座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

大安晴天!

2013年11月16日 | お正月

本日、大安土曜日ともあって、本殿での初宮詣、七五三詣、新車のお祓いと多くの皆様にご参拝頂きました。また、外の祭り「地鎮祭」「入居のお祓い」、兼務神社の七五三奉仕と一日があっという間に過ぎました。

明日も七五三詣でご来社の皆様がいらっしゃると思いますが、午後からの天気がちょっと気になります。明日も引き続き、雨に備えて、参集殿の3階を写真撮影の場として開放致しますのでどうぞご利用下さい。

本日の境内の様子です。

年末に向けて地鎮祭を行われる方がいらっしゃいます。地鎮祭は予約となりますので神社までお問い合わせ下さい

地鎮祭は、「とこしずめのまつり」ともいい、土木、建築工事を始める前にその土地の神様に、工事の安全と変わらぬ守護を願うお祭りです。とは言いましても一生のうちに1度ないし2度あるかと言うお祭りかもしれません。これから、地鎮祭を行う方に地鎮祭の式次第についてお話し致します。

当日は、地鎮祭開始の約30分前に現地に到着し、祭壇を舗説致します。(忌竹、祭壇、神饌、盛砂など)その後、お施主さん、施工(設計)会社の皆さんがお揃いになられましたら式を開始致します。
 
 
式の次第は下記の通りです。
 
一、修祓(しゅばつ)
    神饌、玉串、参列者をお祓いいたします。
一、降神の儀(こうしんのぎ)
    神様をお迎えいたします。
 一、献饌(けんせん)
    神様のお食事をお供えいたします。
一、祝詞奏上(のりとそうじょう)
    神様に工事開始の奉告ならびに工事の安全を祈願いたします。
一、四方祓の儀(しほうばらえのぎ)
    土地、地縄の四隅をお祓いいたします。神主とお施主様にお手伝いを頂いてお祓いします。
      ・神主 大麻(おおぬさ)にてお祓い
      ・お施主様 お米・お塩・切麻(きりぬさ)にてお祓い
      ・お施主様 御神酒にてお祓い
一、地鎮の儀(じちんのぎ)
    土地に鎌・鍬・鋤を入れます。
      刈初の儀(かりそめのぎ) 鎌・・・・・・設計者
      穿初の儀(うがちぞめのぎ) 鍬・・・・・お施主さん
      鋤入れの儀(すきいれのぎ) 鋤・・・・・施工会社
左から鍬(お施主さん)、鋤(施工業者)、鎌(設計会社)
一、鎮物埋納の儀(しずめものまいのうのぎ)
    土地の神様へのお供え物を土の中にお埋めいたします。
一、玉串奉奠(たまぐしほうてん)
    玉串をお供えし拝礼します。
一、撤饌(てっせん)
     お供えした神饌をお下げします。
一、昇神の儀(しょうしんのぎ)
    お迎えした神様をお送りいたします。
一、神酒拝戴(しんしゅはいたい)
    参列した皆様で、お下げした神饌(御神酒)を戴きます。
 
地鎮祭後は、上棟祭(柱が立ち、棟木をあげる際に行われるお祭り)、竣工祭・入居清祓い(建物が完成し、入居するにあたり行うお祭り)と進みますが、現在は行うお施主さんも少なくなっております。
 
地鎮祭でお迎えする神様 氏神様・産土大神『うじがみさま・うぶすなのおおかみ』(その土地地域の神様)・大地主大神様『おおとこぬしのおおかみ』をお招きし地鎮祭を行います。
 
上棟式でお迎えする神様 氏神様・産土大神『うじがみさま・うぶすなのおおかみ』(その土地地域の神様)・大地主大神様『おおとこぬしのおおかみ』、建物の神様である、屋船久久遅命『やふねくくのちのみこと』、屋船豊宇気姫命『やふねとようけひめのみこと』、匠の神様、手置帆負命『たおきほおいのみこと』、彦狭知命『ひこさしりのみこと』をお招きしてお祭りを行います。
 
棟上幣