転生の宴

アヴァロンの鍵対戦会「一番槍選手権」を主催するNishiのブログ。最近はDIVAとDBACのプレイが多めです。

切札戦士 ジョーカー13(ワン・スリー) 第14話

2014-08-27 01:15:25 | 創作物(M・o・Aちゃん他)
昨日は夜から新宿経由で高田馬場へ。
勿論目的はミカドのダラバーな訳ですが、
今回は「対戦ダライアス」がメイン。
ワキナオ星系マルウでスコアアタックというのが基本ルールなのですが、
自機の耐久値を上げる「アーム」が大量に出てくる「防御力上昇ルール」、
かつ使える機体が初代ダライアスモチーフの「オリジン」のみということで、
非常に派手な試合運びとなりました。

なお結11010果1001000は01010101101001010




<<<切札戦士 ジョーカー13>>>

(主題歌:レッツゴー!ジョーカー13)

♪ジョーカー!ジョーカー!レッツゴー!燃える剣が悪を切り裂く!アルカナ・エンジン全開だ!
無敵の戦士ジョーカー13(ワン・スリー)!…

第14話 白銀の騎士!その名はヴァイス・ヘルメス

(前回までのあらすじ:西トーキョーに現れた巨大怪人・ベルゼブブ!ヒノカミ・ヒトシはベリアルとの戦いで満身創痍のジョーカー「ソーラー・フレア」に乗り込み戦いを挑むが、ベルゼブブの圧倒的な力の前に、絶体絶命のピンチに陥ってしまう…!)

「くそっ、もう立ち上がれねえのか…」ヒトシはペダルを何度も踏み込むが、その度にスクリーンはエラー表示で埋め尽くされる。恐らく先ほどの剣撃で脚の動力をやられたのだろう。

ソーラー・フレアは片膝を付いた状態のまま動かない。予備のスラスターで短時間なら浮遊移動が出来そうだが、戦線から離脱するには出力もエネルギーも不足している。

一方ベルゼブブはASTの戦闘機からのチャフ弾を浴び、狂った様に蠅型ミサイルを乱射している。目眩ましは有効に作用している様だが、そう長くは持つまい。

『マスター、脱出して下さい』コクピット横のスピーカーからFM音源めいた少女の声が届けられた。ソーラー・フレアに組み込まれたAI「マリーネ」である。『この状況で、ベルゼブブを撃破する方法は、一つしかありません』「そうか…」ヒトシはマリーネの意図に気づいた。「…なら、俺も付き合うぜ」

そう呟いた直後、ヒトシの脳裏に彼の短い人生が再生されはじめた。高校入学と共に西トーキョーに現れた謎の巨大怪人。幼なじみの少女、アヤに助けられ、ASTの秘密基地に案内されたこと。そこで対巨大怪人用戦闘メカ「ジョーカー」のうちの一機、ソーラー・フレアと出会ったこと。

やがて彼はジョーカー適性を認められソーラー・フレアのパイロットとなり、巨大怪人を次々と撃破していった。そして恐らくこれが俺の最後の戦いになるだろう、俺がいなくなっても、皆はうまくやっていけるだろうか――死を前にして、ほんの少しの不安が心をよぎった、その時だった。

「ヒノカミ君?まだ諦めちゃ駄目よ!」マリーネとは異なる、若い女の声がスピーカーを響かせた。「キョウゴク博士!」ヒトシは思わずスクリーンを見上げた。

スクリーンが上空の一点を拡大して映し出す。輸送用の小型ジョーカー「ルイン・ガーディアン」。それがワイヤーで牽引しているのは見たこともない白い戦闘機風の機体だ。

ルイン・ガーディアンの姿を認めたのか、ベルゼブブは輸送機に向けて蠅型ミサイルを放った。「させるかっ!」ヒトシはソーラー・フレアの腕機銃を蠅の一団に向けて放った。機銃の直撃を受けて、次々と蠅は爆風と変わってゆく。

