,
時間切れになると無条件で1ミスとなるようになりました.
めったに起こらないことではあるのですが,
稼ぎの際には注意しておくべきところでしょう.
○ステージ紹介
・ステージ1
アルカナタウンを突如襲った政府軍との戦いがメインとなります.
兵士たちに混じって怪しげな戦闘員が混じっていることから,
前作の敵である「レゴメノン」の関与を感じさせます.
ボスの《ベリアル》は見た目は迫力満点ですが耐久力は低めです.
サヤなら「居合斬り」の一撃で倒せるので,
ぜひ狙っていきたいところです.
・ステージ2
「レゴメノン」の関与を感じた一行は真実を確かめるべく,
首都へ向かう列車の始発駅へと向かいます.
この面から囚われの身の市民の中に「戦闘員」が混じっていることがあり,
注意しないと思わぬダメージを受けてしまいます.
戦闘員を引いてもいいようにうまく立ち回る必要があります.
ボスの《メイラン》は見た目は小柄な中華風の少女という感じですが,
ジョーカー《STRENGTH》を使ってきます.
不用意に近づくと即死してしまうこともあるため要注意です.
・ステージ3
首都へ向かう列車上での戦いになります.
ヘリから次々と戦闘員が出現する難所ですが,
AIナビゲーターの「トキオ」が援護射撃をしてくれるので,
それをうまく活かせるかどうかが鍵となります.
列車が山岳地帯へ向かい,
雪が降り出したところでボスの《ハデス》が登場します.
見た目に違わず強力な攻撃を連続的に繰り出す強敵で,
「ジョーカー」の使い所が重要となります.
・ステージ4
レゴメノンの首領がとある軍事産業を担う大企業の社長「ノア」であることが判明,
彼を追う戦いが始まります.
ここでは《アラクノフォビア》や《ベルゼブブ》など,
前作のボスキャラが大量に登場します.
前作に比べると弱体化したとはいえ,
次々と強力な攻撃を繰り出してくる様は脅威です.
官邸で遂に「ノア」を追い詰めたと思ったところで,
レゴメノンの「女幹部」的な雰囲気を持つ謎の女性《クロエ》が立ちはだかります.
素早いダッシュ攻撃,
そしてこちらのジョーカーを無効化してカウンター攻撃をしてくるジョーカー,
《THE HIGH PRIESTESS》を使ってくる厄介な敵です.
ジョーカーを自由に使えず苦しい戦いとなりますが,
十分間合いを取れればジョーカーは問題なく使えるので,
特に多人数プレイのときには意識しておくとよいでしょう.
・ステージ5
逃亡を果たした「ノア」は宇宙ロケって発射基地へと向かい,
ロケットへと向かいます.
行き先は宇宙ステーション,
そこに搭載された大量の核ミサイルを利用し,
地球を「火葬」しようとしているのです.
プレイヤーは「ノア」を追って宇宙ロケット2号機へと目指しますが,
道中には《ケット・シー》《パンドラ》など,
当時のセガの代表的なキャラ達が立ちはだかります.
そして待ち構えるボスは「サヤ」の祖父を素体とした改造ゾンビ人間,
主人公たちの持つ「ジョーカー」全てを操ることができる強敵です.
それぞれの効果を理解し,
効率よくダメージを与えることが大事です.
・ステージ6
宇宙ロケットに乗り込んでたどり着いた宇宙ステーションが,
本作の最後の戦いの舞台となります.
道中では小柄な少女戦闘員が次々と登場,
ジョーカー「THE LOVERS」を使ってプレイヤー達を苦しめてきます.
ポイントは彼女らが必ず2人1組で登場するので,
2人のうち1人を素早く倒せばジョーカーを打たれずに済むことです.
冷静に対処していきましょう.
ラスボス前に立ちはだかるのは前作のラスボス「レオン大将軍」によく似た「メカレオン」.
前作でも猛威をふるったジョーカー「THE TOWER」を連打してくる強敵ですが,
それに加えて少女戦闘員達の『THE LOVERS』にも対処しなければならないのが難しいところです.
「ジョーカー」が余っていれば連打で何とかなりますが,
その「ジョーカー」を切らしていると一気に強敵となります.
ここまで「ジョーカー」を無駄遣いせず効率よく攻略してゆくスキルが求められます.
そして最終ボス「ノア」は,
空中浮遊やテレポートでこちらの攻撃を躱しつつ,
超強力なジョーカー「DEATH Ω」を連打してきます.
普通にやると非常に強敵ですが,
他のジョーカーと違って自身にダメージ判定があり,
すかさず攻撃を行うことでジョーカーが「裏切って」ノアを攻撃してくるようになります.
ジョーカー発動のタイミングを見切ることが大事です.
○エンデイング
「ノア」を倒すことで,
ゲーム自体もエンディングを迎えることになります.
その後は各キャラの日常を描いた1枚絵をバックに,
スタッフロールとなります.
・アヤカとドライブに行くジン
・署長室でトキオに飲みすぎをたしなめられるガン・ジー
・ライブでギターを演奏するコウ,その横ではクロエがボーカルを担当
・新たにフルーツパーラーを開店したタケル,客たちに混じって捕虜となっていた市民たちの姿も
・孤児院の再興に成功したマリーネ,孤児たちに混じってかつての少女戦闘員の姿も
・道場に戻り,メイランに剣術を教えるサヤ
どれもキャラたちのつながりを感じさせる印象的な絵となっています.
ストーリーの流れとともに,
ぜひ一度実際に見てほしいところです.
○まとめ
前作に比べてシステムはシンプルですが,
その分かんたんな操作で爽快感が得られるゲーム性となっています.
難易度は高めですがゲーセンで見つけたらぜひ一度プレイしてもらいたいところです.
皆様よろしくお願いいたします.
以上,「コードオブジョーカーS]のレビューでした.
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