蠅の1つがルイン・ガーディアンのスラスターをかすめた。「きゃあっ!」キョウゴク博士の小さい悲鳴がヒトシの耳にも届く。「まずいぜ…!」ヒトシは予備のスラスターを全開にし、落下点に向けて一気に飛び込んだ。

間一髪、ソーラー・フレアの腕はルイン・ガーディアンの機体を受け止めていた。その後ろでは上空でタイミングよくワイヤーから切り離された銀色の機体が空中で変形を開始。そして人型になった後、膝立ちで着地していた。

ソーラー・フレアとルイン・ガーディアンのハッチが同時に開かれた。「キョウゴク博士…!」ヒトシは白衣と黒タイツに身を包んだ若い女博士をコクピットから救い出しながら尋ねた。「あの機体は?」「話しは後よ、今あのジョーカー――『ヴァイス・ヘルメス』を操縦できるのは、あなたしかいないわ」「ヴァイス…」

二人はソーラー・フレアから降り、ヴァイス・ヘルメスの足元に向かった。キョウゴク博士がタブレット型端末を操作すると、ヴァイス・ヘルメスのハッチが開いた。ヒトシは急いでコクピットへと乗り込んだ。

ハッチが閉じ、ランプ・スクリーンが一斉に点灯する。幸いにも操縦方法はソーラー・フレアと殆ど同じようだった。「今からマリーネのバックアップを送るわ。ソーラー・フレアの時と同じように、あなたをサポートしてくれるわ」スクリーンにはデータ転送バーが一気に伸び上がるのが映しだされていた。

スクリーン点灯から5秒、マリーネのバックアップ転送が完了。同時にアルカナ・エンジンが一斉に稼働を開始した。「ヒノカミ君、動ける?」「エンジン異常なし、AI機能異常なし。今すぐにでも動けます」ヒトシはコクピット内のカメラに向けてサムズアップをしてみせた。

ヴァイス・ヘルメスはゆっくりと立ち上がる。スクリーンにはチャフから回復したベルゼブブが新手の機体に気づき、剣を構え直すのが映しだされていた。「さあ、ここからが本番だぜ、ベルゼブブ!」ヒトシはハンドルのグリップに力を込めた。


(©SEGA)

<<<CM>>>

「また負けちゃたよお…」「落ち込まないで!これを食べるんだ!」「わーい!明日はホームランだ!」ちびっ子たちの夢を支えるおいしさ!「ジョーカー13カレー」!

「ヘルメス・チェンジ!」戦闘機からロボットに完全変形!巨大怪人をやっつけろ!「究極変形『ヴァイス・ヘルメス』」遂に登場!

<<<次回予告>>>

新たな力、「ヴァイス・ヘルメス」によって、ベルゼブブの撃退に成功したヒノカミ・ヒトシ。一方、学園では謎の昆虫軍団の襲撃を受け、大混乱に陥っていた!学園を守る為、野球部主将シラヌイ・ゴロウが採った驚くべき「秘策」とは!

次回「切札戦士 ジョーカー13」、「生還せよ!決死のホームラン競争」お楽しみに!

(エンディングテーマ:夕焼けのジョーカー)

♪男はいつだって 顔で笑って 心で泣いているものさ 皆の悲しみ 辛さを一人背負って 男は今日も征く…

『この番組は、ご覧のスポンサーでお送りいたしました』

<<<切札戦士 ジョーカー13 またみてね!>>>

…と突然謎の特撮番組が挟まってしまいましたが、
要は《バックアップメンバー》が特撮などでの「主役メカ交替回」的な雰囲気だったので、
勝手に短編をでっち上げたというだけの話です。
勿論公式とは全く無関係な訳ですが、
カードイラストや能力からその背景となったストーリーを想像するというのはなかなか面白いので、
皆も色々考えてみると良いかも知れません。

そんな訳でちょっとした短編の紹介でした。

――

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